洋画 1920~1960年代
「結婚哲学」(原題:The Marriage Circle、1924)を第18回江東シネマフェスティバルで見る。1924年に公開されたエルンスト・ルビッチ監督によるアメリカのサイレント映画。弁士(澤登翠)・楽団(フルート、ギター奏者)付きの上映。 原作はロタール・シュ…
懐かしの映画音楽。「街の灯」(1931)は何度見ても、同じシーンで”目頭”が熱くなる。 www.youtube.com ■「にほんブログ村」にポチッと!。 https://movie.blogmura.com/ranking/in https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in
「ブギーナイツ」(原題:Boogie Nights、1997)を見る。”今ごろ見たのか”シリーズ(笑)。ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督・脚本の短編映画「The Dirk Diggler Story」(1988)を長編に作り直した作品。 主人公は実在したポルノ男優のジョン・ホ…
スターダムを駆け上がる妻と凋落する元スターの夫を描いた「スタア誕生」(1937)を見た。製作は「キング・コング」(1933)「アンナ・カレニナ」(1934)などのデヴィッド・O・セルズニックで「スタア誕生」以降には、ヒッチコック作品(「レベッカ」「白い…
「青春の抗議」(原題:Dangerous, 1935)を見た。日活でも同名タイトルの映画があるが全く別もの。キャサリン・ヘプバーンと並ぶ、ハリウッド映画史上屈指の演技派女優ベティ・デイヴィスが主演。ベティ・デイヴィスは当時27歳で全盛期の頃の作品。 ベティ・…
「ブーベの恋人」(原題:La Ragazza di Bube、1963)を再見した。原題のRagazzaは、「女の子」あるいは、彼女といったニュアンス。この映画は、クラウディア・カルディナーレの映画では、表情も演技もベストワンの作品かもしれない。 ・・・電車の窓に映る…
「道」(原題:(伊)La Strada)を再見した。1954年製作のイタリア映画。 日本では1957年5月に公開された。監督は、フェデリコ・フェリーニ。1956年のアカデミー外国語映画賞を受賞した。自他共に認めるフェリーニの代表作の一つ。 フェリーニの作品の中で…
西部劇の名作「シェーン」(1953)を再見した。一度見ているからいいや、というのは大きな間違い(笑)。10代後半か、20歳前後で見たときには理解できなかったことが、一定の年齢で分かるようになるということがある。大昔に見ただけという人には再見をおす…
「キートンの大列車追跡」(原題:The General、1927)を見た。 日本初公開時のタイトルは「キートン将軍」。後に「キートンの大列車強盗」となり、 1970年代のリバイバル上映時に「キートンの大列車追跡」となった。登場する蒸気機関車の名称が「将軍」でも…
「キートンの探偵学入門」(原題:SHERLOCK JR.、1924)を見た。旧題は「忍術キートン」。”キートンに向かって進路を取れ”が続く。 映写技師のキートンが、映写室で映画上映中に居眠りを始める。映画が途中で止まってしまったり、画面が飛んだりするのかと思…
「キートンの蒸気船」(Steamboat Bill, Jr.、1928)を見た。DVDは「キートンの船長」に改題されている。 監督はチャールズ・ライスナー、バスター・キートン。出演はバスター・キートン、アーネスト・トレンス、マリオン・バイロン。キートン・プロ最後の長…
「奇跡の人」(原題:The Miracle Worker、1962)を再見した。モノクロ、106分。あまりにも有名な映画で、初見は遠いはるか昔だが、三重苦のヘレン・ケラーに忍耐強く厳しくも人間的な教育を授けていったアニー・サリヴァンの熱意と執念にはいま見ても揺…
「バニー・レークは行方不明」(原題:Bunny Lake Is Missing、1965)を”ついに”見た! オットー・プレミンジャー監督、キャロル・リンレー(リンリーの表記もある)主演による1965年のイギリスのサスペンス映画。 キャロル・リンレーといえば、リアルタイム…
アルフレッド・ヒッチコックが監督の「泥棒成金」(原題:To Catch a Thief, 1955)を見た。大昔テレビで見ていたので再見だが、ヒッチコック作品にしてはサスペンスに欠けやや単調だが南仏などの風景がみどころ。 デイヴィッド・ドッジの探偵小説を「裏窓」…
ロマン・ポランスキー監督の「反撥」(原題:Repulsion=反感、嫌悪, 1965)を見た。 未見かと思ったら、40年以上前に劇場で見ていた。 後半に主人公キャロル(カトリーヌ・ドヌーブ)の幻覚からだが、壁から手がにょきにょきと出てくるシーンなどを覚えてい…
