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<span itemprop="headline">映画「ラストサムライ」(2003)</span>



ラストサムライ」(原題:The Last Samurai、2003)は、トム・クルーズ渡辺謙真田広之小雪などが出演したアメリカ映画で、アカデミー賞で、渡辺謙助演男優賞にノミネートされたことでも話題になった。今や若手俳優で注目されている一人、池松壮亮(「愛の渦」「紙の月」)が子役で出演し、トム・クルーズとの遊びの”チャンバラ”シーンもある。監督は「グローリー」「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」のエドワード・ズウィック

トム・クルーズが武士道精神をテーマに、自ら製作と主演を兼ねた米国産の日本時代劇で、明治初頭の日本を舞台に、時代から取り残された侍たちの生き様を描く。

政府軍に西洋式の戦術を教えるため来日した米国将校が、時代に抗い自らの名誉に生きるサムライに感銘を受け、やがて彼らと運命を共にしていく姿を壮大なスケールで描く。

トム・クルーズが演じる主人公ネイサン・オールグレンのモデルは、江戸幕府フランス軍事顧問団として来日し、榎本武揚率いる旧幕府軍に参加して箱館戦争戊辰戦争(1868年 - 1869年))を戦ったジュール・ブリュネである。渡辺謙演じる勝元は、西郷隆盛がモデルといわれる。

日本での興行収入137億円、観客動員数は1,410万人と、2004年度の日本における公開映画では興行成績が1位となった。一方、アメリカでは、週末興行成績で初登場1位。その後も最大で2938館で公開され、トップ10内に7週間。興行収入
1億ドルを突破し、2003年公開作品の中で20位。

渡辺謙小雪真田広之などを含めて、日本の俳優が海外に進出する一つの契機を築く作品となった。スキンヘッドの渡辺謙は、のちにブロードウエイミュージカル「王様と私」の主演を演じたが、映像などを一部見る限り、ユル・ブリンナーに負けず劣らずの貫禄があった。

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明治維新の1870年代(1876年の横浜港)。
西洋式の戦術を日本政府軍に教えるため、南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン(トム・クルーズ)が来日する。だが彼はアメリカ政府のやり方に失望、また自分が果たしたインディアン討伐を悔いており、魂を失っていた。



一方、武士の勝元盛次(渡辺謙)も、近代化の波により、自分の信じる武士道が崩壊しかけていることを感じていた。勝元や彼の妹たか(小雪)らと共に武家で生活することになったオールグレンは、外国文化を嫌う武士の氏尾(真田広之)らと対立しつつも、武士道に惹かれ、やがて侍たちとの絆を深めていく。

そして侍たちが、政府軍を相手にした最後の戦いに臨む時、オールグレンもそこに参加。侍たちの反乱軍は圧倒的な数の政府軍に対し善戦するものの、結局は壊滅させられる。

戦いの中で倒れた勝元は、名誉の死を望み、オールグレンに腹を刺してもらい息絶えた。そして生き残ったオールグレンは、亡き勝元の刀を明治天皇中村七之助)の下に届けるのだった(MovieWalker)。

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主なロケ地は姫路市にある古刹、書寫山圓教寺
ただし、大規模な戦闘場面や村のシーンなどはニュージーランドで撮影された。
その他の町のシーンなどはハリウッドのスタジオで撮影された。英語が得意な真田広之は、日本人から見ておかしな場面などは、アドバイスをしアドバイザー的な役割も果たしたという。小雪は、当時の控えめな日本人女性を演じていた。



戦闘シーンはかなり激しく、迫力があった。
エキストラの動員も大規模だったようだ。日本から500名ほどの若者がニュージーランドに集められ、軍隊さながらの練成教育が行なわれたという。首切りのシーンなどがあり米国では、年齢制限付き上映だった。

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