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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ラムの大通り」(1971)再見。</span>






ラムの大通り」(原題:Boulevard du rhum、1971)を再見した。
この映画はお気に入りの1本で、1972年の劇場公開以来の再見。

ブリジット・バルドー、リノ・バンチュラ主演。バルドーは、同じ年に製作された「華麗なる対決」と翌1972年の「ドン・ファン」の出演を最後に映画界を引退した。
 
舞台は、アメリカに禁酒法がしかれていた1920年代カリブ海にはジャマイカからニューオリンズへのラム酒密売のルートがあった。通称“ラムの大通り”と呼ばれた。そのラム酒を密売する船員コルニーとハリウッド女優リンダ・ラリューの恋模様を描く
 
製作はアラン・ポワレ、監督は「冒険者たち」のロベール・アンリコ
原作者のジャック・ペシュラルは、大冒険の果てに回もの死刑の宣告を受けながら、いずれも脱出に成功し波乱の半生を送った人。音楽は「さらば友よ」「冒険者たち」のフランンワ・ド・ルーベが担当。出演はブリジット・バルドーリノ・ヴァンチュラ、ビル・トラヴァース、クライブ・レヴィルなど。
 

・・・
コルニー(リノ・バンチュラ)は、前夜アメリカ沿岸警備船に襲撃され、アメリカ国境に近いメキシコの海岸に漂着した。やっと食事処にたどり着いたコルニ―は、そこの主人から“めくら撃ち”の賭けを勧められた。
 
10人のあらくれ男が、弾丸一発を500ドルで買い、暗闇に立つ人間に拳銃をぶっ放す、灯りを点けてまだ生きていると、4,500ドルは命を賭けた奴に、500ドルは審判料として主人の懐に入るという荒っぽい賭けだ。
 
コルニーは海が忘れられない。船を買うには、危険だが絶好のチャンスと、その賭けに挑戦することに決めた。銃声が轟く。あたりは物凄い硝煙だ。
 
コルニーは生きていた。酒を一気に飲み干し、更に命を賭けた。
そして遂に10回、45,000万ドルを手に入れたしかしすでに満身創痍(そうい)の体でコルニーは気を失ってしまう
 
それからカ月後。ジャマイカキングストンの港に見馴れぬ船が入港した。
その名も“が心のレディー号”。望遠鏡を首にかけた船長は紛れもなくコルニーだった
 
“ラムの大通り”を仕切るサンダース(ビル・トラバース)は喜び、早速コルニーに仕事を依頼。だがコルニーには仕事の前に久しぶりに女の子とのデートの約束がある。
 
しかしそれもスコールで一時おあずけ、しかたなくコルニーは映画館に入った。
わずかな布しか体につけていない野性の美女が出演する映画は「恋する女豹」。
セクシーな瞳と唇、美しい肢体、コルニーの頭は女優のリンダ・ラリュー(ブリジット・バルドー)でいっぱいになった。
 
コルニーは仕事の最中でも、ポート・プランヌでは「恋する女豹」の続きを、パナマではリンダ主演のギャングものを観た。一方、消息不明のコルニーをやっと見つけたサンダースは、7,000本の密造酒をフロリダ西海岸ホワイト・ウォーター湾の中に沈め、後でそれを回収することを命じた。
 
その出発前夜、酔ったコルニーは、海辺で水浴びをしているリンダを目撃した。
彼は夢中で話した、映画を観て涙を流したこと、今や自分はリンダに夢中だということを。
 
その晩、コルニーの許にリンダから電話があった。
それは彼女が催すパーティーへの誘いだった。以来、二人は愛し合うようになった。
コルニーはリンダと共に“わが心のレディー号”に乗って仕事に出かけたが、密告者のために沿岸警備船に追われるはめになり、英国の海賊船にようやく救出された。
 
だが、海賊船の船長ハモンドクライブ・レビル)はリンダに一目惚れ、早速彼女にプロポーズ。リンダも、英国侯爵の末裔というハモンドの高貴な身分に眼がくらみ、これを受け入れた。
 
一週間後、リンダはコルニーの許に帰ってきたが、彼女はハリウッドの映画会社の連中に連れ戻されてしまった。そしてあとに残された二人には決闘が待っていた。不幸中の幸いか、そこで二人は沿岸警備隊につかまった。
 
1933年、禁酒令が解禁となった。
リンダと仕事を失ったコルニーはどこにも行くあてがなかった。
だが何はともあれ酒があった。酔ったコルニーはリンダのポスターを見ると夢中で映画館へ飛び込んだ。“愛の歓びはつかのま、愛の悲しみは永遠に”優しく歌うリンダを肩に乗せた船乗りは、コルニーにそっくりだったリンダの歌う唄はいつしかコルニーをカリブの青い海に誘っていった。スクリーンを見つめるコルニーの頬が涙で光っていた(MovieWalker)
 
・・・
アメリカの禁酒法は、1920年1月16日に修正第18条が施行され、禁酒法時代が始まリ、ルーズヴェルト大統領が1933年に禁止令を廃止するまで続いたこの間、エリオット・ネス(「アンタッチャブル」の連邦捜査官)ら合計1,520名の連邦禁酒法捜査官(警察)が任務に就いた。


      
映画のラストシーンでは、リンダ主演の新作「ラム通りの闘い」というタイトルの映画が上映される。リンダの相手役の男が、いつしかコルニーに変わる(↑)。

その映画を見るコルニーの表情は、かの「ニュー・シネマ・パラダイス」と重なる。
スクリーンを見つめる一人の男の目に光るものがあるという点で。観客がすべていなくなっても一人スクリーンを見続けるコルニー。入口から、二人の掃除のおばさんが、掃除を始めているが・・・。
 
悪法と言われた禁酒法が廃止になると、酒場に活気が戻った。
移民から成り立っているアメリカ。酒が入ると、けんか騒ぎや乱闘騒ぎが起こる。
コルニーに対しては「イタリア系のフランス人め!」ととけんかをふっかけてくるものもあれば、「英国よ、永遠なれ!」といった言葉が飛び交い大乱闘が繰り広げられた。
 
この映画は、ブリジット・バルドーが歌う「愛の喜び」という曲と、リノ・ヴァンチュラの憎めないおっさんの哀感などが見どころ。

バルドーが劇中歌う「愛の喜び」はこちら↓。
削除されていた場合はこちらhttps://youtu.be/gYS_3NwH1VI

■10年前(2007年1月14日)の記事:
 (劇場で見た第一印象が強かったので、絶賛記事だったが、今見るとやや割引に・・)。

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