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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「コン・エアー」(1997)</span>




コン・エアー」(原題:Con Air, 1997)を見た。NHK BSプレミアムで放送されていたので、”ニコラス・ケイジか”と期待しないで見たが、これがアクション、スリル満点の面白さだった。

ニコラス・ケイジか”というのは、初めて観た映画が、キャスリーン・ターナー主演の「ペギー・スーの結婚」(原題:Peggy Sue Got Married, 1987)を見たときの印象が、最悪だったからだ(笑)。当時ニコラス・ケイジは23歳くらいだが、高校時代にバック・トゥー・ザ・ヒューチャーする話だが、とにかく冴えない印象で、そのイメージがこびりついていたので、この若年寄じみたおっさんの映画は・・・と敬遠してきたのだった月の輝く夜に」(原題:Moonstruck、1988)などは良かったが。

ニコラス・ケイジは、いまや1本の映画出演料が15億円というトップスターというのが驚きだ。「ナショナル・トレジャー」シリーズも未見だが。

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コン・エアー」というのは、凶悪犯罪者達を輸送する専用の輸送機。
凶悪犯罪者の中には、サイラス・グリサム、通称、“猛毒”のサイラスがいた。39年の人生の内25年間を刑務所で過ごし、獄中で独学により2つの学位を取得。服役中も11人の囚人を殺し、3度の暴動、2度の脱獄の首謀者。「癌よりも人を殺した」と例えられる、人の姿をしたモンスター。また、ダイヤモンド・ドッグという黒人ゲリラ軍将軍は、ライフル協会の集会を爆破。ジョニー23という人物は、23人の女を強姦し、その犠牲者の数をハートの入れ墨で身体に刻む異常者。

彼らは新設された新アラバマ刑務所へ移送されるべく「コン・エアー」に乗せられたのだ。コン・エアーは、最初の目的地カーソンに向けて飛びだった。カーソンでは6人の囚人が乗せられ、新たに10人の囚人が乗せられる。この中には、大物麻薬密売人の息子シンデイーノがおり、彼から情報を聞き出すべく、囚人を装った捜査官シムが潜入した。---しかし、このフライトは地獄へと向かっていた・・・。

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コン・エアー」には、まともな人間もいた。軍を除隊したキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)だ。ポーは、酒場で妻にからむ酔っ払いと揉め、さらに追ってきた相手と格闘しているうちに、相手の一人を殺害してしまう。第三級殺人罪(故意ではない殺人。日本の過失致死相当)で刑務所に服役していたが、模範囚として仮釈放されることになり、囚人専用の輸送機コン・エアー」(C-123K)に搭乗することになったのだ。7歳に成長している娘・ケイトに会うことを楽しみにしていた。

しかし、輸送機にはサイラス・グリサム(ジョン・マルコヴィッチ)を始めとする凶悪犯達が顔を連ねていた。そして離陸後、サイラスの計画によって飛行機がハイジャックされ、正義感の強いポーは何とか事態を打破しようとするのだが・・・。


      サイラス・グリサムジョン・マルコヴィッチ)が凄みを見せる。
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輸送機は、途中、中継地の飛行場で、移動のため数名降りることになっており、ポーは晴れて自由の身になるはずだったが、別の人間が降り、ポーは残った。信頼できる友人が、瀕死の重体だったので見捨てることができなかったのだ。

一方、地上では、コン・エアーがハイジャックされたことを知り、警察も動くが、その中に連邦保安官のヴィンス・ラーキン(ジョン・キューザック)もいた。ラーキンは、キャメロンの行動からキャメロン・ポーは、凶悪犯ではなく、飛行機に残ったのは、考えがあることなどを察知し、サイラスの計画を知るなどの嗅覚に優れていた。

凶悪犯とキャメロン・ポー、ラーキン、飛行機に閉じ込められた女性警官、囮警官などを交えた、攻防戦が凄まじく展開される。

飛行機が、ラスベガスの通りのど真ん中に不時着するシーンは圧巻で、ラスベガスの有名なサンズ・ホテルなどが登場し、凄まじいアクションが展開される。


      友を救うため、家族に会うために戦うポー(ニコラス・ケイジ)。

収監されている凶悪犯の面々が凄みがあり、手に汗握るシーンの連続で後半は特にあっと言わせた。高級オープンカーを飛行機が引っ張って飛ぶシーンなど、ありえない”壮観”といえる光景だった。

ラスベガスで、大惨事の事故で、カジノも被害に遭うが、スロットマシンで「777」で出て、硬貨がジャラジャラ出てきたり、ドル札が数万枚か宙に舞って、観光客が大騒ぎとなったりする中で、キャメロン・ポーは妻と娘に会うことができるのか・・・。

サスペンスタッチのアクション映画で見所があった。

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