「ダンボ」(原題:Dumbo、2019)を見た。監督は「バットマン」シリーズ、「アリス・イン・ワンダーランド」などのティム・バートン。1941年公開のアニメーション映画「ダンボ」を原作とする実写映画。「ダンボ」と言う言葉は、その後「耳をダンボにする」(死語?)の由来となった。
ダンボを軸に、家族の絆を描く。ディスニーの豪華絢爛のファンタジー映画。今春(2019年3月29日)劇場公開されたがようやく見ることができた。
出演は「リクルート」「フォーン・ブース」のコリン・ファレル、「バットマン」「バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートン、「ツインズ」「ローズ家の戦争」「L.A.コンフィデンシャル」のダニー・デヴィート、「007カジノ・ロワイヤル」(2006)のエヴァ・グリーン、「暗くなるまで待って」「キャッチ22」「アルゴ」の名優アラン・アーキン!など。
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1919年、かつて一流サーカスとして名を馳せたメディチ・ブラザーズ・サーカスだが、第一次世界大戦の影響やインフルエンザの流行などを受け経営が傾いていた。
団長のマックス・メディチ(ダニー・デヴィート)は一座の再興のため妊娠した雌のアジアゾウのジャンボを購入するが、生まれた子象ジャンボジュニアは異常に大きな耳を持って生まれ「ダンボ」とあだ名される。
失望したメディチはかつて一座の花形スターであったホルト・ファリア(コリン・ファレル)にダンボの世話を任せるが、彼の子供たちであるミリーとジョーはダンボがその巨大な耳を使って飛べることに気付き、それをショーで披露したことで一座の運命は好転したかに見えた。
だがこの話を聞きつけた有名興行師V・A・ヴァンデヴァー(マイケル・キートン)に誘われ、メディチ・ブラザーズ・サーカスは彼がニューヨークで経営する巨大娯楽施設「ドリームランド」へと雇われる。
ドリームランドの看板スターとして人気を博する空中ブランコの女曲芸師コレット・マーチャント(エヴァ・グリーン)は、元々パリの大道芸で働いていたが、ヴァンデヴァ―に才能を見出されてドリームランドに引き抜かれた。当初はダンボが飛べることについて懐疑的だったが、共に練習を重ねることで信頼を寄せるようになる。同時に儲けのみを追求して冷酷な振る舞いをするヴァンデヴァ―に不信感を募らせていく。
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耳が大き過ぎると笑われていたダンボだが、鼻で羽毛を吸い込むと空を飛べるという才能があった。大きな薄べったらな耳が、蝶の羽根のように羽ばたいて空を飛ぶと言うファンタジー映画。目の大きなダンボがかわいい。
「007カジノ・ロワイヤル」(2006)でボンド・ガールを演じていたエヴァ・グリーンはティム・バートン監督作品では「ダーク・シャドウ」(2013)などに出演。「ダンボ」でも、大きな瞳が印象的な美人女優ぶりを見せている。エヴァの母親は「雨の訪問者」(1970)の主演女優マルレーヌ・ジョベール。
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