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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★「映画投票」第9弾:「衝撃を受けた映画(日本映画)」締切迫る!明後日5日!

 

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2020年「映画投票」第9弾:「衝撃を受けた映画日本映画)」の締切が明後日、5日夜9時と迫ってきました。8人目標で、現在7人参加。予想したとおり、いろいろな”衝撃”作品が登場してきました。

 

投票はこちら:

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★毎回面倒な「迷惑ソフト」にイライラ・・・。

 

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パソコンの迷惑ソフトの「闖入」には参る。

ノートパソコンを起動するたびに「更新が必要なドライバがあります」という警告が表示される。更新するために有償版ソフトの購入を促すというものだ。

 

ネットで見たら、これは、警告を見た人の不安を煽り、個人情報や金銭を盗み取る「迷惑ソフト」の一種である「Driver Updater」(ドライバ・アップデータ)の販売手法とのこと。

 

詐欺のひとつ「Driver Updater」は、「~件の古いドライバがあるため更新してください」といった偽の診断結果を表示して、不安を煽る。そして、ドライバーの更新を行うためと称し有償版「Driver Updater」のソフトを購入させるために電話番号やクレジットカード番号などの個人情報を入力させ、金銭を騙し取るというもの。

 

そもそも、今までどおり普通に使ってきたパソコンに、突然紛れ込んできた悪質ソフト更新の表示で、迷惑千万なソフトだ。

映画「母」(1926、ソビエト)を見た。ソ連映画界の巨匠の一人、プドフキン監督。

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ソビエト映画「母」(1926)を見た。監督は「アジアの嵐」のフセヴォロド・プドフキンプドフキンは、セルゲイ・エイゼンシュテインアレクサンドル・ドヴジェンコと並んでソ連映画界の創世記活躍した巨匠の一人。無声映画、96分。

帝政ロシアの圧政の下で革命の一翼を担ったひとりの母の人間的成長とその革命を描いた作品。1969年にモス・フィルムによってサウンド版が製作された。

原作はマクシム・ゴーリキーの同名小説。出演はヴェラ・バラノフスカヤニコライ・バターロフアレクサンドル・チスチャコフアンナ・ゼムツォワなど、プドフキンも警官役で出演している。ポスターとタイトルだけは知っていたが、エイゼンシュテインを見たなら、プドフキンもぜひとたっふぃーさんが勧めていたので見た(YouTubeの英語字幕で)。

・・・

1905年。20世紀初めの帝政ロシア。金属工のウラーソフ(A・チスチャコフ)は毎日、居酒屋で労働の疲れとウサ晴らしに飲んだくれていた。

妻のペラゲーヤ(V・バラノフスカヤ)は夫にどなられ、ぶたれ、貧しさと惨めさに打ちひしがれて生きていた。

息子パーベル(N・バターロフ)は恋人アンナ(A・ゼムツォワ)等と地下運動に挺身していた。

ある夜、居酒屋で父は、スト破りの相談をしていた右翼暴力団に目をつけられて、スト破りに誘われる。同じ夜、アンナはパーベルの所に武器の入った包みを預けにきた。

母は眠ったふりをし、息子が包みを床下に隠すのを見た。翌朝、パーベル等はストライキを呼びかけるため工場に行ったところをスト破りに包囲され、乱闘となる。

そして、その乱闘に加わっていた父はピストルで射たれ死んでしまう。母は悲しんで、息子に危険な事はやめてくれと頼む。そこへ軍隊がやって来た。「武器のありかを白状すれば許す」と言う言葉に母は床下に隠してあった武器を出す。

しかしパーベルは逮捕され、裁判が開かれ、懲役刑が言い渡された。「真実はどこ!」--母の悲痛な叫びが法廷に響くのだった。

母は悲しみから驚きへ、驚きから怒りへと目覚め一歩一歩、息子と同じ戦列へ進んでいく。獄中の息子に会い、小さく丸めたメモを手渡す。息子は微笑みかけた。メモは5月1日の脱獄計画が書かれていた。

その日は街の隅々から労働者たちが、まるで雪どけの小さな流れが大きな流氷の河に流れ込むようにデモの隊列に加わっていった。

もちろん、母もいた。赤旗が翻った。囚人達も呼応した。多くの囚人が射殺されたが、パーベルは河の流氷づたいに脱出した。

パーベルがデモ隊に合流し、母と抱き合って再会を喜んだ瞬間、騎兵隊の一斉射撃が息子を射ち殺した。母は投げ出された赤旗を持ち、襲いかかる騎兵隊の前に立ちはだかる。しかし、騎兵の剣が一閃し、母は殺された。だが、氷を押し流す激流のように再度、赤旗はロシアに翻るであろう(MovieWalker)。

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1920年代のソビエトソ連)の映画は、国家権力としての警察隊と労働者の争いを描いた映画が多い。冒頭から引き込まれる。疲れてやつれた表情の「母」。労働者で死んだように眠る「息子」。ひげボウボウで柱時計を、質入れしようとするのか取り外そうとする「父」。時計を外そうとする父を止める母を殴ろうとする父。気づいた息子が、ハンマーを持って「母に触るな!」と叫ぶ。

