洋画1970~00年代
1972年に大ヒットした海洋パニック・デザスター映画「ポセイドン・アドベンチャー」の正式な続編という触れ込みだったので「ポセイドン・アドベンチャー2」(原題:Beyond the Poseidon Adventure, 1979)を見た。2006年公開の「ポセイドン」は、オリジナルの…
アラン・ドロン主演の「チェイサー」(原題:(英)The Twisted Detective, 1978)は、親友の死をきっかけに政界にたちこめる陰謀に立ち向う一人の実業家を描いたフランスの犯罪&アクション映画。同名の韓国映画「チェイサー」(2008)もよく知られているが…
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックを一躍有名にした「スピード」(原題:Speed, 1994)が、昨日BS朝日サタデーシアターで放送されていたので、劇場で見て以来、およそ20年ぶりに再見。忘れていたこともあったが、いま見直しても色あせない面白さがある。 …
「白い肌の異常な夜」(原題:The Beguiled、1971)は、ドン・シーゲル監督が「ダーティハリー」と同様にクリント・イーストウッド主演で同じ1971年に監督した作品。 公開当時、題名にドン引きしてB級映画かと思いみていなかった(笑)。 原題は、”欺かれた”…
「ラストサムライ」(原題:The Last Samurai、2003)は、トム・クルーズ、渡辺謙、真田広之、小雪などが出演したアメリカ映画で、アカデミー賞で、渡辺謙が助演男優賞にノミネートされたことでも話題になった。今や若手俳優で注目されている一人、池松壮亮(…
「パーフェクトワールド」(原題:A Perfect World、1993)は、クリント・イーストウッドが監督し、主演はケヴィン・コスナーだが、イーストウッド自身も警察署長を演じて、公開当時は、2大スターの共演として話題になった。犯罪心理学者としてローラ・ダー…
ジャック・ニコルソン主演で、エレン・バーキンが出ている「お気にめすまま」(原題: Man Trouble, 1992)を見た。ニコルソンのラブコメの傑作「恋愛小説家」のようなラブコメを期待したが、肩透かしを食ったというのが全体の印象。物語は、切り裂き魔に脅え…
オードリー・ヘプバーン主演で、シドニー・シェルダンの「血族」(早川書房刊・小説「華麗なる血統」)を原作とした映画「華麗なる相続人」(原題:Bloodline、1979)を見た。 シドニー・シェルダンといえば、代表作に「ゲームの達人」「真夜中は別…
「ハーフ・ア・チャンス」(原題:(仏)1 CHANCE SUR 2、(英)HALF A CHANCE、1998)は、フランス2大俳優、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが「ボルサリーノ」(1974)以来24年ぶりに再共演し、ドロンが本作を最後に映画俳優として引退宣言を…
シャロン・ストーン主演の「悪魔のような女」(原題:DIABOLIQUE, 1996)を見た。 1955年に作られたオリジナル版「悪魔のような女」(1955)は、GH字幕さん提供の DVDで以前見たが、リメイクのアメリカ版は初めて見た。原題のDIABOLIQUEは英語のEvil(悪)の…
「クレイマー、クレイマー」(原題: Kramer vs. Kramer、1979)を再見した。日本公開は1980年4月。この映画が公開された当時、アメリカにおいて社会問題となっていた離婚や親権について描かれた作品で、いま見直しても、裁判などもリアルで、よくできている…
「ブーリン家の姉妹」(原題:THE OTHER BOLEYN GIRL、2008)を見た。期待を大きく上回る見ごたえのある”激震”クラスの映画だった。圧倒するナタリー・ポートマンの美貌と存在感!健気でも芯の強いスカーレット・ヨハンソン!2大トップスター共演の愛憎渦巻…
「野のユリ」のラルフ・ネルソン監督、キャンディス・バーゲン主演の「ソルジャー・ブルー」(原題:Soldier Blue、1970)を40数年ぶりに再見した。1971年に劇場でみたが、前年に同じキャンディス・バーゲン主演の「・・・You・・・」(原題:Getting Straig…
ロバート・アルトマン監督の「ザ・プレイヤー」(原題:The Player、1992)をようやく見たが、ハリウッド映画界の内幕を扱った痛烈な皮肉に満ちたブラック作品だった。実に面白く、文句なしの☆☆☆☆だ。”映画ファンを唸らす映画!”20数年前に公開された時に見…
昨日BSで放送された「パニッシャー・ウォー・ゾーン」(原題:Punisher - War Zone、2008、日本公開2009)を見た。米マーヴェル・コミックス社の人気シリーズ「パニッシャー」の実写映画化作品。1970年代から続く人気アメコミが原作のバイオレンス・アクショ…
