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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

邦画 1940-2000年代

<span itemprop="headline">映画「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」(2003)</span>

いまや人気脚本家の宮藤官九郎の脚本で、テレビドラマ(2002、未見)から映画化された「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」(2003)を見た。「木更津~ ワールドシリーズ」(2006)は続編。映画は、最初に「哀川翔 映画出演1,000本記念映画」と画面に現れた…

<span itemprop="headline">映画「ココニイルコト」(2001) 真中瞳、堺雅人主演。</span>

堺雅人が映画デビューした年(2000年)の翌年に公開された「ココニイルコト」(2001)を見た。奇をてらったようなカタカナ・タイトルであまり期待していなかったが、面白かった。日常のリアルな会社、ビジネスの中で頑張るOL女子を軽いタッチで描いた映画で、…

映画「リング」(1998,日本)

ホラー映画「リング」(1998)を見た。 その後続編も製作され、アメリカでもリメイクされたが、この関連はこれまで未見だった。「リング」といえば、貞子だが・・・。監督は中田秀夫。映画は興行収入10億円のヒットとなった。 ・・・ 某テレビ局のディレクタ…

映画「不毛地帯」(1976)再見(5回目)

映画「不毛地帯」(1976)は、劇場公開時、映画館で3回は見ており、その後テレビ放送でも見ていたが、BSフジで16日よる高画質での放送があったのでまた見てしまった。何度見ても面白い。 この映画が公開された当時は、ロッキード事件が明るみに出て、日本は…

<span itemprop="headline">映画「天然コケッコー」(2007)</span>

「天然コケッコー」(2007)を見た。監督は「マイ・バック・ページ」「リンダ リンダ リンダ」「もらとりあむタマ子」などの山下敦弘。タイトルのコケッコーは、そのとおり、鶏の鳴き声だが、映画の最初と最後に鶏が登場する。映画の本筋とは関係ないが・・…

映画「ツィゴイネルワイゼン」(1980):鈴木清順監督の異色作。

カルトな鬼才・鈴木清順の傑作といわれる「ツィゴイネルワイゼン」(1980)をみた。 「お気に入り映画」投票でも、票が入っていたが、もともと第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞等受賞したほか、キネマ旬報のベストテンで1位だった作品で、いつか見たいと思…

映画「にっぽんぱらだいす」(1964):新文芸坐にて。

今日(4日)に新文芸坐(東京・池袋)で見た二本目の映画は「にっぽんぱらだいす」(1964)。 喜劇の第一人者・前田陽一の監督デビュー作。 終戦直後の女性たちの生き抜くための、たくましいパワーを描いている。 いわゆる赤線地帯では、置屋で、売春が公認…

映画「やぶにらみニッポン」(1963):新文芸坐(池袋)にて。

2本立ての名画座「新文芸坐」(池袋)では、戦後70年企画として「戦後日本の歩み、11の断面」という企画を行っている。三部構成で現在上映中の第一部でしばらくぶりに2本続けて映画を見た。 第二部、第三部(8月12日~8月25日)では「日本の戦争 今…

映画「警察日記」(1955):森繁久彌ほか名優共演。

「警察日記」(1955)を見た。モノクロ、スタンダード作品。 ちょうど60年前の1955年(昭和30年)2月公開の日活映画。名作は色あせずか。 映画の冒頭で、♪会津磐梯山(あいずばんだいさん)は~宝の山よ♪という有名な歌が流れるように、福島県の会津磐梯山…

<span itemprop="headline">映画「男たちの大和/YAMATO」(2005)</span>

「男たちの大和/YAMATO」(2005)を見た。辺見じゅん著「決定版 男たちの大和」を原作に、終戦60周年を記念して制作され、戦艦大和の乗組員の生き様を描いている。2005年12月17日に東映邦画系で全国劇場公開され、同年の邦画興行収入1位となった。制作費は公…