場面は一転して、仕事のあとの休憩のシーン。アコーデオンの音楽のなか、賭け事(ブラック・ハンドレッド)に興じる労働者。魚の尻尾をかじる男。食べ物にも困った状況で、明日はストライキを見せてやろうと奇声を上げる労働者。

息子が銃を盗み隠したとの容疑で逮捕されるが、その裁判のシーンは、まるで茶番劇。判事の一人は、「馬」の絵を書いていたり、ある者はコップ酒を飲んだり・・・。

傍聴席の優雅な婦人は、「チャーミングな判事ね」などと笑みを浮かべている。そんな中、息子である被告の母は、厳しい表情で裁判を見守る。懲役刑(終身刑?)の判決に、怒りで涙が溢れ出す。目の演技、目と目の対決のようなシーン。

 

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映像的にも見るべきところが多い。

床に隠された銃の床のシーンと、床が外されて銃が見えるシーンとイメージ画像のように交互に映し出されるのだ。圧巻のシーンは、氷河が溶けて、濁流となって流れるシーン。これが労働者のデモと重なって映し出される。

外界では、春。赤ん坊の笑う表情。労働者のデモ行進。警察騎馬隊の一斉砲撃。氷山のかけらが、雪解けとなって海へ流れ込む。時代の大きなうねりを活写したような映画だった。

 

★2020年1-6月映画総括。

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今年の1月から6月末までに見た映画は、月別に以下のとおり「90本」だった。劇場で90本ならまずまずだが、Netflix、HULUなどが多かった。劇場、ホールでの鑑賞は、コロナによる映画館の閉鎖等により、3月はじめの新文芸坐の「去年マリエンバートで」が最後だった(6月30日現在)。

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1月が多かったのは、Netflixの影響だ。

■上半期で新作で印象に残る作品:

「1917 命をかけた伝令」「パラサイト 半地下の家族」「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」「ジョジョ・ラビット」など。

旧作で印象に残る映画:

(1)エイゼンシュテインの作品群:「ストライキ」「十月」「アレクサンドル・ネフスキー」「イワン雷帝

(2)邦画の旧作:「君の名は」三部作、「白痴」(1951)「張込み」(1958)「激しい季節」(1957)「二階の他人」(1961)「小さなスナック」(1968)など。

(3)賞レースをわかせた作品:「i-新聞記者」「火口のふたり」

(4)新海誠アニメ:「秒速5センチメートル」(2007)「言の葉の庭」(2013)

(5)洋画の旧作:「何という行き方!」(1964)「オズの魔法使」(1939)「ミツバチのささやき」(1973)「フランケンシュタイン」(1931)

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(6)その他:「リバーズ・エッジ」「ソフィーの選択」「白バラの祈り 」(ドイツ)「ヒトラーの贋札」「キングダム」「君の膵臓をたべたい」(2017)「キネマの天地」「娼年」「配達されない三通の手紙」など。

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現在は、HULUが多くなった。

★さいたま市(大宮)でも「夜の街」でコロナ感染が。

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ニュースを見ていたら、地元のさいたま市(大宮駅近く)でいわゆる夜の街(キャバクラ)で新型コロナウィルスの感染が明らかになった。東京の夜の街といえば「新宿・歌舞伎町」だが、都心から30分の大宮でも、従業員など複数が感染するというクラスターというニュースだ。

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ところで、スーパーかどこかで地元のローカルのミニコミ紙があった。どこかで見たことがあるような「見出し」だな(笑)。

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家飲みならいいが、夜の街などで飲んでいる場合ではないようだ。

映画「娼年」(2018)を見た。強烈で衝撃的な映画。

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娼年」(2018)を見た。強烈で衝撃的な映画。この2,3年の松坂桃李の出演映画は「彼女がその名を知らない鳥たち」(2017)「狐狼の血」(2018)など衝撃作が多い。今作では、娼婦の男版「娼夫」にのめりこんでいく20歳の大学生。性描写は過激だが、その奥にある人間の欲望、そして欲望に触れて成長していくひとりの青年の姿を描く奥の深いドラマ。

主人公である大学生のリョウはある日、女性向けの会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香に誘われ、娼夫の仕事を始める。様々な理由で男性を買う女たちと接する、リョウの20歳のひと夏が描かれる。

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森中領(松坂桃李)は都内の名門校に通う普通の大学生。

大学にも別に熱心に通うわけでもなく、時々同じゼミの女性・メグミ(白崎恵)がノートを持ってくる。ある夜、下北沢にあるバイト先のバーのカウンターに立っていると、一人の女性が来店してきた。

ここで待ち合わせだという女・御堂静香(真飛聖)の元にやってきたのは、領の中学の同級生・田辺進也(小柳友)だった。

進也は現在ホストをしていて、静香は進也の客の一人で、今日が初めての店外デートだという。

進也は唐突にホストの自分ととバーテンの領のどちらののカクテルがおいしいか勝負しようと言い出す。二人でそれぞれ作ったカクテルを静香に振る舞う。静香は「今すぐ飲むなら進也、ゆっくり飲むなら領くんかな。」とカクテルの味を評した。

