学生相撲「9冠」の草野がデビュー。
先場所優勝の尊富士の休場は残念だったが、尊富士に続けとばかりに若手の逸材が注目されている。学生相撲で9冠のタイトルを引っ提げて鳴り物入りでデビューした期待の新人・草野(伊勢ヶ濱)だ。
幕下最下位格付出で、幕下六十枚目・朝心誠(高砂)に圧勝して白星スタートを切った。
草野は平成13年(2001年)生まれの22歳。相撲の名門・日本大学出身。令和5年(2023年)に学生横綱に輝き、学生時代には計9冠のタイトルを獲得した逸材だ。
場所前の稽古では前頭筆頭・熱海富士や、前頭十六枚目・宝富士、前頭六枚目・翠富士ら幕内力士とも対戦し、計5勝を挙げるなど早くも注目を集めていた。
幕下最下位格付け出し資格を得てデビューした五月場所。二日目に1番相撲で朝心誠と対戦。まだ短髪で初々しい見た目の草野だったが、立ち合い強烈なかち上げをかますと突き押しで休まず前進、土俵際まで攻め込んで右四つに組むと上手を取った万全の体勢で寄り倒した。
将来性を感じさせる草野の実力に、まだ観客もまばらな館内からはどよめきが沸き起こっていたという。
世代交代が間違いなく起こっている印象。
■追加:元大関の高安が初日から2連勝ながら、きょうから休場。この力士は、途中から復帰することもあるので何とも言えませんが、少し休んで再登場がありそう?。
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