洋画1970~00年代
「エンゼル・ハート」(原題:Engel Heart, 1987)を見る。原作は“悪魔のバイブル”と評されるウィリアム・ヒョーツバーグの小説「堕ちる天使」。 監督は「ミッドナイト・エクスプレス」のアラン・パーカー。ミステリータッチでスタイリッシュなオカルト映画…
「ディア・ハンター」(1978)が、4Kデジタル修復版で12月14日から、角川シネマ新宿、アップリンク吉祥寺 ほかで全国公開が始まった。 「ディア・ハンター」というと、あの”ロシアン・ルーレット”の息苦しい緊張感で苦しくなった記憶がある映画。あれか…
見逃していた作品の1本、スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の「抱擁のかけら」(2009)を見た。この2,3年でアルモドバル監督の作品を見たのは「人生スイッチ」「私が、生きる肌」「アイ・アム・ソー・エキサイテッド」などだが、個人的好みでは「…
「エアポート’77 バミューダからの脱出」(原題:Airport ’77、1977)を再見した。 まるでオスカー俳優(アカデミー賞受賞俳優)だけを集めたような豪華な顔ぶれの映画だ。 ”オスカー俳優”は「酒とバラの日々」「フロント・ページ」のジャック・レモン、「シ…
「CHLOE/クロエ」(原題:Chloe, 2009、公開2011年)を見た。 アメリカ、カナダ、フランス合作映画。夫の不倫を疑う妻が、その確証を得るために娼婦クロエに夫を誘惑するよう依頼したことで家庭崩壊へと追い詰つめられていく。愛憎と官能のミステリー・サス…
「きみに読む物語」(原題:The Notebook, 2004)を再見した。 初見は、台湾の劇場で夜中に眠い目をこすりながら日本語字幕なし(字幕は中国語)で見たので、セリフなど細かくは理解していなかった。再見してよくわかった。 主演のライアン・ゴズリングは当…
「48時間」(原題:48 Hrs.、1982)を見た。 見ているはずと思ったが見ていなかったようだ。 この映画は1980年代のアクション映画の方向性を決定した映画とも言われている。バディ・アクション映画で、バイオレンスにコメディあるいはおふざけ要素をミックス…
映画「シザーハンズ」(原題:Edward Scissorhands、1990)を見た。実は初見。 主役の人造人間”ハサミ男”の役は、当初「レインマン」等で人気が出ていたトム・クルーズにオファーされたという。ほかの撮影スケジュールの都合で断られ、テレビでは知られていた…
「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(原題: YES MAN、2008)を吹き替え版で再見した。前回見たときに、あまりにも面白かったので、Gyaoで配信されているのを知りまた見てしまった。何度見ても、笑わせ、うならせる。 主演のジム・キャリーは「マジェス…
「マーフィーの戦い」(原題:Murphy's War, 1971)は「ブリット」(1968)のピーター・イェーツ監督、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール主演。テーマ音楽はジョン・バリー。guchさんが記事にしていたが、未見かと思ったら、1972年ごろ劇場二番…
「バイオハザード」 (原題:Resident Evil、2002) を見た。シリーズはこれまでに6本作られているが、このシリーズを見るのは今回がなんと初めて。”今頃見たのか”シリーズの1本と言える。「エイリアン」も数年前にはじめて見たほどで、ゾンビ、異星人登場のS…
韓国映画「映画は映画だ」(2008)を見た。韓国の人気スター2人が力強い演技合戦を披露する異色ドラマ。出会うはずのなかった映画スターとヤクザの人生が、“映画”をキーワードに交錯していく様をつづる。かなり暴力シーンが多いが、韓国の映画撮影の現場を…
シャーリー・マクレーン版の「ココ・シャネル」(原題:Coco Chanel, 2008)を見た。アメリカ・フランス・イタリア合作のココ・シャネルの伝記映画。日本では2009年8月8日に劇場公開された。「シャネル」関連映画はこれまでに「ココ・アヴァン・シャネル」(2…
チャールズ・チャップリンの半生を描いた伝記ドラマ「チャーリー」(原題:Chaplin, 1992)を見た。チャップリンの名作である「キッド」「黄金狂時代」「街の灯」「モダン・タイムス」「独裁者」などの製作の舞台裏や、20世紀初頭のハリウッドスターが実名で…
「エアポート’75」(原題:Airport 1975)を再見した。数百人の乗客を乗せた巨大なジャンボ・ジェット機ボーイング747が、飛行中に小型機と激突、操縦不能となり、乗客の恐怖と地上の救援活動を描くパニック・スカイ・アドベンチャー。1970年の「大空港」(原…
