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映画「女性の休日」(原題:The Day Iceland Stood Still、2025)をミニシアター「Otto」で見る。

映画「女性の休日」(原題:The Day Iceland Stood Still、2025)をミニシアター「Otto」で見る。1975年にアイスランド女性たちが一斉に休むことで社会の機能を停止させ、ジェンダー平等への大きなきっかけとなったムーブメントを振り返るドキュメンタリー映画


1970年代の貴重な映像と当時のムーブメントの要となった複数の人物の50年後の証言者としての姿と回想の言葉が語られるところがすばらしい。

1970年代初めは世界的に男女平等、ウーマンリブなどのうねりがあった。そんな中、アイスランドでは、女性の地位向上を訴える運動、女性のストライキ(のちに休日に変更)運動がおこった。

「女性の休日」当日に女性たちが共に歌ったプロテスト・ソング「進め、女性たち」という曲の歌詞の一節が実にいい。

♪いつか子供たちは言うだろう「母さんが間違いを正してくれるだろう」
♪いつか子供たちは言うだろう「これこそ、私が求める世界」

監督はパメラ・ホーガン。上映時間は約71分。 

 

 

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<あらすじ>
男女平等を求める運動が世界的に増してきた1975年6月、アイスランド各地から集まった約300人の女性たちによる女性会議が開かれた。

女性の存在意義を全国民に示す方法を徹底的に話し合った結果、10月24日に一斉に仕事や家事を休むストライキを実施することが決まる。

当日、首都レイキャビクの広場には当時の人口の10%にあたる2万5000人以上が集結し、アイスランド各地の20カ所以上で集会が開催された。

この前代未聞のムーブメントにより、女性がいないと社会がまわらないことが証明され、その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国となった。

インターネットもスマホもない時代に、女性たちがどのように連帯し、社会を変えるムーブメントを成功させたのか。

映画は当時の当事者の証言、ニュース映像、アニメーションなどを交えながら、どのようにしてこの運動が成功したのかを振り返る。

結果として、その後アイスランドは世界初の民主的選挙で選ばれた女性大統領誕生やジェンダー平等の進展に繋がっていく。

映画では、批判や反発も描かれながらも「女性同士のやわらかな連帯」や「ユーモアと日常性」が強調され、ムーブメントの力が視覚的に表現されている。

音楽はマルグリエト・ラウンが担当。エンドクレジットにはアイスランドを代表するアーティスト・ビョークBjörk) の楽曲が使われている。

エンドクレジット曲:ビョーク 「Future Forever」
この曲はビョークのアルバム「Utopia」に収録された楽曲で、希望や未来像を歌う内容。「Future Forever」は映画の最後を締めくくる曲として使われ、映像の余韻と重なって強く心に残る。


 <主な登場人物(実名)>
■ヴィグディス・フィンボガドッティル…アイスランド初の女性大統領。
■グズルン・エルレンズドッティル…初代女性最高裁判所長官
■アウグスタ・ソルケルスドッティル…初代農業組合幹部。
■グズニ・トルラシウス・ヨハネソン…前大統領として証言。
■その他の登場者:「レッドストッキングス」など当時の活動メンバーの証言など。
<スタッフ>
監督:パメラ・ホーガン
撮影:ヘルギ・フェリクソン
音響:ベルガー・プリズン
音楽:マルグリエト・ラウン(Vök, GusGus)
エンドクレジットソング:ビョーク「Future Forever」

アイスランドの政治分野の女性比率>
1. 大統領・首相の国家のトップ2人が女性。
2. 国会議員の女性比率:約48%。欧州で最も女性議員の割合が高い国の一つ。
3. 世界1位のジェンダー平等: 世界経済フォーラム(WEF)のジェンダー・ギャップ指数で16年連続1位(2025年時点)。
4.指導的立場: 政治分野のみならず、指導的立場にある女性(議員・上級官僚・管理職)の割合は約40%。 

www.youtube.com

 

ミニシアター「OTTO」では1スクリーンで、一日に7作品が上映されていた。座席数は30数席。あさイチの9:30の回は半分以上埋まっていた。

劇場のチラシは手書き文字を印刷したようで、手作り感がある。

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