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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

洋画  1920~1960年代

<span itemprop="headline">映画「偽装の女」(1937)キャサリン・ヘプバーンが1人2役のロマコメ。</span>

キャサリン・ヘプバーンの「勝利の朝」(1933)を見たついでに、タイトルが興味をそそる「偽装の女」(原題:QUALITY STREET、1937)を見た。邦題が仰々しいが、中身はロマンチック・コメディ(ロマ・コメ)で、やはりキャサリン・ヘプバーンが大奮闘する話…

映画「勝利の朝」(1933)キャサリン・ヘプバーンが主演女優賞授賞。

その生涯において4度のアカデミー賞主演女優賞を受賞(この記録は現在までも破られていない)したキャサリン・ヘプバーンが、映画デビュー3作目にして最初にオスカーを手にした「勝利の朝」(原題:Morning Glory, 1933)を見た。同じ原作で、のちに映画化さ…

<span itemprop="headline">映画「男性と女性」(1919、セシル・B・デミル監督)クラシック名画。</span>

セシル・B・デミル監督の「男性と女性」(原題:Male and Female, 1919)を見た。タイトルが、ジャン・リュック・ゴダールの「男性・女性」(1966)と紛らわしいが、「と」と「・」の違いで区別される。当ブログの「書庫」分類で最も古い年代が「1920年代~」…

映画「007 サンダーボール作戦」(1965)

007シリーズは最新作「スペクター」で第24作品となったが、犯罪組織「スペクター」が初登場したのはシリーズ第2作の「007危機一発」(ロシアより愛を込めて)であり、第4作の「007 サンダーボール作戦」(1965)以降も何回か出てくる。ボンドの宿敵で…

映画「愛すれど心さびしく」(1968)

「愛すれど心さびしく」(原題:The Heart is a Lonely Hunter, 1968、日本公開1969)を見た。テーマは重いが、見ごたえがある。「ダーティ・ハリー」で馴染みのあるソンドラ・ロックが、新鮮に映る。それもそのはず、これがデビュー作だった。 「禁じられた…

映画「赤い河」(1948、日本公開1952)ハワード・ホークス監督傑作西部劇。

ハードボイルド映画「脱出」(1944)や西部劇「リオ・ブラボー!」(1959)などで知られるハワード・ホークス監督の「赤い河」(原題:Red River、1948、日本公開1952)を見た。 ピーター・ボグダノヴィッチ監督の「ラスト・ショー」(原題:The Last Pictur…

映画「ウンベルトD」(1952)ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品。

ヴィットリオ・デ・シーカ監督の「ウンベルトD」(1952)を見た。 ウンベルト・Dというのは、イタリアで公共事業省の公務員を30年以上勤めて退職した、現在70歳になるウンベルト・D・フェラーリのこと。 ウンベルトは、アパートに愛犬フランクとともに暮…

<span itemprop="headline">映画「終着駅」(1953):(再見)ジェニファー・ジョーンズの魅力。</span>

ヴィットリオ・デ・シーカ監督の「終着駅」(原題:(伊)Stazione Termini、(米)TerminalStation、1953、米伊合作)を約40年ぶりに再見した。テレビ放送(1974年10月30日、「水曜ロードショー」)とその前には、深夜放送でも見たので、印象深いシーンなど…

映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1942、イタリア、日本公開1979)。ヴィスコンティ監督初作品。>

イタリアのルキノ・ヴィスコンティ監督作品の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(原題:Ossessione (妄執)、1942、イタリア)を見た。同名タイトルの映画では、1981年版のジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング主演映画が有名だが、これまでに4度も映画化…

<span itemprop="headline">映画「紳士協定」(1947、日本公開1987)グレゴリー・ペック主演。</span>

「紳士協定」(原題:Gentleman's Agreement、1947)を見た。1947年度アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞(セレステ・ホルム)を受賞。監督は後に「波止場」「エデンの東」などを残したエリア・カザン。ユダヤ人問題(世界各地に散在するユダヤ人への差…

