「迷い婚 -すべての迷える女性たちへ-」(原題: Rumor Has It、2005)を見る。映画の冒頭に「うわさに基づくフィクション」という文字が出る。婚約者からのプロポーズを承諾したにもかかわらず結婚に迷っている主人公が、1967年の映画「卒業」のモデルが祖母と母であること、そして母も結婚に迷っていたことを知ったのをきっかけに、自分探しの旅に出るラブコメ映画。
主演はジェニファー・アニストン。共演がケヴィン・コスナー、シャーリー・マクレーン、マーク・ラファロなどの豪華俳優。
映画「卒業」のほか「カサブランカ」「明日に向かって撃て!」などのタイトルがポンポン飛び出し、「荒野の用心棒」のメロディなどが流れるなど映画ファンをニンマリとさせる。
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サラ(ジェニファー・アニストン)は恋人のジェフ(マーク・ラファロ)と婚約したものの、「本当にこのまま結構していいの?」と悩む日々を過ごしていた。そんな折、妹アニー(ミーナ・スバーリ)の結婚式で故郷のパサデナに里帰りしたサラは、祖母キャサリン(シャーリー・マクレーン)の話から、今は亡き自分の母親が結婚式の直前に父親以外の男と駆け落ちし、そのことが映画「卒業」の元になっていることを知る。
「ひょっとして私はその男の娘!?」真相を解明することは“自分探しの鍵”となるかもしれないと思ったサラは、当時の噂の相手で、今はIT投資家の億万長者となっている男ボー・バローズ (ケビン・コスナー)が住むサンフランシスコを訪ねる旅に出る。
果たして、サラは真実にたどり着けるのか・・・。
「カサブランカ」でリック(ハンフリー・ボガート)が警察署長のルイに言うセリフ:「これは美しき友情の始まりだな(I think this is the beginning of a beautiful friendship.)に掛けたセリフも登場する。
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ラブ・コメのドラマ、映画で人気のジェニファー・アニストンを通して、結婚前に揺れ動くオンナ心を描いた等身大のラブ・コメディ。
映画「卒業」で花嫁を略奪したダスティン・ホフマン演じるベンジャミン・ブラドックのモデルになったのがケヴィン・コスナー演じるボー・バローズという人物。ともに頭文字がB.B。
ベンジャミンを誘惑するロビンソン夫人(アン・バンクロフト)のモデルになったのがキャサリン(シャーリー・マクレーン)。
ボー・バローズは、キャサリンとその娘、さらに孫娘のサラとも、3代に渡って行きがかり上、関係を持ってしまうことになる。
キャサリンは「うちの女は”仮面系”だからね」とうそぶく。
ボー・バローズの地元で「カサブランカ・ナイト」というパーティが開かれ、「カサブランカ」に登場した「リックのカフェ」(Rick’s Cafe)も設置された。
大勢が集まったところで、バローズの知人が「映画の”卒業”といえば、驚くべき事実がある」と言い出す。バローズは、一瞬ドキッとするが「”卒業”はリチャード・ドレイファスのデビュー作でもある」というオチだった。
「卒業」の後の顛末は、式場からベンジャミンと逃げ出したエレーンだったが、結局、元の婚約者アール・ハッティンガー (リチャード・ジェンキンズ)のところに戻っていた。
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一方、ジェフ(マーク・ラファロ)は、サラのバローズとの不貞の謝罪などを認めなかったが、サラの真剣さから、一つだけ結婚の条件を出した。それは「(もし女の子が生まれたら)その子をバローズに近づけないこと」だった。
キャスト:
サラ・ハッティンガー … ジェニファー・アニストン
ボー・バローズ … ケビン・コスナー
キャサリン・リシュリュー … シャーリー・マクレーン
ジェフ・ディリー … マーク・ラファロ
アール・ハッティンガー … リチャード・ジェンキンズ
アニー・ハッティンガー … ミーナ・スバーリ
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