二人が店を後にして、領がカクテルのグラスを片付けようとした時、コースターの下に静香の名刺が置いてあった。

「Le Club Passion」と書かれた名刺の裏には静香の名前と、手書きで“仕事が終わったら店の前で待っています”と書いてあった。

領がバイトを終えて店を出たところで静香が赤い車で現れ、自分のマンションに行こうと誘う。

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バーでの会話の中で「女性なんてつまらない」と言った領の言葉が引っかかっていたらしい静香は「セックスもそうなのか?」と問いただす。

領は、「手順の決まった面倒な運動」だというのを聞いて、静香は「本当にそうなのか証明して欲しい」と言う。

静香のマンションに到着し、シャワーを浴びようとする領だったが「髪や体やにおい、いつもどれくらい清潔にしているかということや習慣を確かめたい」と言われてしまう。

領は、ぶっきらぼうに服を脱ぎ、行為を始めようとしたところで静香の後ろから少女が現れた。「あなたの相手をするのはこの子。」と紹介されたのは咲良(さくら、冨手麻妙)という生まれつき耳の聞こえない少女だった…。

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この映画は、いろいろな側面から描かれている。一つは、普通の大学生が、あるきっかけで、コールボーイ(娼夫)になって、善し悪しは別にして、人間として成長する話。いま新型コロナウイルスで夜の街の接待を伴う業種、ホストクラブの感染が話題になっているが、ホストクラブに通う女性たちの欲望の先にあるコールボーイ(娼夫)のビジネス。

映画の中で「欲望の種類は無限」という言葉が出てきたが、どう見ても、売春禁止法の適用を受ける違法ビジネスで、この映画では、最後に警察の手入れを受けて、ボーイズ・クラブ「Le Club Passion」は摘発されて、オーナーの御堂静香は逮捕される。

もう一つは、大都会、東京の著名な地域の登場すること。地名が、場面ごとに、スクリーンに現れる。主人公のアルバイト先のバーが「下北沢」であり、クラブ・オーナーのマンションは「赤坂」にあり、スーツや衣装を購入するのは「銀座」の高級店。

最初の客との待ち合わせが、ラブホ街で有名な「渋谷・円山町」(まるやまちょう)、二番目の客は「表参道」。評判の料理屋で食事をするのが「高田馬場」。

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「こうして僕は娼夫になった」とつぶやくクラブが有るのは「池袋」のクラブ・パッション。変わった年の離れた夫婦から呼ばれるのは「熱海」。女性が70歳の誕生日だと言って、やばれたところは「鶯谷」のラブホ街だった。この女性を演じたのが当時76歳の江波杏子で、この映画が遺作となった。

江波杏子は、女賭博師シリーズなどヤクザ映画で一時代を築き「津軽じょんがら節」の主演も務めた名女優だ。最後に「新宿」で指名された客のもとに行くと「間違ってもお前とはセックスはしない」と言っていた、大学のクラスの同級生・メグミ(白崎恵)だった。「高い。アルバイト代1ヶ月分だ」という。メグミは、これまで知っていた領(源氏名:リョウ)とは違って「別の世界の人間なんだね」と悟る。

様々な女性客を通して、領は、ひとりひとりに隠された欲望のジャングルに踏み込んでいく姿が描かれている。

監督・脚本の三浦大輔は、濡れ場のシーンは、決して妥協はしなかったというからリアルだ。R-18指定。激しいシーンが多いので、鑑賞は要注意。

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主な登場人物:

■森中 領/リョウ

20歳。大学生。恋愛も大学生活もつまらないと感じており、週に1度しか大学に行かない。下北沢のバーバーテンダーのバイトをしている。

■御堂静香(みどうしずか)

40代。会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」のオーナー。

■田島進也/シンヤ

領の中学時代の同級生。ホスト。自信家で調子のいい男。

■咲良(さくら)

「Le Club Passion」で働く女の子。生まれつき耳が聞こえない。実は静香の娘。

■平戸東/アズマ

VIP向けの特別な娼夫。リョウは売れっ子になると断言する。痛みに快楽を感じるマゾヒスト。体中がムチで打たれた傷だらけ。

■白崎恵/メグミ

リョウのゼミの同級生。リョウにバーでの飲み放題と引き換えに、ゼミのノートと代返を任されている。

 

★「おしえて!イチロー先生」の動画が話題に。

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最近、イチローが小学生や一般人を対象に「おしえて、イチロー先生」の授業で、イチロー流の回答が話題になっている。

「人に嫌われること」についてどう思うかという質問があった。イチローは、開口一番「僕、他人から嫌われるの大好きなんですよ。大好き」と語り、生徒から驚きの声が上がる。イチロー「ワクワクするね。自分に関心を持っているからこその発言で、逆に無視されるのが一番辛い」と。

 

www.youtube.com

 

質問:「出る杭はうたれるって言うんですけど、打たれないためにはどうすればいいんですか?」

イチロー:「それは簡単です。もっと出たらいいんですよ。突き抜けちゃえばいいんです。突き抜けちゃえば、もうコイツはダメだなって思うから。」

 

イチロー独特のいいまわしで、説得力がある。