「トップガン」(原題:Top Gun, 1986)は、1986年度の全米興行成績1位を記録し、日本でも1987年度の洋画配給収入1位を記録。完全に見たのは今回が初めて。 本作の大ヒットにより、主演のトム・クルーズは一躍トップスターの仲間入りを果たした。当時24歳。助…
気になっていながら長いあいだ見逃していた映画「メメント」(2000、日本公開2001年11月)を見た。主演は「L.A.コンフィデンシャル」(1997)で上昇志向の警察官を演じたガイ・ピアース。 監督は「インセプション」「インターステラー」などで、時代を先取…
今夜のBS12トゥエルビ「土曜洋画劇場」(夜7:00~)で「M★A★S★H/マッシュ」(1970)が放送される。戦争ブラックコメディの傑作。監督はロバート・アルトマン。主演は、この映画で人気となったドナルド・サザーランド、トム・スケリット、エリオット・グール…
映画「ネスト」(原題:The New Daughter, 2009、日本公開2011)を見た。ケヴィン・コスナーが俳優生活30周年記念と銘打って制作された映画だが、残念な映画だった。妻と離婚した小説家のジョン(ケヴィン・コスナー)は、新たなる生活を始めるため、思春期の…
ハリソン・フォードとブラッド・ピットの2大俳優共演の「デビル」(原題:The Devil's Own、1997)を見た。監督は「大統領の陰謀」「ソフィーの選択」「ペリカン文書」のアラン・J・パクラで、パクラの最後の作品となった。”デビル”といってもドラマで菜々…
「アウトブレイク」(原題:Outbreak、1995)を見た(BSフジ・サンデープレミアム)。監督は重厚なドイツ映画「Uボート」(1981)や、クリント・イーストウッド主演の「ザ・シークレット・サービス」(1993)のウォルフガング・ペーターゼン。出演はダスティン…
ウォン・カーウァイ監督の「花様年華」(かようねんか、原題:花樣年華、英題:In the Mood for Love、2000)を見た。 ウォン・カーワイの1960年代シリーズ3部作(「欲望の翼」「花様年華」「2046」)の2作目。1960年代の香港を舞台にした本作は、日本製の電…
「グレムリン」(原題:Gremlins、1984)を見た。キモそうな動物のポスターをよく目にしていたが、子供向けドタバタ映画と思い見逃していた。「グレムリン」の広東語題は「小魔怪」のことで「魔怪」は妖怪の意味。小魔怪は、広東語で「モグワイ」と発音され…
「ノウイング」(原題:Knowing,2009)を見た。「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス監督のB級パニック・ディザスター・ムービー。数字で埋め尽くされた不思議な紙を入手し、やがて驚愕の事実を知る大学教授をニコラス・ケイジが熱演。アイデアはいい…
日中合作映画「夜の上海」(英題:The Longest Night In Shanghai、2007)を見た。日中国交正常化30周年の記念作品。監督は「アバウト・ラブ/関於愛」のチャン・イーバイ。 夜の上海で出会った、お互いに言葉の通じない男女の恋を描いたロマンティック・コ…
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(原題:Dancer in the Dark、2000)を見た。想像していたミュージカルとは違ってかなり重い映画だった。デンマーク映画。2時間21分。”暗闇の中のダンサー”というのは、失明してしまう主人公が不遇な環境の中で、空想で明…
アラン・ドロン主演の「リスボン特急」(原題:Un flic=刑事(デカ),1972)を見た。 公開当時は、アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーブの共演ということでまさに美男・美女の出演が話題になっていた。ドロン作品の中では、目立たない部類の作品だが、フラン…
アラン・ドロン主演の「高校教師」(原題:La Prima Notte di Quiete=静かな最初の夜、1972)を見た。イタリア映画。監督は「鞄を持った女」「国境は燃えている」などのヴァレリオ・ズルリーニ。ズルリーニ監督は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の門下生でも…
「ジャッカル」(原題: The Jackal、1997)を見始めて、途中で「あれ、前に見たことがあるかな」と気がつき見始めたが、最後まで見て、やはりラストシーンで、確かに一度見ていると確信した(笑)。記事検索をしたら、4年前に見ていた。すっかり忘れていた。 ■…
「白い記憶の女」(原題:The Girl in a Swing, 1988)という映画を見た。「白いドレスの女」は、キャスリーン・ターナーの魅力が全開だったが「白い記憶の女」でヒロインを演じるのは「アグネス」のメグ・ティリーという女優だが、正直なところ魅力が感じら…