映画「逃走迷路」(1942、日本公開1979年)ヒッチコック監督の”巻き込まれ型”サスペンス。

アルフレッド・ヒッチコックに進路を取れ!の第2弾として「逃走迷路」(1942)を見た。原題は仏: saboteur (サボタージュ)。英語ではsabotageで、破壊工作のこと。日本語の「サボタージュ」は「怠業、サボること」で、若干意味が異なる。この映画も日本で…

映画「バルカン超特急」(1938、日本公開1976)ヒッチコックのサスペンス映画。

アルフレッド・ヒッチコック監督の「バルカン超特急」(原題:The Lady Vanishes、1938、日本公開1976年)を見た。製作後、40年近い歳月を経て日本では公開された。 原題は、列車の中でミス・フロイという一人の老婦人が消え失せてしまうことから「消えた…

<span itemprop="headline">映画「救命艇」(1944)ヒッチコックのサスペンス!</span>

アルフレッド・ヒッチコック監督の「救命艇」(原題:Lifeboot、1944)を見た。原作は、狭い艇内に集った数名の男女による漂流を描いたジョン・スタインベックの小説。ヒッチコックが巧みな心理描写で、舞台が漂流するボートの上だけという密室サスペンスに…

映画「捜索者」(1956):ジョン・ウエインの西部劇。

ジョン・フォード監督、ジョン・ウエイン主演の「捜索者」(原題:The Searchers、1956)を見た。この映画が上映された当時は、評価は低かったようだが徐々に評価が高まったと言われる作品。 コマンチ族に弟一家を殺され、二人の姪をさらわれた男イーサン(…

映画「無防備都市」(1945)

ロベルト・ロッセリーニ監督のイタリア映画「無防備都市」(原題:Roma città aperta=開かれた都市ローマ、1945年製作、日本公開1950年)をついに見た。 あまりにも有名な映画「無防備都市」は、イタリアン・ネオレアリズム映画の記念碑的作品と言われ、公…

<span itemprop="headline">映画「続・荒野の用心棒」(1966)棺桶引きずるフランコ・ネロ。</span>

「続・荒野の用心棒」(原題:Django、1966)を40年ぶりに再見した(言語:イタリア語、NHK BSプレミアム放送)。よく知られるように、邦題は「続・荒野の用心棒」だが、セルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒」と部分的なプロットは似ているが、配給会社…

<span itemprop="headline">映画「ストロンボリ」(1950)イングリッド・バーグマン主演。</span>

ロベルト・ロッセリーニ監督、イングリッド・バーグマン主演の「ストロンボリ」(1950、日本公開1953)を見た。バーグマンの圧倒的なパワーと情念がほとばしった映画だった。「カサブランカ」(1942)で人気を得たイングリッド・バーグマンは「ガス燈」(194…

<span itemprop="headline">映画「召使」(1963)ダーク・ボガード主演。</span>

イギリスの名優の一人、ダーク・ボガード主演の「召使」(原題:The Servant、1963、日本公開1968)を見た。監督はジョセフ・ロージーで、ボガードは、ロージー監督の「唇からナイフ」「できごと」などの作品にも出演している。映画は、ある意味「怖い」(笑…

<span itemprop="headline">映画「ジョンとメリー」(1969)ダスティン・ホフマン、ミア・ファロー主演。</span>

公開当時見逃していた「ジョンとメリー」(原題:Johnand Mary, 1969)を見た。原題をそのままカタカナにすれば「ジョンとメアリー」だと思うが「メリー」だとメリー(Merry)・クリスマスのメリーになってしまう(笑)。「卒業」(1967)で映画デビューした…

<span itemprop="headline">映画「夏の夜は三たび微笑む」(1955)イングマール・ベルイマン監督。</span>

イングマール・ベルイマン監督の「夏の夜は三たび微笑む」(1955、日本公開1957)を見た。先日見た「第七の封印」は、やや難解と言われる映画だったが「夏の夜は~」は、難しさ、硬さはなく、意外にもロマンチック・ラブコメディ(恋愛喜劇)だったから驚き…