「トゥルー・ロマンス」(原題:True Romance、1993、日本公開1994)を見た。全く期待しないでみたので、面白さが倍増となった(笑)。主演コンビがクリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエットということで、それほど馴染みのある俳優ではなかった…
「離愁」(原題:Le Train ”列車”, フランス、イタリア、1973)を見た。 ロミー・シュナイダーの未見作品の”追っかけ”で先日見た「追想」に続く第2弾。 似たようなタイトル(「悲愁」など)も多く紛らわしい。 一言で言えば、第二次世界大戦中のフランスを舞…
フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー主演の「追想」(1975)を見た。 第二次世界大戦末期、ナチ親衛隊に最愛の妻と妹を虐殺された医師の凄まじい復讐を描く。監督は「ラムの大通り」のロベール・アンリコ。 音楽は「冒険者たち」「サムライ」「さらば…
”X-MEN”シリーズ第2作の「X-MEN2」(「エックスメン2」原題:X2、2003)を見た。このシリーズで、”ウルヴァリン”を演じたヒュー・ジャックマンが有名になったという作品だが、X-MENシリーズを見るのは初めて。 「X-MEN」でスターの仲間入りを果たしたヒ…
「僕と彼女とオーソン・ウエルズ」(原題:Me and Orson Welles、2008)を見た。”オーソン・ウエルズ”という稀代の怪優の名前に惹かれてみたが、劇場公開もされずにDVDスルーというのを知り、驚いた。こんなに面白い映画が・・・?「ビフォア・サンライズ」…
「交渉人」(原題: The Negotiator)は、1998年に製作されたアメリカ映画。1999年7月に日本公開された。この映画が公開されるまでは、警察における”交渉人”(ネゴシエーター)という言葉は馴染みがなかったようだ。交渉人の定義は、人質救出作戦においての犯…
フランス・フイルムノワールの傑作「仁義」(原題:Le Cercle Rouge「赤い輪」)を再見。1970年12月公開時に日比谷映画で見たので40数年ぶり。 決して会ってはならぬ五人の男が、運命の糸に繰られて対決へ追いこまれる。 友情と裏切りがあやなす意地と仁義…
「リービング・ラスベガス」(原題:Leaving Las Vegas, 1995)を見た。この映画で、ニコラス・ケイジはアカデミー賞主演男優賞を受賞した。アル中男と娼婦の異色ラブストーリーで、絶望の淵を生きる話で、話も暗い。背景に流れる様々な音楽は哀愁があり、印…
「アニー・ホール」(原題:Annie Hall、1977)を見た。この映画は、見たはずと思っていたら、中身を覚えていなかったので、どうやら未見だったようだ。10代、20代で見ても面白くないタイプの映画だが、今見ると、なかなか面白い。ウディ・アレン監督・主…
マイケル・ダグラス主演のサスペンス・スリラー「サウンド・オブ・サイレンス」(2001、原題:Don't Say A Word)を見た。タイトルが映画「卒業」のテーマ曲の一つとかぶっていて紛らわしい。原題は「何も話すな」「一言も話すな」だが、原作はアンドリュー…
「偶然の旅行者」(原題:The Accidental Tourist、1988) を見た。「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」や「レイダース/失われたアーク」の脚本家として知られ「白いドレスの女」で監督デビューを果したローレンス・カスダンが「白いドレスの女」のウイリアム…
「ママが泣いた日」(原題:The Upside of Anger, 2005、日本公開2006)を見た。この邦題だと、映画館に足を運ぼうという気は起きないが、guchさんの勧めもあって見た。夫の突然の失踪を期に情緒不安定となった母親、その4人の娘たち、隣人の元野球選手の男の…
チャン・イーモウ監督、チャン・ツィイーの映画デビュー作「初恋のきた道」(1999、中国)を見た。まさにチャン・ツィイーのための映画。あどけなさ、可憐さが全身から溢れていた。 チャン・ツィイーについては、ブログ開始の月(2005年12月)に、早くも記事…
「レオン」(1994)が、23日よる、BS朝日「サタデー・シアター」(9:00~)で放送されていたので再見した。 この映画は、殺し屋=悪、警察=善、であるという構図が全く逆で、麻薬捜査官のスタンフィールド(ゲーリー・オールドマン)などの警察が悪者とし…
アカデミー賞作品賞受賞の映画の全作品制覇を目指しているが、1970年以降の作品では、唯一の未見作品だった「炎のランナー」(原題:Chariots of Fire, 1981)を見た。 映画公開時のキャッチコピーは「心に希望を、踵(かかと)に翼を持った若者たち」。 時…