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松本清張原作プレミアムドラマ第2弾「ガラスの城」(2024)を見る。波瑠、木村佳乃主演。

松本清張原作ドラマ「ガラスの城」(2024)を見る。テレビ朝日開局65周年記念「松本清張 二夜連続ドラマプレミアム」の「顔」に続く第2弾
松本清張の社会派ミステリー作品の舞台を昭和の一流製鋼会社から、令和の大手商社に移し、さまざまな欲望と犯罪の構図を描き、見ごたえのある人間ドラマを再構築している。

物語がバリキャリの三上(木村佳乃)の語り手で進行するが、途中から地味キャラの的場(波瑠)に視点が変わっていくという展開は面白い。犯人は意外な人物。

  キャリアウーマン・三上田鶴子(木村佳乃、左)と地味な的場郁子(波瑠)



<ストーリー>
大手商社の社員旅行中、エリート部長・杉岡(丸山智己)が忽然と姿を消し、その後、殺人事件と判明。

仕事も性格もまったく違う二人の女性社員、地味な一般職・的場郁子(波瑠)と出世街道のキャリアウーマン・三上田鶴子(木村佳乃)が、社内に渦巻く欲望や人間関係の裏側を独自に探りながら真相に迫っていく。

容疑者は社員全員に及び、様々な思惑が絡み合う中で、やがて 犯人とその動機が明らかになる。

・・・
的場郁子自身が、殺人犯とみられる人物の呼び出しに応じてついていくというのは身の危険も考えるとリスクがあるが、単なる好奇心以上の内的なモチベーションがあったようだ。

殺された部長とは一時関係を持っていたこと、お金を貸していたこと、事件の真相を共に追っていた三上が行方不明になり、犯人が三上に会わせると言ってきたことなどから、危険を顧みずについていったのだった。

犯人は、これまでのいきさつ、三上を殺害し埋めたことなども細かく説明。犯人は、いま、的場自身にも襲い掛かろうとしてきたのだが…。

危険を冒してまで犯人の要求に簡単に応じるのは?
という質問をChatGPTに聞いてみると、こんな返事があった。

「ミステリーの構成上、主人公が殺される可能性を承知で犯人と接触する」――というドラマ的演出や心理戦の駆け引きが物語のクライマックスとして用いられることが多い(犯人と向き合うことで決定的な真相が浮かび上がる)、また犯人が「田鶴子」の捜査日記や情報を心理的に利用したり誘導したりするために呼び出す、といった展開も一定の説得力を持って描かれる。

こうした点から「身の危険があるのに来てしまった」という印象は強いものの、物語の心理的構造やミステリーのジャンル性を味わう上では、主人公の行動が純粋な危険回避よりも真相追及の意志を優先したものと解釈できるようだ。

<主な登場人物>
■的場郁子(31):波瑠…大手商社「實友商事」の次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。地味で暗く愛想がないが仕事は早くて正確。推理小説が好き。社員旅行中に部長・杉岡久一郎が何者かに殺された事件に興味を持ち、独自捜査を開始するが…。
■三上田鶴子(45):木村佳乃…「實友商事」次世代エネルギー部の営業課長。バブル崩壊後に総合職で入社。仕事一辺倒で男の影も見えないが、本人は独身バリキャリとして働く人生に満足している。社員旅行先で部長・杉岡久一郎の社内不倫現場を目撃。
■鈴木信乃(31):蓮佛美沙子…「實友商事」次世代エネルギー部に所属する総合職の社員。隙のない才色兼備のバイリンガルで野心家。三上田鶴子のことが苦手。
■橋本啓子(28):川島海荷…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。鈴木信乃と並ぶ美人で、かわいい系の女性。
■田口欣吾(38):内野謙太…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の業務課長。ロンドン帰りで現職に就任。富崎弥大と野村俊一のどちらの次長につくのが出世に有利か常に計算している。お調子者でもある。
■野村俊一(45):武田真治…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の次長。三上田鶴子の直属の上司でバツイチ。部長・杉岡久一郎とは同期だが、真面目すぎる性格が災いし、出世で遅れを取っている。
■杉岡久一郎(45):丸山智己…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の部長。美形でスタイリッシュ、女性社員からの人気も高く、社内でも一際目を引くエリート。海外勤務も長くMBAを取得。次期役員候補と目され上司にも目をかけられている。その一方で、既婚者なのに女性にだらしなく浪費家な一面も…。
■富崎弥大(40):塚本高史…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の次長。既婚者。仕事はいい加減だが口が上手く要領のいい性格。出世欲が人一倍強い。次期部長の座を虎視眈々と狙い、部長・杉岡久一郎に調子よく取り入っている。
■倉田文則(55):高嶋政伸静岡県警のベテラン刑事。穏やかな物腰ながらも、大手商社「實友商事」で起きた社内殺人事件を鋭い視線で俯瞰する。
■佐原壮馬(35):満島真之介静岡県警の刑事。生まれも育ちも静岡で、東京が嫌い。静岡訛りもある。真面目な熱血漢で、女心は微塵も分からない無骨な男。
■和島好子(38):野呂佳代…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部の一般職社員。働き者で愛想もいい。雑用を言いつけられることも多い
■浅野由理花(23):仁村紗和…大手商社「實友商事」次世代エネルギー部に所属する一般職の社員。入社1年目の癒し系。就職先に困っていたが、女手ひとつで育ててくれた母が次長・富崎弥大の妻と知り合いだったため、その口添えで入社。
■野村実奈:吉井怜…野村俊一の妹。植木屋「あさぎ園」に勤務。
■杉岡いずみ:片岡礼子…杉岡久一郎の妻。
■富崎玲子:沢井美優…富崎弥大の妻。
■林田徳治:遠山俊也…玲子の実家の植木屋「林田花壇」代表。
■レポーター:志田美由紀…静岡の工事現場で杉岡久一郎の遺体が発見されたニュースを現地からレポート。

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