
映画「首」(2023)は「アウトレイジ 最終章」などの北野武監督が構想30年を経て生み出した本能寺の変を別角度から描いた歴史超大作。総製作費は15億円。邦画で10億円越えは大作とされる。
製作費15億円がペイされる(黒字化)ためには目安として22億円の興収が必要というが、実際には12億円程度だったようだ。ただし、動画配信、DVDなど二次収入が5億円程度見込まれるといい、何とかトントンくらいになったのか。
北野監督の同名小説を基に、羽柴秀吉、明智光秀、徳川家康ら戦国武将による、天下統一を掲げる織田信長の醜い跡目争いをバイオレンス描写満載で描いている。
北野監督が脚本などのほか羽柴秀吉役も務め、明智光秀は「ドライブ・マイ・カー」などの西島秀俊、織田信長は「それでもボクはやってない」などの加瀬亮、徳川家康は小林薫が演じるほか、中村獅童、浅野忠信、大森南朋、遠藤憲一、岸部一徳らが名を連ねている。多くは北野組と言われる俳優たち。

首が切られて飛ぶシーンなど残酷なシーンがある一方でコメディ要素も多い。BL(ボーイズラブ)というらしいが、中年のおっさんたちの荒木村重(遠藤憲一)、明智光秀(西島秀俊)、織田信長(加瀬亮)の男色3角関係が笑わせる。とくに村重を演じる遠藤憲一の乙女チックな涙目の嫉妬心は(笑)。
織田信長を演じる加瀬亮が、ぶっ飛んだ演技を見せている。とにかく怒鳴り散らし、現代に当てはめればパワハラ上司。よくわからないが独特の名古屋弁でまくしたて、手下どもの首をはねるのだ。加瀬亮という役者は「アウトレイジ」でもキレまくってインパクトがあったが、信長役は劇薬のような人物だった。
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天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)が毛利軍、武田軍、上杉軍、さらには京都の寺社勢力と激戦を展開する中、彼の家臣である荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こして姿を消す。
信長は明智光秀(西島秀俊)、羽柴秀吉(ビートたけし)ら家臣に村重の捜索を命じるが、天下取りをひそかに狙う秀吉は、弟の羽柴秀長(大森南朋)、黒田官兵衛(浅野忠信)らと策を練るが…。



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信長・秀吉・家康の”本能寺の変”のストーリーを北野武が独特の解釈で放つ異色の戦国絵巻の映画だった。
<キャスト>
羽柴秀吉:ビートたけし
明智光秀:西島秀俊
織田信長:加瀬亮
黒田官兵衛:浅野忠信
羽柴秀長:大森南朋
難波茂助:中村獅童
徳川家康:小林薫
千利休:岸部一徳
荒木村重:遠藤憲一
斎藤利三:勝村政信
般若の佐兵衛:寺島進
菩薩の権蔵:平原テツ
曽呂利新左衛門:木村祐一
服部半蔵:桐谷健太
本多忠勝:矢島健一
宇喜多忠家:堀部圭亮
蜂須賀小六:仁科貴
滝川一益:中村育二
丹羽長秀:東根作寿英
高山右近:久保勝史
安国寺恵瓊:六平直政
清水宗治:荒川良々
間宮無聊:大竹まこと
森蘭丸:寛一郎
織田信忠:中島広稀
織田信雄:坂東龍汰
弥助:副島淳
為三:津田寛治
遣手婆・マツ:柴田理恵
茂助の父:日野陽仁
丁半博打の客:劇団ひとり
多羅尾光源坊:ホーキング青山
丁次:アマレス兄(アマレス兄弟)
半次:アマレス太郎(アマレス兄弟)
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