昨日BSで放送された「パニッシャー・ウォー・ゾーン」(原題:Punisher - War Zone、
2008、日本公開2009)を見た。米マーヴェル・コミックス社の人気シリーズ「パニッシャー」の実写映画化作品。
1970年代から続く人気アメコミが原作のバイオレンス・アクション。法で裁けぬ犯罪者を成敗する男パニッシャーが、NYの犯罪組織を束ねる巨悪にたった1人で立ち向かう姿を描く。
ジョン・トラヴォルタが出演した「パニッシャー」(2004、未見)などを含めて3度目の実写化だが、それぞれの作品の間に関連性は一切無いという。
「パニッシャー」とは仕置人または処刑人のことで、日本でも”必殺仕置人”というシリーズのドラマがあるが、法で裁けないなら、法に代わってオレが裁くという仕置人が主人公の壮絶なバイオレンス・アクション映画。
銃撃戦で、血しぶきもあり、気の弱い人にはおすすめできないが、小気味いいテンポで展開されるアクションには釘付けになる。
銃器の威力、破壊力が凄まじい。警察の特殊部隊であるSWAT(Special Weapons And Tactics:特殊火器戦術部隊)のような銃の構えで、建物に侵入する姿がかっこいい。銃は、コルトM4カービン(写真)。
このほか、自動拳銃として、いくつかのモデルが登場していたようだ。ネットの解説によれば、ベレッタM92やH&K USP(汎用自動拳銃)などの自動拳銃のほか、H&K MP5K 短機関銃などが含まれているようだ(このあたりは、GH字幕さんが超詳しい)。ベレッタ92(写真)は、よく映画に登場するが「ミッション・インポッシブル」シリーズや「レオン」などで見かけた拳銃だ。
ワンシーン
こんな話:
元特殊部隊の教官、フランク・キャッスル(レイ・スティーブンソン)は、マフィアに最愛の家族を殺され、名を“パニッシャー”と変えて復讐を誓う。無慈悲なまでにマフィアを殺害して行くフランクに批判も多い一方、6年経った今では彼の非合法活動を“制裁”として支持する者が多く、ニューヨークの暗黒街は“パニッシャー”の暗躍に揺れ動いていた。
法で裁けぬ凶悪犯を、たった一人で制裁を加える孤高のヒーロー、“パニッシャー”ことフランク・キャッスル(レイ・スティーヴンソン)。彼の新たなターゲットは、ある巨悪な犯罪組織のボス、ビリー・ルソッティ(ドミニク・ウェスト)だった。
居場所を突き止めたフランクは、その犯罪組織のパーティ会場とアジトに奇襲をかけビリーに処刑を執行する。しかし、その時フランクは誤ってFBI囮(おとり)捜査官を殺してしまい、善と悪の狭間で苦悩し葛藤するのだった。
一方、ビリーは、ガラス粉砕機で顔面をズタズタにされ、見るも無残な姿となる。
FBI捜査官を演じたコリン・サーモンは、俳優になる前はドラマーだったそうで、映画ではブロスナンの007シリーズ3作品(「トゥモロー・ネ
バー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・ディ」)のほか、「バイオ・ハザード」「マッチポイント」などに出演している。
バー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・ディ」)のほか、「バイオ・ハザード」「マッチポイント」などに出演している。
・・・
アクション・バイオレンス映画は、見ているときは痛快でスカッとさせるが、人間ドラマとしては後に残らない。いい意味で、B級アクションといったところか。
★★
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。