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映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(原題:Bridesmaids、 2011)を見る。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」(原題:Bridesmaids、 2011)を見る。第84回アカデミー賞脚本賞助演女優賞メリッサ・マッカーシーにノミネートされた。

セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」に似た設定で、女性友だち同士の間で、一人の結婚により起こった嫉妬、軋轢と仲直りと主人公の恋模様を描いている。「セックス・アンド・ザ・シティ」を抜いて、興収累計1億6900万ドル突破の大ヒットを記録したガールズ・コメディ。

ブライズメイズ」とは、馴染みがないが「ブライド(花嫁)のメイド」(複数形)で「結婚式で花嫁をサポートする花嫁介添人」のこと。

欧米の多くの国々では、花嫁の親族や親しい友人が、ブライズメイドとして式に参加するのが一般的な慣習のようで、起源は中世にまで遡るとのこと。

当時のヨーロッパでは「結婚式が行われるとき、花嫁の幸せに嫉妬した悪魔が訪れて花嫁に危害を与える」と考えられていたことから、花嫁と似たような衣装を着て、悪魔を惑わせる狙いがあったらしい。

ブライズメイドの中でも、とくに花嫁との信頼関係が深い人物(姉妹や一番の親友など)は「メイド・オブ・オナー」と呼ばれ、ブライズメイドのリーダー格といった存在。友人の中でも親友の一番手というオナー(栄誉)ということになる。

欧米の結婚式では、このメイド・オブ・オナーがさまざまな役割を担い、式当日に花嫁のドレスの裾を整えたり、指輪の交換をする際にグローブを預かったりするのは、メイド・オブ・オナーの役目。結婚前の前祝いパーティーブライダルシャワー)の企画・実施もメイド・オブ・オナーが中心となって行うのだという。

<ストーリー>
仕事も恋も全く上手く行かない冴えない女性アニー(クリステン・ウィグ)は、幼なじみの親友リリアンマーヤ・ルドルフ)が結婚することを聞き、祝福したい気持ちとは別に複雑な思いを抱く。

それでも、リリアンから「メイド・オブ・オナー(花嫁介添人のリーダー)」を任されたアニーは、リリアンのために結婚式のプランを必死に考える。

ところが、リリアンの婚約者ダグ(ティム・ハイデッカー)の上司ペリーの妻でセレブな美女ヘレン(ローズ・バーン)がブライズメイド(花嫁介添人)に加わったと知ると、アニーは親友リリアンをヘレンに奪われたような嫉妬心から、ヘレンと無理に張り合うようになり、結果として数々の致命的な失敗を犯してしまうのだった…。

・・・
登場する女性たちがいずれも個性的で面白いが「メイド・オブ・オナー」の役をアニーから奪い、セレブ気取りのヘレンは、実は親の財力を背景に贅沢を尽くしたプランを提案して、アニーはカチンとくる。

アニーは鬱屈した思いを爆発させると、パーティをめちゃめちゃにして、リリアンと大げんかをしてしまう事態に…。

さらに、自分に想いを寄せてくれていた警察官ネイサン(クリス・オダウド)の優しい気持ちを素直に受け入れられないアニーは、彼を深く傷つけてしまうのだ。

仕事も住む家もなくした上、友情も恋もなくしたアニーを励ましたのは、リリアンの婚約者ダグの妹でブライズメイドの1人、メーガン(メリッサ・マッカーシー)だった。

リリアンの結婚式当日の朝、アニーは結婚式には出席しないつもりでいたが、そこに花嫁リリアンが行方をくらましたとヘレンがアニーを訪ねて来る。

アニーを無視するネイサンに何とか頼み込んでリリアンの行方を探してもらうと、リリアンは自分のアパートの部屋に戻っていただけだった。

久しぶりに再会したアニーとリリアンは互いの素直な気持ちを吐露し、仲直りをする。またこの件をきっかけにアニーとヘレンもようやく和解するに至る。

リリアンの結婚式は無事に終わる。新婚旅行に旅立つリリアンを見送ったアニーを迎えに来たのはネイサンだった。

ネイサンという警察官がまじめないいヤツで、アニーの乗る車の後部ライトの修理を何度も提案し、事故にならないようにアドバイスし、知り合いの修理屋を紹介する。「オレの名前を出せば負けてくれるはず」という。実際修理屋で、ネイサンにはお世話になっているから「タダでいい」だった(笑)。

「ようやく修理したようだね」とネイサン。私服のネイサンだったが、パトカーにアニーを後部座席に乗せると「助手席じゃないの?」と聞くアニーに対して「スピード違反、飲酒運転、運転中の携帯…見逃すわけないだろ」とサイレンを鳴らして式場を後にするのだった。

なかなか憎いラストだった。

アニーは、宝石店の店員だが、新婚カップルが来ると、今はラブラブでも、1年もすれば別れるよ、などと悪態をつくので怒った客は呆れかえって逃げていく。それが何度も繰り返される。こんな店員はあり得ないが。これには店長もクビを宣言するしかない。

<キャスト>
■アニー・ウォーカー:クリステン・ウィグ…宝石店店員。ケーキ屋を営んでいたが失敗し、恋人にも捨てられた薄幸の女性。

リリアン・ドノヴァン:マーヤ・ルドルフ…アニーの幼なじみの親友。父親がアフリカ系。

■ヘレン・ハリス:ローズ・バーンリリアンの婚約者の上司ペリーの妻。セレブ。

■メーガン:メリッサ・マッカーシーリリアンの婚約者の妹。

■リタ:ウェンディ・マクレンドン=コーヴィリリアンのいとこ。男の子3人の子持ち。欲求不満。

■ベッカ:エリー・ケンパーリリアンの同僚。新婚。

■ネイサン・ローズ巡査:クリス・オダウド…アニーに惹かれる。アイルランド系。

■ジル:マット・ルーカス…アニーが住むアパートの同居人。妹のブリンと共にアニーを悩ませる。
■ドン:マイケル・ヒッチコック…アニーが働く宝石店のオーナー。
■ブリン:レベル・ウィルソン…アニーが住むアパートのルームメイトの妹。イギリスから観光ビザで兄の家に滞在している。
■ダグ:ティム・ハイデッカーリリアンの婚約者。メーガンの兄。

■アニーの母:ジル・クレイバーグ…絵を描くのが趣味。アルコール依存症でもないのに禁酒会に通う。
■テッド:ジョン・ハム…アニーと身体の関係だけの相手。本人だけは相性が良いと思っている。
■ブート・キャンプ・インストラクター:テリー・クルーズ
■ジョン:ベン・ファルコーン…航空警察官。メーガンに言い寄られる。

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