洋画1970~00年代
「ザ・ロック」(原題:The Rock, 1996)を見た。 猛毒の神経ガス・ロケット弾を奪ってアルカトラズ島を占拠したテロリスト集団と、密命を帯びて島に潜入した2人の男の戦いを描いたアクション大作。 スリリングなストーリー、大がかりなアクション、主演の3人…
「マルホランド・ドライブ」(原題:Mulholland Drive, 2001)を見た。 ”鬼才”デヴィッド・リンチ監督が描く、ミステリー仕立ての映画で、現実と妄想が描かれ、一筋縄ではいかない、複雑に入り組んだストーリーが展開される。 ハリウッドへやってきた二人の女…
「ザッツ・エンターテインメントIII」(1994)を見た。第1作(1974)、第2作(1976)は劇場でリアルタイムで見ているが、「III」は見逃していた。「III」はMGM創立70周年を記念して製作された。ミュージカルの醍醐味を一気に味わえる。同じ作品タイトルが続…
まだまだ続くウディ・アレン映画。「世界中がアイ・ラヴ・ユー」(原題:Everyone Says I Love You、1996)は、ウディ・アレン監督・脚本・出演の約20年前の映画。ウディ・アレン監督にしては珍しいミュージカル・ファンタジー・コメディで、ドリュー・バリ…
ウディ・アレン監督の作品がまだまだ続く。日本語でも完全に定着したセレブという言葉だが、そのオリジナルの英語そのままのタイトルの「セレブリティ」(原題:Celebrity、1998)を見た。マンハッタンを舞台に、有名人(セレブ)とその取り巻き達の裏側を、…
ウディ・アレン監督の「僕のニューヨークライフ」(原題:Anything else, 2003、公開2006年1月)を見た。情緒不安定な女優の恋人に振り回される若手喜劇作家の愛の顛末を描いたロマンティック・コメディ。主演は「アメリカン・パイ」のジェイソン・ビッグス…
ウディ・アレン監督・脚本・主演の「おいしい生活」(原題:Small Time Crooks、2000)を見た。原題の意味は「小悪党、チンピラ」のこと。今なお作品数の衰えない現代映画界のシェイクスピアともいわれる(らしい)ウディ・アレンによる2000年のロマンチック…
「ピアニスト」(仏: La Pianiste、英: The Piano Teacher、2001)を見た。 タイトルから、何も知らずにピアニストの音楽関連の物語かと思ってみると、とんでもなく怖い?内容なので面食らうことになるだろう。 監督はミヒャエル・ハネケ。生まれはドイツ・…
「隠された記憶」(原題:仏: Caché、英: Hidden、2005)を見た。 監督は、ミヒャエル・ハネケ(「ピアニスト」)。第58回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。第18回ヨーロッパ映画賞では作品賞、監督賞など5つの賞を受賞。 一筋縄ではいかない考えさせられる…
「ニューヨーク 最後の日々」(原題:People I Know, 2002)を見た。ほとんど知らない映画だったが、主演がアル・パチーノ、共演にキム・ベイシンガー、ライアン・オニール、製作がロバート・レッドフォードというベテラン俳優の顔合わせの人間ドラマというこ…
エットーレ・スコラ監督のミュージカル映画「ル・バル」(原題:Le Bal、1983)。 以前は、全編YouTubeで見られたが、今は部分的にしか見られない。 日本でも公開されたようだが短かったようだ。知っている人は少ない。 この映画は出張中の外国の劇場(パリ…
「サブウエイ123 激突」(原題:The Taking of Pelham 123、2009)は、1974年制作の「サブウェイ・パニック」(原題:The Taking of Pelham One Two Three)のリメイク。 「サブウエイ・パニック」は、ウォルター・マッソ―とロバート・ショーの駆け引きが見ど…
「ラムの大通り」(原題:Boulevard du rhum、1971)を再見した。 この映画はお気に入りの1本で、1972年の劇場公開以来の再見。 ブリジット・バルドー、リノ・バンチュラ主演。バルドーは、同じ年に製作された「華麗なる対決」と翌1972年の「ドン・ファン」…
「評決」(原題:The Verdict、1983)を見た。 ボストンの病院で起こった不正事件をめぐる裁判をきっかけに、教会と法曹界を相手に正義を貫こうと体を張る中年の酔いどれ弁護士の、自らの立ち直りを賭けた必死の姿を描く。 製作は「JAWS・ジョーズ」のリ…
「スター・ウォーズ」(1977)第1作を再見した。シリーズ最新作「スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒」(2015)を見た後で改めてみてみると類似点の多さに驚く。 初見の時は、黒色の仮面を被ったダースベイダーと正義の味方のルークがレーザー光線…
