映画「シザーハンズ」(原題:Edward Scissorhands、1990)を見た。実は初見。
主役の人造人間”ハサミ男”の役は、当初「レインマン」等で人気が出ていたトム・クルーズにオファーされたという。ほかの撮影スケジュールの都合で断られ、テレビでは知られていたジョニー・デップに役が回ってきた。
・・・
場面は、寒い冬の夜、「雪はどうして降るの?」と孫娘に聞かれた祖母の話から始まる。祖母の回想による昔話で始まるが、この祖母こそがその場にいて、体験したことであり、主人公の女性キムその人であることがあとから分かる。
繊細で心優しき人造人間エドワードと人間の娘キム(現在の祖母)の間に芽生えた愛が、今もなお生き続け、そしてささやかな奇跡を生み出しているのを明かす形で、物語の幕は下りる。
発明家が住んでいた城
昔々、町外れの山の上の屋敷に孤独に暮らす老発明家(ヴィンセント・プライス)がいた。屋敷の中で、全自動クッキー製造機などの数々の発明品を作り出した彼は、遂には生命の創造に挑み、1人の人造人間を生み出す。
城の中には発明用の機械があった。
不完全な部分を自らの発明品で補うために、ハサミを使って作った仮初の手を両手に、それから大きなハート形のクッキーを選んで心臓とする。
ある日エドワードの住む屋敷に、ペグ(ダイアン・ウィースト)というエイボン化粧品のセールスの女性がやってくる。
手がハサミのエドワードは食事さえままならないが、植木を様々な形に美しく整えたり、ペットの犬の毛を刈ったり、女性たちの髪を独創的な感じにカットしたりして地域の人気者になっていった。やがてエドワードは、ペグの娘キム(ウィノナ・ライダー写真)に恋をするのだが・・・。
・・・
パステルカラーのまるで人工的な家がまとまった小さな静かな町が舞台。
化粧品のセールスレディが見知らぬ男を家に招いたこというニュースはたちまち近所のうるさい婦人連中の耳に入り、一斉に物珍しいものを見るようにペグの家に集まってくる。ハサミ人間が、植木を次々に動物の形にトリミングしたり、犬のヘアカットをするので、ヘアカットを申し出る婦人たちが行列を。
テレビ局のインタビューにも対応していた。
ハサミでトリミングした犬とともにテレビの取材に応じるエドワード。
映画の中で、トム・ジョーンズの「It’s not unusual」(「よくあることさ」、1965年にリリース、大ヒットした)がかかっていたのが懐かしい。
・・・
「エド・ウッド」(1994)「スリーピー・ホロウ」(1999)「チャーリーとチョコレート工場」(2005)「ティム・バートンのコープス・ブライド」(2005、声の出演)「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2007)「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)「ダーク・シャドウ」(2012)。
予告編(特別映像)
☆☆☆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。