「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(原題: YES MAN、2008)を吹き替え版で再見した。前回見たときに、あまりにも面白かったので、Gyaoで配信されているのを知りまた見てしまった。何度見ても、笑わせ、うならせる。
監督は「チアーズ!」(2000)や「アントマン」(2015)などを手がけたペイトン・リード、主演はジム・キャリー。新興宗教の教祖にテレンス・スタンプが扮しているほか、ヒロインのアリソンにキュートなズーイー・デシャネル、ほかにブラッドリー・クーパーなど。
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仕事でもプライベートでも、あらゆる付き合いや勧誘に対して「No」と断っていた銀行員のカール(ジム・キャリー)。そんな彼を見かねた友人に連れて行かれたセミナーで「どんなことにもYESと答える」と約束させられてしまったことから、カールの人生は急展開を見せる。
カール・アレンはアメリカ・ロサンゼルスの銀行に勤務する中年男。3年前に離婚して今は独身。家にひきこもり、レンタル屋でDVDを借りてきて、家で見る毎日。
友人から電話がかかってきてもでない。電話の着信が友人の名前だと出ないので、友人たちは「非通知」でかけてくるのだ。たまに出ると、色々と誘われるが「予定がある」とすべて断ってしまう。どんな予定かと聞かれてもお茶を濁す。あるとき、ビデオ・レンタル店にいるときに電話が。相手は、レンタル店の店の前にいて、窓から見ていたが「人違いだ」と逃げるが・・・。
仕事である融資はもちろん〝ノー〟と却下し、届くメールもすべて破棄。朝食を一緒にどうかと誘う親切な老婦人・ティリーにも断り、勧誘は拒否し、ビラ配りも受け取らないのだ。
カールはバツイチで、元妻・ステファニーに少し未練があるのだが、ステファニーは恋人のテッドとラブラブ。バツイチなので友人の結婚を素直に祝えないのだろうと、ピーターはカールの心中を察するが、腹立ちもあり「このままだと孤独のまま死んで、誰からも惜しまれないぞ」と言い残して去っていく。
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2つの大きなスクリーンに「YES」の文字が映しだされ、登場するのが主催者で講師のテレンス・バンドリー(テレンス・スタンプ)。テレンスが、「今日初参加はいるか?」と聞くと、ニックがカールを指さす。
舞台まで来いと言われたカールは「ノー・サンキュー」と断ると、それに対し周囲の参加者は「NOマン!」と言い、テレンスは「来ないなら私が行く!」と言って靴を脱ぎ、全速力でカールのところへ走ってきた。
「人生に〝ノー〟と言えば死んだも同然。この建物を出たらなんであれ、〝イエス〟と言え」とテレンスはカールに告げ、その指示を破れば災いが起きるという・・・。
その後、試しにイエスと答えるとラッキーなことが続くのだった。
ガソリンスタンドでたまたま会った可愛い女性アリソン(ズーイー・デシャネル)に、ライブハウスで再会したのだ。
離婚した妻に未練はあったが、アリソンに出会いきっぱり忘れたカール。
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小ネタもたくさんあって、見所、セリフも面白い。
ビルから飛び降り自殺を図ろうと、窓の縁にたっている男にカールはギターを弾きながら歌いだす。「♪飛び降りたら、奴らの思うツボだ。君はひとりじゃない。僕らがついていることを忘れるな♪君はひとりじゃない♪」と歌うと、自殺願望男も一緒に歌いだし、カールのおかげで命拾いをするのだ。
人の顔をしたケーキが出てきて、誰かが俳優の名前を言うと、「アレック・ボールドウィンよ」。すると、「確かに、クリソツ(=そっくり、などを逆に言うのが流行していた)ね!」。
「アイツ、アホちゃう!」など関西弁も飛び出す。
見たくないがこんなシーンも:○○○隠して ”尻隠さず”
しかしラストシーンは、超絶・悶絶シーンで、あっと言わせる!(笑)。
全員がなぜ裸になったのか、”ある理由”から「アキラ100%」に(爆)。
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