fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」(2020)を見た。豪栄道、竜電などのドキュメンタリー。

      

相撲道~サムライを継ぐ者たち~」(2020)を見た。日本相撲協会の協力を得て、境川部屋豪栄道、妙義龍高田川部屋竜電の相撲に取り組む姿勢や日常にスポットを当てたドキュメンタリー。映画は2020年10月30日公開。上映時間:104分。監督は坂田栄治。ナレーションは俳優の遠藤憲一

【あらすじ】
1500年以上もの歴史の中で日本人の暮らしに深く根付き、今や国技となった「相撲」。そこには知られざる世界があった―。

2018年12月~2019年6月の約半年間、境川部屋と髙田川部屋の二つの稽古場に密着。想像を絶する朝稽古、驚きの日常生活、親方・仲間たちとの固い絆、そして本場所での熱き闘いの姿を追いかける中で、相撲の魅力を歴史、文化、競技、様々な角度から紐解いていく。

・・・
新型コロナが本格化する直前の撮影で、2019年初場所春場所など満員御礼の垂れ幕があった。各部屋の稽古風景や食事、幕内力士の個室、幕下以下は相部屋の状況などが垣間見えて興味深かった。

豪栄道で印象的だったのは、2019年初場所大関昇進後ワーストとなる初日から4連敗というスタートで、9日目の時点で3勝6敗と勝ち越しが危ぶまれた。しかし、そこから持ち直し、14日目は白鵬の休場による不戦勝で勝ち越しを決めたのだった。

その白鵬の休場により、西大関ながら割崩しにより千秋楽結びの一番を務め、大関昇進をかける貴景勝を一方的に押し出して完勝し、貴景勝大関昇進を阻む勝利を挙げた。

 

結果、10日目から6連勝して9勝6敗で場所を終えた

竜電は、実に稽古熱心で、シコを踏む姿が流れるように美しく、その回数も多い。10勝5敗で技能賞を獲得したときは「技能賞というのは、自分の相撲を認められたことなんでうれしい。敢闘賞よりもうれしい」と語っていた。

竜電自身の結婚披露宴のシーンもあった。
映画は「すべての力に相撲道の精神が宿る。世界が大きく変わろうとも、相撲道は揺るがない」という文字で締めくくられていた。

冒頭で、両国国技館の入り口からカメラがどんどんと中に進んでいき、途中の土産物屋などを通り過ぎ、客席を通り抜け、土俵に向かっていくシーンは迫力があった。巨大な観客席。砂の積み上げから始まる土俵づくりのシーンもあった。

部屋の力士の食事の量もすごい。

また、時々部屋の力士たちが10人くらいで、外の料理食堂で食事をするが、店では準備もスムーズで、これも量がものすごい。会計の時に、レシートの長いこと。しかも金額が80万円というのには、部屋の会計担当が驚いていた。

あまり目にすることのない各部屋の稽古風景や、力士の人となりを垣間見ることができたのが良かった。

 

監督:坂田栄治
ナレーション:遠藤憲一

 

■「にほんブログ村」にポチッと!

https://movie.blogmura.com/ranking/in   

https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in