伊藤ユミは昭和16年に愛知県常滑市で生まれ、10歳のころ、双子の姉のエミとともにNHKの児童唱歌隊に所属。高校生のとき、名古屋市内の飲食店で2人で歌っていたところをスカウトされ、昭和34年にザ・ピーナッツとして「可愛い花」でデビュー。
昭和36年(1961年)には怪獣映画の「モスラ」に双子の妖精役で出演し、神秘的な役柄と歌声で人気となった。
ザ・ピーナッツはおよそ40年前の昭和50年(1975年)に活動を終えているので、リアルタイムで知っている世代は50代以上かもしれない。平成24年には姉のエミが亡くなった。かつて所属していた事務所によると、伊藤ユミは病気療養中だったが、ことし5月18日に亡くなったという。晩年は、表舞台に出ることもなく、ひっそりと暮らしていたようだ。
ザ・ピーナッツといえば、日本人離れした”バタ臭い”印象があるが、その歌唱力で人気があった。和製ポップスを海外公演などによって世界に広めた功績は大きく、特に当時の東西両ドイツやイタリアでは、日本の歌手と言えば即座に「ザ・ピーナッツ」と連想されるほどの活躍ぶりも高く評価された。
「恋のバカンス」
(再生不可の場合はこちら:https://youtu.be/FkdvL3a17Wc )
「ウナ・セラ・ディ東京」の曲も懐かしい。
「ウナセラディ東京」
(再生不可の場合はこちら:https://youtu.be/7o2Kup35tIY )
ところで、ウナセラディとはイタリア語で「~の或るたそがれ時」または「~の或る夕暮れ時」という意味。 ウナ(una)=one あるいはa、 セラ(sera)=twilight、 ディ(di)=ofということで、”ウナセラディ東京”とは直訳すれば「東京の或るたそがれ時」という意味になる。
永六輔の訃報もあり、昭和の歌謡史をいろどった人たちが亡くなり、寂しくなる。
ご冥福を祈ります。
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