キモそうな動物のポスターをよく目にしていたが、子供向けドタバタ映画と思い見逃していた。
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クリスマスの夜を舞台に、チャイナタウンから持ち込まれた可愛らしい生物が、決して犯してはならない約束を破り凶暴な怪物に変身し、街を騒乱の渦に追い込むブラックの効いたモンスター・コメディ。
製作は、名監督のステーブン・スピルバーグ。監督は「ピラニア」「インナースペース」のジョー・ダンテ。脚本には後に「ホーム・アローン」「ハリー・ポッターと賢者の石」を監督するクリス・コロンバスが担当。オープニングのチャイナタウンの町の広場は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じセットを使用している。
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発明家のランダル・ペルツァー(ホイト・アクストン)は息子ビリー・ペルツァー(ザック・ギャリガン)へのクリスマスプレゼントを探しに、チャイナタウンを歩いていた。
とある骨董屋で商品を物色していると、見たこともない生き物に出会い、ランダルはすっかり気に入ってしまう。売ってほしいと店主に頼むものの、「モグワイは売り物ではない」と断られる。しかし、ランダルは店主の孫からモグワイを買い取ることに成功する。孫によると、店は経済的に困窮しているので、本当は売りたいのだと、こっそり売ってくれたのだった。
それは「水に濡らしてはいけない」「太陽の光に当ててはいけない」「真夜中を過ぎて餌を与えてはいけない」というもの。不思議な決まりごとだが、ビリーは承諾し、モグワイに「ギズモ」と名付けて可愛がるようになる。
ある日、ビリーの友達が遊びに来て、うっかりギズモに水をかけてしまう。
するとギズモに気泡ができ、そこが膨らんではじけ、玉が5個転がり出る。
グレムリンのリーダー格ストライプ
ストライプたちは真夜中を過ぎているのに餌を欲しがる。
ストライプと戦う母親が凄まじい。
大騒ぎしていたグレムリンたちはディズニー映画「白雪姫」を見るために映画館に集まる。彼らが映画に集中している隙にビリーと恋人のケイト・ベリンジャー(フィービー・ケイツ)はボイラーのガス栓をあけて火を放ち、映画館を爆発させた。グレムリンたちは、ストライプを残して一気にやられてしまう。
生き残ったストライプは百貨店に逃げ込み、ビリー、ギズモ、ケイトはそのあとを追いかける。チェーンソーを持ったストライプが襲いかかってくるのをビリーがバットで受け止める。
また水で増殖しようとするストライプをやっつけるために太陽の光を浴びせようとギズモも頑張る。最後にはギズモがストライプに太陽の光を浴びせることに成功し、ストライプは死んでしまう。
しかし「いつか君たちにもモグワイを飼う資格がくる」とも言い残す。
ビリーとギズモの間には確かな友情が芽生えていたので、いつかそんな日がくるかもしれない・・・という余韻を残す。
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直立歩行ができ、大きな目と耳を持つ。食性は雑食で人間と同じものを食べる。
骨董品屋にいたオリジナルのモグワイは「ギズモ」と呼ばれ、人間によくしつけられているため、大人しく優しい性格。他のモグワイたちがビリーを騙してチキンを食べている時も、しつけの成果か食べようとしなかったほどの理性的。
TVを見るのが好きですぐ影響されやすいところもある。劇中でトランペットを演奏するなど豊かな感性を持っている。
名前の由来は頭の毛並みが縦縞=ストライプに見えるから。いたずら好きの悪ガキでずる賢く、グレムリン(小魔怪)と化してからは人間をも超えた凶暴性も獲得。
「モグワイ」を所有していた中国人の老人がは「モグワイ」を飼育するには、3つのことを守らなければならないという。「光を当てない」「水をかけない」「夜中の12時過ぎには餌をやらない」。これを破ると、大変なことになるというわけだ。
カメラのフラッシュや直射日光に当たると、怯(ひる)んで弱体化する。
主人公ビリーの母親が、包丁を両手に持って、グレムリンと戦う姿が必見の凄さ。
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