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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「スリーデイズ」(2010) ポール・ハギス監督・脚本。

 
スリーデイズ」(原題:The Next Three Days, 2010)を見た。
「クラッシュ」(2004)の監督・脚本家としてアカデミー賞を受賞したポール・ハギスの監督・製作・脚本ということで見たが、アクションも少なく前半は平凡で、後半にサスペンスタッチに変わる脱獄映画。
 
主演はラッセル・クロウで、この映画にも出演しているリーアム・ニーソンの「96時間」シリーズのようなキレがなかった。
 
妻が無実だが殺人容疑で逮捕され、しかも、きわめて不利な状況証拠のため殺人罪が確定。その妻を救おうと、脱獄を何度も成功させたプロからノウハウを学び、アメリカと犯罪者引渡し条約を結んでいない国への一家ぐるみの脱出を目指し、入念な脱獄計画を練るというストーリー。
 
・・・
ドン・キホーテなどを講義する大学教授のジョン・ブレナン(ラッセル・クロウは愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていたが、ある朝警察が突入して妻のララエリザベス・バンクスが殺人の容疑で逮捕されてしまう。
 
 
3年がたち、ジョンは一人で息子を育てながら、妻の無実を証明するため懸命に奔走していた。裁判でララに不利な証拠が提出され、覆ることなく遂に殺人罪が確定する。絶望し、獄中で自殺未遂を起こしたララをみてジョンは決断を下す。「彼女の人生と家族の幸せを取り戻す」それは命を懸けた決断だった。
 
ジョンは生活の全てを犠牲にし、孤独や恐怖に苛まれながら、脱獄経験者の「日常と違う動きを観察する」という忠告を聞きパピヨンのような、綿密な脱獄計画を練り上げていく。偽のパスポート、免許証、社会保障ナンバーなどを手に入れる。
 
           受刑者となった妻に面会するジョン(ラッセル・クロウ)。
 
ララの移送までのわずか3日(原題:映画のタイトル)しかない。
不動産を売ることにするが、時間がかかり、銀行強盗まで考える。金のために麻薬密売人を襲撃。自家用車の2代目プリウスから脱獄計画を嗅ぎつけた警察はジョンの周囲に捜査の手を伸ばす。
 
難攻不落のピッツバーグの刑務所から大学病院への移送が始まる。
救急車を襲うが、脱獄に反対するララを説得しながら地下鉄などで逃走。
動物園パーティに行っている息子と合流し、車で逃走。ハイチに向かうとゴミ袋で見せかけてベネズエラに向かう。一方で無実の証拠となるはずだったボタンも失われるWiki
 
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2008フランス映画すべて彼女のために」のリメイク主人公の妻ララは、無実で投獄され、状況証拠に固められて死刑を宣告されてしまう不運に襲われる。
 
夫がすべてを投げ打って、脱出させる計画を図る。
道路、空港など警察網が張り巡らされる中、脱出できるのかというところが見所。
各検問所では、大人2人と子供1人の3人連れを中心に取り締まられるのだが、このピンチを抜け出す方法が、面白い。
 
教師の主人公が、普通に拳銃を持って銃撃戦も見せるのだが、アクションとしては中途半端で残念。ラッセル・クロウもさえないおっさんといった印象。妻役のエリザベス・バンクスは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」「スパイダーマン」「ブッシュ」などに出演している。
 
★★
 
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