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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「エアポート&#039;75」(1974) 「エアポート(大空港)」シリーズ第2弾。</span>



エアポート75」(原題:Airport 1975)を再見した。
数百人の乗客を乗せた巨大なジャンボ・ジェット機ボーイング747が、飛行中に小型機と激突、操縦不能となり、乗客の恐怖と地上の救援活動を描くパニック・スカイ・アドベンチャー1970年の「大空港」(原題:Airport)に続く「エアポート」シリーズ第2弾に位置づけられる。出演者のクレジットの後に「Inspired by Airport」という言葉が出る。
 
ジャンボジェット機が小型機に衝突して、操縦席のパイロットが負傷し、副操縦士も吹き飛ばされて、操縦席に座ったCAの責任者(カレン・ブラック)が悪戦苦闘する。カレン・ブラックがパニック状態になって、恐怖の表情をするシーンは、恐怖映画的。
 
ヘストンが歴史劇でも”猿”モノでもなく現代劇に出演して、ジョージ・ケネディなどと並んで登場しているのが、今見ると機長なだけに貴重。イージー・ライダー」や「ファイブ・イージー・ピーセス」のカレン・ブラックにとっては代表作となった。エクソシスト」で強烈な印象を残したリンダ・ブレアが、腎臓移植の患者とし
て出演。     

サンセット大通り」で、過去の栄光に生きる女優を演じたグロリア・スワンソンが、自身の「回想録」の出版を予定しているという本人役で出演、本作が遺作となった。ほかに「暗くなるまで待って」のエフレム・ジンバリストJr、「マンハッタン無宿」のスーザン・クラーク、ヘレン・レディ、マーナ・ローイなどが出演。
 
監督は「殺しの接吻」のジャック・スマイトアーサー・ヘイリーの原作をドン・インガルスが脚色、撮影はフィリップ・ラスロップ、音楽はジョン・カカバスが各々担当。出演はチャールトン・ヘストンカレン・ブラックジョージ・ケネディ、エフレム・ジンバリストJr、スーザン・クラーク、ヘレン・レディ、マーナ・ローイグロリア・スワンソンなど。
 
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コロムビア航空の409便に搭乗したさまざまな人たちが織り成す群像劇。
有名な映画スター、グロリア・スワンソン(本人)とその秘書ウィニー・グリフィス(O・サマーランド)、ロスへ難しい腎臓の手術を受けにゆくジャニス・アボットリンダ・ブレア)とその母、アル中気味の中年婦人デバニー(マーナ・ローイ)、コロムビア航空副社長婦人のパトローニ(スーザン・クラーク)と息子のジョゼフ、カトリックの尼僧、ルース尼(ヘレン・レディ)とベアトレス尼、かつては有名な喜劇俳優だったバーニー。
 
ジャンボ機の2階にある操縦席では乗務員がそれぞれテキパキと仕事をしていた。ステイシー機長(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)、彼を補佐するジョン・ユライアス副操縦士航空機関士のジュリオ・ロドリゲス、そして多勢のスチュワーデスを指揮するベテランのチーフ・スチュワーデス、ナンシー・プライア(カレン・ブラック)。
 
快適な飛行が期待されていたが予定のコースに濃霧が発生。
同機はやむなくソルトレイク・シティに急拠着陸することになり、下降を開始同じ時刻、ジャンボ機のすぐそばを自家用の小型ジェット機が同じ空港をめざして飛んでいた。操縦桿を握っているのは、ある大会社の重役スコット・フリーマン。
 
フリーマンが胸に激しい痛みを感じた瞬間、操縦桿を握りしめめたまま心臓発作で息絶えていた。小型ジェット機は急カーブを描いてジャンボ機に接近、激突した。
 
前面ガラスが破壊され、副操縦士は機外に放り出された。
機関士も即死、機長は重傷を負って操縦不能となった。
巨大なジャンボ機と乗客の命はCAのリーダー、ナンシーの手に委ねられた。
 

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操縦室は、衝突で大破していて、地上の管制塔との通信も途絶える事態になり、地上での協議の結果、ジャンボ機を救うため、激突の際に操縦席の鼻先にあいた穴からパイロットを乗り込ませることにした



数千フィートの上空でヘリコプターをジャンボと等速にしてからロープを渡し、ジャンボの破壊した穴へ降下しようという、想像を絶する危険な任務は空軍のアレクサンダー少佐が試みることになったが、このあたりはスリリングでハラハラさせるものだった
 
ヘリ搭乗員、そして唯一の生還の望みを託したジャンボの乗客が見守るなか、ロープを巻きつけた少佐は宙に体を泳がせながら徐々に747機に近づくが、ジャンボの窓枠を握んだ瞬間、衝突のショックで裂け、風にあおられていたジャンボの外側の金属板が少佐の命綱のフックをはずした。瞬間、少佐の体は吹き飛ばされ、闇の中に消えてしまった
 


空港に戻って態勢ををととのえ直す時間はなく、ジャンボ機の操縦ができるのは自分しかいないと、マードック自らジャンボに向かった。そしてこの計画はマードックチャールトン・ヘストン)の超人的な活躍によって見事に成功し、乗客は無事救出されのだった
 
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機内で元大女優(グロリア・スワンソン)は、「1917年に、今回と同じように”箱”で飛んだことがある。パイロットは誰だと思う。セシル・B・デミルよ」と若い世代に自慢げに語る。どこでも大女優としてチヤホヤされるのだが、それを見た乗客から「あれは誰」という声が上がるが、カトリックの尼僧は「ハリウッド族よ」と関心のないようす。

コロムビア航空の副社長ジョセフ・パトローニ(ジョージ・ケネディは、マスコミの取材に対して「”知る権利”というのもときにはシャクの種だ」と発言。マードックの婚約者ナンシー(カレン・ブラック)は、時々しか会えないマードックに対して「One Night Stand(一夜興行:つかの間の情事)にはうんざりだわ」と不満を。
 
航空パニック映画のシリーズとして「エアポート75」のあと、「エアポート77 バミューダからの脱出」「エアポート80」が製作された。

                              予告編:https://youtu.be/EZY2EFTM598

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