

台湾映画「流麻溝(りゅうまこう)十五號」(原題:流麻溝十五號、副題:untold herstory、2022)が7月26日から劇場公開される。
1950年代初頭、白色テロ(※)時代に捕らえられ、台湾の離島・綠島(当時の名前は火燒島)に送られ「思想の再教育」を強制された女性たちを中心に描いた歴史映画。周美玲(ゼロ・チョウ)監督による、台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話をもとにした作品。


これまで語られて来なかった歴史<history>ならぬ<herstory>=彼女の物語。
基本的には1953年の「綠島再叛亂案」がストーリーのベースになっている。「一人一事良心救國運動」「刺青運動」からのでっち上げ反乱事件で無実の14名が死刑になった。
幼い子を残して収監された母親、獄中で出産した女性、高校時代に読書会に参加しただけで捕えられた少女、すがりつく子供を引き剥がされ死刑場に送られた女性、新生(囚人)の男性と恋に落ち非業の死を遂げた島民の女性...。
そして美しい舞踊を披露し、政治犯として収監されている人々の心を慰め鼓舞したダンサー。
国共(国民党と共産党)の争いに巻き込まれ、無実の罪で捕えられ、拷問され、辱められ、殺された人々。彼女達が、彼らが、なぜそんな目に遭わなければいけなかったのか。歴史的背景などをある程度知ってから見ると、ジワリと感動が押し寄せるかもしれない。
※「白色テロ」(中国語: 白色恐怖)とは。
1949年(民国38年)の二・二八事件以降の戒厳令下において、中国国民党政権が反体制派に対して行った政治的弾圧のことである。1987年(民国76年)に戒厳令が解除されるまでの期間、反体制派とみなされた多くの国民が投獄・処刑された。戒厳令が解除された後、台湾政府は正式に謝罪し、犠牲者に対する補償のための財団を設立した。二二八和平公園や緑島人権文化園区といったメモリアルも造られた。
台湾の友人が紹介してくれた映画で「白色テロ」は台湾であったと語っていた。
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