「ノウイング」(原題:Knowing,2009)を見た。
「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス監督のB級パニック・ディザスター・ムービー。数字で埋め尽くされた不思議な紙を入手し、やがて驚愕の事実を知る大学教授をニコラス・ケイジが熱演。アイデアはいいものの、ラストシーンで・・・。
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1959年、ルシンダ・エンブリーとういう少女は太陽を見つめながら不義なささやきを聞き、小学校のタイムカプセルに数字が羅列されたなぞの紙を提出する。その後ルシンダは行方不明となり、教師のミス・タイラーによってクローゼットに数字の羅列を刻んでいるところを発見される。
50年前のタイムカプセルを開ける式典で、生徒たちが書いた未来の絵を取り出すが、その中に数字だけが書かれた紙を見つけたケレイプはその紙を持ち帰る。
ケレイプのカバンの中からメモを見つけたジョンは、数字の羅列になにか意味があるのではと解読を始める。そして911(2001年9月11日の爆破テロ)の数字から、数字が事件の日付と死者数を示していることに気づく。
ジョンは同僚のフィルに相談するが聞き入れてもらえない。
しかし、81人の死者を及ぼす出来事が明日に迫っていることを数字は示している。ジョンはルシンダに会うためにミス・テイラーのもとを訪れる。ルシンダのメモについて聞くことができたが、ルシンダは死んでしまっていた。
豪雨のなかケレイプの迎えに行く途中でジョンは日付と死傷者以外の数字が緯度と軽度を示していることに気がつく。事故が起こることに気づきながらも、ジョンは事故を防ぐことが出来ずに飛行機の墜落事故によって81人が無くなってしまう。
ケレイプは家で謎の男たちに出会い、ヘラジカが燃えているのを見かける。ルシンダの娘ダイアナは、その娘のアビーを探し出す。ジョンはケイレブを妹のグレースに預け、次の事件を防ごうとNY向かうが太陽フレアの影響でまたしても死者を防ぐことができなかった。
ジョンが家に帰るとダイアナとアビーが家にいた。
ルシンダが最後に書き残したメモには「EE」の文字があり、ジョンは太陽フレアの影響で人類が滅亡することを悟りる。ダイアナはアビーとケイレブを連れて洞窟へと向かい、ジョンはルシンダが最後に書き残した座標を知るために学校を訪れる。
しかし謎の男によってアビーとケイレブは連れ去られてしまい、それを追ったダイアナは事故で死んでしまう。ジョンは座標の場所にたどり着くが、アビーとケイレブは謎の男たち4人によって宇宙へと向かう。
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避けることのできない“地球消滅”のXデーに向けて、人類は一体何を残せるのか・・・といったホラーパニック映画である。
タイトルの「KNOWING」とは、未来の結末をあらかじめ知ってしまうという恐怖を示している。
タイトルの「KNOWING」とは、未来の結末をあらかじめ知ってしまうという恐怖を示している。
ラストでは、映画「未知との遭遇」のように、雲が割れて空から「宇宙船」が降りてくる。そして宇宙人の登場。口を開けて呆然とするニコラス・ケイジ。このシーンがあったために、それまでのミステリーっぽい展開が、SFのようなエンディングになってしまった。似たようなタイトルの映画「アンノウン」もあり紛らわしい。
飛行機の墜落、地下鉄の暴走・脱線シーンは、パニック映画としても迫力がある。
ニコラス・ケイジはB級パニックやアクションが似合う?。
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