
ドラマ「眼の壁」(全5話、2022年)の第1話と第2話を見る。1958年に大庭秀雄監督により映画化されている松本清張のベストセラーの原作を、松本清張の没後30年となる節目の年に放送された(「連続ドラマW 松本清張 眼の壁」、WOWOW)。
松本清張(1909年12月21日-1992年8月4日)は明治生まれで、平成4年に亡くなっているので、映画やドラマの時代背景は昭和が中心。
今回のドラマは1990年設定だが、”昭和感の名残り”がぷんぷん。画面も押さえて暗く、カラーであってもモノクロに近い色彩。
時代をバブル後期に設定しているので、オリジナルの映画版とは異なり華やか。登場人物の衣装やクラブも現代に近い。
主人公の経理課長が「手形詐欺事件」に巻き込まれていく”巻き込まれ型”サスペンスでヒッチコック作品のように引き込まれる。自らが容疑者になってしまい、逃げながら真相を追うというのは「逃亡者」並みで、見どころはある。

・・・
<シーズン1エピソード1 - 第一話>
バブル終焉期の1990年。資金繰りに苦しむウキシマ電業製作所の経理課長・萩崎竜雄(小泉孝太郎)は、部長の関野(甲本雅裕)とともに融資交渉に奔走していた。
そんななか、金融業者の山杉(陣内孝則)に紹介された堀口と言う男(薮宏太)から、手形交換を利用した資金調達の妙案を授かる。
しかし、堀口の提案に乗った関野は2億円の手形とともに姿を消してしまう。萩崎は新聞記者の村木(上地雄輔)の協力を得て、奪われた手形と関野の行方を追うが…。

<シーズン1エピソード2 - 第二話>
手形詐欺の裏に与党政治家の岩尾(金田明夫)の存在を感じ取った萩崎。岩尾の出入りするクラブ「月世界」に潜入する。
そこで萩崎は絵津子(泉里香)と出会う。絵津子は、関野が堀口と会っていたホテルで、陰から彼らを見つめていた女性だ。

萩崎は絵津子を問いただそうとするが「月世界」の客・田丸(加藤雅也)から、余計な詮索はやめるよう、忠告を受ける。
そんな中、ウキシマ電業製作所に怪文書が送られてきて…。

<主な登場人物>
■萩崎竜雄:小泉孝太郎…ウキシマ電業製作所経理課長。
■上崎絵津子/黒池絵津子:泉里香(少女期:安藤美優)…クラブ「月世界」ホステス。謎に包まれた女。
■村木満吉:上地雄輔…毎朝新聞社社会部記者。萩崎とは学生時代からの親友。
■堀口勝/黒池健吉:薮宏太(Hey! Say! JUMP)…(少年期:市原匠悟)…金融コンサルタントを名乗る男。
「金融コンサルタント」を名乗る人物。
■関野徳一郎:甲本雅裕…ウキシマ電業製作所経理部長。詐欺にあい拉致される。

■田丸利市:加藤雅也…ベレー帽の謎の男。
■山杉喜太郎/梅村文男:陣内孝則…山杉商事社長。堀口を関野に紹介する。
■瀬沼俊三郎:山崎銀之丞…ウキシマ電業顧問弁護士。
■関野千代子:中島ひろ子…関野徳一郎の妻。
■岩尾輝輔:金田明夫…与党代議士。
■山岡:おかやまはじめ…ウキシマ電業製作所常務。
■篠田真司:俵木藤汰…ウキシマ電業製作所常務。
■川上:大石吾朗…ウキシマ電業製作所社長。
...
会社が傾いてしまい、不渡り倒産を避けるために走り回るが、藁をもつかむ思いで引っかかってしまう会社の危機管理がどうかとも思うが、相手が「金融コンサルタント」という名刺から怪しい。提案されたのが「手形交換」。2億円もの取引なのに、相手が信用できるかの裏付けもなしに、交換した手形を両方持ち逃げされる始末。わきが甘すぎる。
「アマゾンプライム」で配信中。第3話~最終話・第5話まで見る。
■「にほんブログ村」にポチをお願い申し上げます。