ルイス・ブニュエル監督の「ビリディアナ」(原題:Viridiana,1961)をデジタルリマスター版で見た。この映画は、カンヌ映画祭の最高賞(パルムドール)を受賞。ホームレスたちによる”最後の晩餐”のパロディ・シーンが強烈。 食卓に一堂に並び、挙句の果てに…
「ジェニーの肖像」(原題:Portrait of Jennie、1948)を見た。原作は1939年に発行されたロバート・ネイサンの同名小説。セルズニック・スタジオ作品。主演のジェニファー・ジョーンズは、1940年代初めに大物映画製作者デヴィッド・O・セルズニックのスクリ…
「シベールの日曜日」(原題:Les dimanches de Ville d'Avray (Sundays in Ville d'Avray)1962)は、セルジュ・ブールギニョン監督のフランス映画。淀川さん流に言えば「とにかくモノクロの画面がきれいきれい」(笑)。フランスの作家ベルナール・エシャス…
「グレートレース」(原題:The Great Race、1965)を見た。過去にテレビで一部はみていたが挫折していた(笑)。なにしろ160分の長さで、途中で休憩が入る。 冒頭に「ローレル&ハーディに捧ぐ」という献辞がある通り、サイレント映画のドタバタを豪華に再現…
「ニュールンベルグ裁判」(原題:Judgment at Nuremberg、1961)を再見。 40数年ぶりに見たが、この映画ほど見ごたえのある映画も少ないかもしれない。 3時間の長編。「ドイツのビールはうまい」と判事が語っていたが、いまは納得(笑)。 連合軍によるナチ…
きのうは夜9時から地上波で初放送となる「君の名は。」とBSで「007ロシアより愛をこめて」が放送されていた。どちらも見ているが「007」を見ることにした。40年ぶりの再見ということになる。吹き替え版で、ショーン・コネリー=若山源蔵というのがうれしい。…
活弁と楽団付きのサイレント映画上映会である「無声映画上映会」の3本のうちの最後は、サイレント時代の大女優、リリアン・ギッシュ主演「真紅の文字」(原題:The Scarlet Letter,1926)。 淀川さん流に言えば「サイレントの名作”真紅の文字”。まぁ、すごい…
活動弁士と楽団付きの「澤登翠(さわと・みどり)活弁リサイタル」の2番目の映画は「チャップリンの質屋」(原題:The Pawnshop、1916)。1916年というと大正5年で、チャップリンにとっては、ミューチュアル社における6作目のサイレント映画。 100年も前に…
「黒水仙」(原題:Black Narcissus、1947、日本公開1951年3月1日)を見た。名女優デボラ・カーの出世作となった映画で、この映画によりデボラ・カーはハリウッドに招かれ、数多くの名作に出演することになった。 映画は「赤い靴」「天国への階段」と同じく…
ブリジット・バルドー(BB=べべ)主演の「軽蔑」(原題:LE MÉPRIS、フランス・イタリア・アメリカ、1963)を見た。かつてテレビ放送があったが途中で断念、通してみたのは初めて。BBの映画は、そこそこ見ているが、あまり可愛いとは思わなかったが「軽蔑」…
「わが谷は緑なりき」(原題: How Green Was My Valley、1941、日本公開1950)を見た。”いまさら見たのか”シリーズ。ジョン・フォード監督、ダリル・F・ザナック製作、アルフレッド・ニューマン音楽という超一流スタッフによる名作。こういう白黒映画を見る…
「肉体の悪魔」(1947)などで知られるクロード・オータン=ララ監督の「青い麦」(1954)を見た。1954年度の「フランスシネマ大賞」を受賞。1920年代のフランスの雰囲気がよく出ているといわれるM・ドゥーイの美術とR・ルフェーヴルのカメラ(白黒)がし…
「オール・ザ・キングスメン」(原題: All The King's Men、1949、日本公開1976)を見た。ロバート・ロッセン製作・監督・脚本のアメリカ映画。第22回アカデミー賞で、7部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞、助演女優賞を獲得した傑作でありながら、27…
「M」などで知られるフリッツ・ラング監督の「暗黒街の弾痕」(原題:You Only Live Once,1937)を見た。ウォルター・ウェンジャー・プロのユナイテッド・アーチスツ傘下に於ける第一回作品。犯罪者の逃避行もので、この分野ではクラシック的な作品。 主演は…
セシル・B・デミル監督・製作の傑作西部劇「平原児」(原題:The Plainsman, 1936)を見た。「オペラ・ハット」と同様ゲーリー・クーパーとジーン・アーサーが引き続き主演。娯楽大作であると同時にガン・アクションも見どころ。 この映画には、リンカーン大…