映画「渚にて」(1959)

骨太の映画で知られるスタンリー・クレーマー監督の映画「渚にて」(原題: On the Beach, 1959)を見た。予想していた映画とはかなり違っていた。 ・・・ 舞台が1964年、メルボルンとあり、映画製作が1959年であるので、「おや」と思ったら、第三次世界大戦…

映画「第七の封印」(1956)イングマル・ベルイマン監督作品。

イングルマル・ベルイマン監督の「第七の封印」(1956、日本公開1963)を見た(初見)。ベルイマン監督作品は、難解と言われるが、中でも「第七の封印」は公開当時は、様々に解釈されたようだ。 ベルイマンの作品では、劇場で1970年代にリバイバルで「野いち…

映画「ブロードウェイ・メロディー」(1929)

「ブロードウェイ・メロディー」(原題:Broadway Melody, 1929)を見た。 この映画は、アメリカのミュージカル映画の原点とも言える作品で、世界初の全編トーキーによるミュージカル作品であるとともに、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)ミュージカ…

映画「ミス・ブロディの青春」(1969)マギー・スミスがアカデミー賞主演女優賞受賞。

英国の女優マギー・スミスがアカデミー賞主演女優賞を受賞したことでも知られる「ミス・ブロディの青春」(原題:The Prime of Miss Jean Brodie、1969)をみた。 公開当時、見逃していた作品だった。これは”おススメ”作品だ。 名門女子校で、急進的な思想を…

映画「舞踏会の手帖」(1937、フランス)ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の名作。

フランスの名監督ジュリアン・デュヴィヴィエの「舞踏会の手帖」(1937)を見た。 この映画はVHSビデオを持っていたが、途中で断念しVHSも処分、今回通してみた。 36歳で未亡人となった若いクリスティーヌ(マリー・ベル)が、16歳の時に初めて参加した時の…

<span itemprop="headline">映画「アルジャーノンに花束を」(映画公開時「まごころを君に」  1968)</span>

最近、テレビドラマで「アルジャーノンに花束を」(未見)というシリーズが放送されていたが、ビデオ・レンタルショップで同名タイトルの映画があったので、見ることにした。2時間もの(103分)でコンパクトにまとめてあるだろうと思ってみた。1968年度(第…

<span itemprop="headline">映画「ブーベの恋人」(1964):再度登場。</span>

先日、「新橋古書まつり」で、映画本を2冊購入した。そのうちの一冊が1964年10月号「映画の友」で、500円だった。1964年10月といえば、10月10日から「東京オリンピック」が始まり、日本中がオリンピック・ムード一色の頃だった。家のテレビはまだモノク…

<span itemprop="headline">映画「雨に唄えば」(1952)</span>

映画「雨に唄えば」(1952)は、あの有名なシーン(雨の中を傘をさしながら踊るシーン)はミュージカル映画史上最高のシーンと言われる。映画「ザッツ・エンターテインメント」の冒頭で「雨に唄えば」の曲が紹介されるなど、作詞者フリードが後にMGMミュージ…

<span itemprop="headline">映画「トップ・ハット」(1935):アステア=ロジャースのミュージカル。</span>

フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビによる4作目の作品「トップ・ハット」(原題:Top Hut, 1935)を見た。あまりにも有名な古典的ミュージカル映画で、アステア=ロジャース映画ではおなじみのすれ違いラブコメディ。・・・公演のためにロン…

<span itemprop="headline">映画「チップス先生さようなら」(1939、劇場未公開)</span>

映画「チップス先生さようなら」(原題:Goodbye Mr. Chips, 1939)を見た。天下の美女で「ミニヴァー夫人」(1942)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したグリア・ガースンのデビュー作であるのに日本では劇場公開されすに、2004年にDVDが発売されただけである…