「哀しみのトリスターナ」(原題:Tristana、1970)を”遂に”見ることができた。 この映画が公開されたのは1971年1月下旬で、日比谷みゆき座だった。 なぜ覚えているかというと、この映画の前に公開された映画「Z」(1970)をみゆき座で2回続けてみた時に、予…
ウディ・アレン脚本・監督の「ギター弾きの恋」(原題:Sweet and Lowdown, 1999、公開2001年)を見た。1930年代を舞台に、天才ジャズ・ギタリストの半生を描く人間ドラマ。不器用なミュージシャンの奔放な生きざまと真実の恋を、ジプシー・ジャズを交えて郷…
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(原題:Good Will Hunting、1997)は長年気になっていた未見映画の1本だったがようやく見ることができた。 監督はガス・ヴァン・サント。 ロビン・ウィリアムスとマット・デイモンが主演のヒューマンドラマ。 およ…
「荒野の七人 真昼の決闘」(原題: The Magnificent Seven Ride!、1972)を見た。「荒野の七人」(原題:The Magnificent Seven,1960)のシリーズ4作目にあたる。名作「真昼の決闘」(原題:High Noon, 1952)にも出演したリー・ヴァン・クリーフが出演している…
「摩天楼を夢見て」(原題:Glengarry Glen Ross、1992、日本公開1993年)を見た。不動産の営業マンと会社の上役たちとの言葉の応酬、とくにスラングで罵り合う言葉が強烈な一種の密室劇。そうそうたる新旧俳優が共演しているのに驚く。1995年の「セブン」「…
アラン・ドロン主演の「ル・ジタン」(原題:Le Gitan, 1975)を見た。 ドロンの映画作品数は計70+くらいあるが、未見作品も少なくなってきた。 あと10+くらいか。 ジプシーの出身というだけで、いわれなき差別を受けてきた男、ル・ジタンの憤りと反逆の…
「キャリー」(原題:Carrie, 1976)を見た。”今頃見た?”シリーズに入りそうなホラー映画の傑作。スティーブン・キング原作、ブライアン・デ・パルマ監督作品。主演は、この映画でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたシシー・スペイセク。シシーは後…
「トラブル・イン・ハリウッド」(原題:What just happened、2008)を見た。映画業界の内幕をシニカルなユーモア満載に描き出すロバート・デ・ニーロ主演の群像ドラマ。ショーン・ペンやブルース・ウィリスなどの人気俳優が本人役で登場し、1人の映画プロ…
「天使と悪魔」(原題:Angels & Demons、2009)を見た。ダン・ブラウン原作の映画化の主人公ロバート・ラングドンを主演としたシリーズで「ダ・ヴィンチ・コード」(原題:The Da Vinci Code、2006)、に続く2作目。シリーズ最新作「インフェルノ」公開を記…
「クライシス・オブ・アメリカ」(原題:The Manchurian Candidate、2004)を見た。ひとりの将校が華やかな政界の裏で渦巻く国家的陰謀に立ち向かう社会派サスペンス。洗脳された人物をホワイトハウスに送り込み世界の支配を目論む巨大企業と、その企みに気…
「ガープの世界」(原題:The World According to Garp,1982)は長年、未見作品の1本だったが、ようやく見た。一筋縄ではいかない、様々な問題を含んだ映画だ。 ジョン・アービングのベストセラー小説の映画化で、監督は「明日に向かって撃て!」(1969)「…
アカデミー賞で主演女優賞など8部門を受賞した「キャバレー」(原題:Cabaret, 1972)を再見した。この年は「ゴッドファーザー」が作品賞を受賞した年で、2作品で賞を分け合った。・・・ナチスが台頭してきた1930年のベルリン。明日のスターを夢みるアメリ…
テレビの「コンバット」シリーズや、ブラック・コメディ映画「MASH(マッシュ)」(1970)などで知られる鬼才ロバート・アルトマン監督の「ショート・カッツ」(原題:Short Cuts, 1993、日本公開1994)を見た。ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞。近…
「秘密のかけら」(原題:Where the Truth Lies、2005)をみた。監督はカナダのアトム・エゴヤン(「クロエ」)という監督で、最新作「手紙は憶えている」(原題:Remember、2016)が間もなく公開される。映画はスキャンダラスな内容のスリラー映画だが、か…
ショーン・コネリー主演の「エントラップメント」(1999)を劇場で見て以来、十数年ぶり、2度目の鑑賞。BS-TBS(「サタディ・シアター」)の吹き替え版だった。 老練な美術泥棒のショーン・コネリーと美貌の保険会社調査員キャサリン・ゼタ=ジョーンズの駆…