<span itemprop="headline">映画「ホテル ビーナス」(2004)セリフがすべて韓国語の日本映画。</span>

「ホテル ビーナス」(2004)を見た。名作「グランド・ホテル」並みの様々な客の人生模様を期待したが、全くの期待ハズレの映画だった。SMAPの草剛(くさなぎ・つよし)主演の「任侠ヘルパー」をDVDでみるついでに、同じ草剛主演映画「ホテル ビーナス」を…

<span itemprop="headline">映画「社長三代記」(1958)社長シリーズ第4作。</span>

森繁久彌主演の社長シリーズ第4作「社長三代記」〈1958)を見た。「社長シリーズ」初のシネマスコープ作品であると共に、シリーズのメイン監督である松林宗恵が初めて関わった作品。本作から加東大介がレギュラーに加わった。このシリーズも比較的初期の段…

映画「東京流れ者」(1966)

鈴木清順監督の「東京流れ者」(1966)を見た。 1960年代半ば、斜陽期に差し掛かっていた日活では、高橋英樹に続くスター候補として、渡哲也を1965(昭和40年)3月「あばれ騎士道」で主演デビューさせた。この作品で、エランドール賞新人賞を受賞。翌年の196…

<span itemprop="headline">映画「社長千一夜」(1967):社長シリーズ第26作。</span>

森繁久彌の社長シリーズ第26作「社長千一夜」(1967)を見た。三木のり平とフランキー堺が出演するのはシリーズでは、このあとの「続・社長千一夜」で最後となった。1960年代後半の東京オリンピック開催後の日本の旅行・観光ブームを先取りするような映画…

<span itemprop="headline">映画「続・社長洋行記」(1962):社長シリーズ第15作。</span>

「続・社長洋行記」(1962)を見た。森繁久彌主演の社長シリーズの第15作。前作「社長洋行記」の1ヶ月後の公開。このシリーズは、ほとんどが「正・続」の2作でセットになっているようだ。・・・貼り薬“サクランパス”の海外進出のため、東海林営業部長(加藤…

映画「放浪記」(1962)成瀨己喜男監督、高峰秀子主演。

林芙美子原作の「放浪記」(1962)をようやく見た。 高峰秀子を見るだけでも価値のある映画だった。 監督は、成瀬巳喜男で、主演は高峰秀子。共演は、田中絹代、宝田明、加東大介、小林桂樹、草笛光子、仲谷昇、伊藤雄之助など。 これまでに3度映画化(1935…

<span itemprop="headline">映画「新しき土」(日独合作、1937):原節子主演。</span>

原節子が16歳当時に出演した「新しき土」(原題:Die Tochter des SAMURAI=侍の娘、1937)を見た。Wikiによると、時代が第二次世界大戦前で、この映画製作の背景には、日本とナチス・ドイツの政治的・軍事的接近の目論見があったとされる。ナチスの人種主義…

映画「社長洋行記」(1962):社長シリーズ第14作。

森繁久彌主演の”社長シリーズ”も定着し、初の海外(香港)ロケを敢行したシリーズ第14作「社長洋行記」(1962)を見た。この時代、昭和37年(1962年)当時は、日本の映画界も活気があり、映画は「総天然色・シネマスコープ」などと大きく映画ポスターに書…

<span itemprop="headline">映画「社長行状記」(1966)</span>

森繁久彌の社長シリーズ”第24作”の「社長行状記」(1966)を見た。同じ社長シリーズでも、毎回、業界も会社も違っているが、社長秘書や、営業部長などのほか、社長夫人、芸者などは、ほとんど同じ俳優・女優が演じている。・・・今回は、既製服メーカーが…

<span itemprop="headline">映画「社長学ABC」(1970):森繁久彌・社長シリーズ(32作←最後から二番目)。</span>

森繁久彌主演の社長シリーズ「社長学ABC」(1970)を見た。シリーズ32作品目で、このシリーズも、このあとの「続・社長学ABC」(1970)で幕を閉じることになる。全く未見だった”社長シリーズ”も、これで一気に5本まとめてみたことになる。とりあえず、あと…

<span itemprop="headline">映画「社長紳士録」(1964):森繁社長シリーズ、第20作。</span>

森繁久彌主演の”社長シリーズ”の第20作目「社長紳士録」(1964)を見た。本来、この作品はシリーズ最終作品と言われていたので、集大成的な作品となっており、初心に戻った作りといわれたようだ。実際には、33作品(最終作品は、1970年の「続・社長学ABC」)…

<span itemprop="headline">映画「社長繁盛記」(1968):森繁社長シリーズ。</span>

森繁久彌の社長シリーズの「社長繁盛記」(1968)を見た。”社長シリーズ”にバック・トゥ・ザ・ヒューチャー”まっしぐら(笑)。三木のり平から谷啓に、フランキー堺から小沢昭一へと、メンバーが一新した「社長シリーズ」第28作。抱腹絶倒もあって、面白い。…

<span itemprop="headline">映画「星に願いを」(2003):竹内結子主演。</span>

竹内結子の初期の映画で未見だった「星に願いを」(2003)を見た。竹内結子は、月9ドラマ「ランチの女王」(2002年、未見)で人気を得て、映画「黄泉がえり」(2003)では、「泣きたい夜は竹内結子」というキャッチコピーがあった。この「星に願いを」も、…

映画「肉体の門」(1964):鈴木清順監督。

鈴木清順監督の「肉体の門」(1964)を見た。 原作は、田村泰次郎が1947年に発表した小説だが、これを原作とした映画は、第一回作品(1948年、マキノ雅弘監督)を含めて計4本(1964年、1977年、1988年)がある。このほか、田村泰次郎の「肉体の門」及び「埴…

<span itemprop="headline">映画「理由」(2004):宮部みゆき原作、大林宣彦監督。</span>

宮部みゆきの直木賞受賞作が原作の映画「理由」(2004)を見た。原作に惚れ込んで「誰も見たことのない映画を作る」として映画化したのは大林宣彦監督。マンションの住人4人が死亡した事件について、107人もの登場人物が、それぞれの主観で語り、事件の真相…

映画「続・サラリーマン忠臣蔵」(1961)

「サラリーマン忠臣蔵」は正・続編で完結するので「続・サラリーマン忠臣蔵」(1961)も早速見た。雪の日の決戦とも言うべき”討ち入り”が、株主総会の会場に置き換えられて描かれるので「続」だが、こちらのほうが、むしろ盛り上がりを見せた。 「続・サラリ…

映画「サラリーマン忠臣蔵」(1960):”森繁”の社長シリーズ第8作。

映画「サラリーマン忠臣蔵」(1960)を見た。「サラリーマン忠臣蔵」は森繁久彌が主演の社長シリーズの第8作目で、東宝社長シリーズは、1956年の「へそくり社長」を第1作として、1970年の第33作「続・社長学ABC」まで続いた。 1950年代から60年代にかけて…

<span itemprop="headline">映画「いつかA列車(トレイン)に乗って」(2003)</span>

「いつかA列車(トレイン)に乗って」(2003)を見た。10年以上前の映画だ。映画は、LPレコードがかけられるシーンで始まる。舞台は、日本の古くて時代に取り残されたようなジャズ・クラブ「A-TRAIN」だけで、そこに集う客たちの群像劇で、クラブ内の開店か…

<span itemprop="headline">映画「天国の駅 HEAVEN STATION」(1984)</span>

映画「天国の駅」(1984)を見た。吉永小百合が、アラフォー(39歳)の時の映画で、かつての日活時代の清純派からの脱皮を図って、体当たりした映画と言われた。汚れ役に挑戦でも美貌は隠せない?1985年の日本アカデミー賞で「おはん」と「天国の駅」により…

映画「愛を乞うひと」(1998):日本アカデミー賞最優秀賞(「作品賞」ほか)を独占。

「愛を乞うひと」(1998)を見た。重いテーマだが、ずしりときた。 やや誇張して言えば、10年に1本のすごい映画、かもしれない。 1999年の第22回日本アカデミー賞で、最優秀賞作品賞/監督賞/脚本賞/主演女優賞(原田美枝子)/美術賞/撮影賞/編集賞…