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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

邦画 1940-2000年代

映画「赤ひげ」(1965)再見。

「赤ひげ」(1965)を1970年代にリバイバルで見て以来40年ぶりに再見した。 3時間5分(1時間50分で「休憩」が入る)という長さをまったく感じさせず、今見ても普遍的で色あせない人間讃歌のヒューマンドラマという印象。 山本周五郎原作の「赤ひげ診療譚」を…

映画「待ち伏せ」(1970)三船敏郎ほかオールスターキャスト。

三船敏郎ほか豪華キャスト共演の時代劇「待ち伏せ」(1970)を見た。 独立プロを主宰していた三船敏郎、石原裕次郎、勝新太郎、中村錦之助(萬屋錦之介)の4人に日活で活躍した浅丘ルリ子を迎え、三船プロダクションが製作した第一級の娯楽時代劇。 稲垣浩監…

映画「サイドカーに犬」(2007)再見。

「サイドカーに犬」(2007)を再見した。 現在30歳になる女性が20年前に、どこからともなく現われて交流のあった女性と出会った当時を回想して勇気を起こして人生に前向きに立ち向かっていこうとする姿を描いた映画。 今見直すと、そうそうたる役者が出演し…

<span itemprop="headline">映画「燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY」(2006)</span>

「燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY」(2006)を再見した。アメリカに進出した日本企業が現地で様々な”予期せぬ出来事”に直面しながらも成功を勝ち取るまでの実話(「マルちゃん」の東洋水産)の物語で、今見ても熱いドラマで、感動させる。原作は、高杉良…

映画「軍旗はためく下に」(1972)再見。

「軍旗はためく下に」(1972)を劇場で見た時は、極限状態に追い込まれた時の人間の動物的本能と、戦争の狂気に圧倒されたものだった。40数年ぶりに再見したが、映画の持つ歴史的・資料的な価値を改めて痛感する。 監督は、この映画の翌年に「仁義なき戦い」…

<span itemprop="headline">映画「愛の化石」(1970)46年ぶり解禁、DVD化。浅丘ルリ子主演。</span>

浅丘ルリ子がテイチクレコードから1969年8月5日に出したシングルレコード「愛の化石」(レコード売り上げ100万枚突破!)をモチーフにして、翌1970年に同名タイトルで映画となったのが「愛の化石」。当時の劇場公開以来、DVD化はおろか、TV放送すらされていなか…

<span itemprop="headline">映画「沙耶のいる透視図」(1986)</span>

<span itemprop="headline">映画「金環蝕」(1975)再見。</span>

山本薩夫監督の「金環蝕」(1975)を、40年ぶりに再見した。この映画は、池田隼人総理大臣の時代に起こったダム建設に関連した汚職事件をモデルにしている。登場人物も、ほとんどが実在したモデルがいる。例えば、京マチ子が演じるのは池田隼人夫人(映画では…

<span itemprop="headline">映画「ダイナマイトどんどん」(1978)</span>

岡本喜八監督、菅原文太主演の「ダイナマイトどんどん」(1978)を見た。戦後の闇取り引きや、ヤクザ映画の抗争で出演者が菅原文太、金子信雄などの訛りのある話し方などを聞くと、「仁義なき戦い」を彷彿とさせる。昭和25年夏、北九州一円でエスカレート…

<span itemprop="headline">映画「網走番外地」(1965)シリーズ第1作。</span>

高倉健を一躍スターダムに押し上げたシリーズ第1作「網走番外地」(1965)を見た。「昭和残侠伝」シリーズは、2-3本見ているので、”任侠映画”2大シリーズを見ずには死ねない、という願望は果たした(笑)。高倉健の映画は、東映専属時代(1956年~1975…

<span itemprop="headline">映画「の・ようなもの」(1981)再見。</span>

「の・ようなもの」(1981)を見た(再見)。映画「の・ようなもの」は、若手落語家の青春を描いた森田芳光(1950年1月25日 - 2011年12月20日)の監督デビュー作。森田芳光監督は、この作品以降、シリアスなドラマから喜劇、ブラックコメディー、アイドル映…

映画「四月物語」(1998)松たか子初主演映画。

松たか子の初主演映画「四月物語」(1998)を見た。 岩井俊二監督作品で、67分という短い映画だが、爽やかな瑞々しい青春映画となっている。 若々しい松たか子がいい~い! 松たか子は、1996年の「ロングバケーション」、1997年の「ラブジェネレーション」の…

<span itemprop="headline">映画「櫻の園」(1990)</span>

「櫻の園」(1990)をようやく見た。吉田秋生の同名マンガを、1990年に中島ひろ子主演で映画化した「櫻の園」は、日本アカデミー賞優秀賞をはじめ21もの映画賞を受賞した名作。劇中に特に大きなドラマがあるわけではないが、女子校の演劇部を舞台に、チェー…

映画「ここに泉あり」(1955)今井正監督、岸恵子主演。

岸恵子が「高崎映画祭」特別賞を受賞する要因の一つとなった「ここに泉あり」(1955)を見た。この映画は日本でも3番目に古いと言われる群馬交響楽団(地方楽団では最古)の誕生と楽器・音楽の持つ力を描いている。モノクロ、スタンダード、150分。 高崎の市…

<span itemprop="headline">映画「ビルマの竪琴」(1956)</span>

映画「ビルマの竪琴」(1956)をようやく見た。ようやくというのは、この映画については、公開された頃は小学校入学前で、その後もタイトルは有名でアタマにあったが、内容が固い印象で、テレビ放送なども見逃してきた。市川崑監督のセルフリメイクの中井貴…

<span itemprop="headline">映画「お墓がない!」(1999)岩下志麻主演のコメディ。</span>

岩下志麻が「極道の妻たち」の姉御肌の役から一転してコメディに挑戦した「お墓がない!」(1999)を見た。お墓、葬式費用、お寺の戒名の高額なことへの風刺もあってそこそこ面白かったが、公開当時の映画の評価はイマイチだったようだ。・・・ 映画の中で大…

<span itemprop="headline">映画「同棲時代 今日子と次郎」(1973)</span>

映画「同棲時代 今日子と次郎」(1973)は見ているはずと思ったが、あまりにもヒットした主題曲が刷り込まれて、未見だったようだ。40年前の時代を反映していて面白かった。今見ても、由美かおるがキュートで、大胆なヌードを見せている。映画は、やや漫画チ…

<span itemprop="headline">映画「青い山脈」(1963)吉永小百合主演。</span>

石坂洋次郎原作の映画「青い山脈」(1963、日活)を見た。出演は、吉永小百合、芦川いづみなど。同名の映画は、これまでに5回(1949、1957、1963、1975、1988) 映画化されているが、見るのは今回が初めて。5作品では、最も有名なのは、原節子主演の1949年版…

映画「女」(1948、木下恵介監督):出演者は男女ふたりだけ。

木下恵介監督の「女」(1948)を見た。 なんともシンプルなタイトルだが、DVDの説明書きに、登場人物がふたりだけでサスペンスタッチの映画とあったので見た。 なかなか面白く、引き込まれた! ”か弱き者は女なり”という言葉もあったようだが、男の言うなり…

映画「瘋癲老人(ふうてんろうじん)日記」(1962)若尾文子、山村聰主演。

谷崎潤一郎の中編小説を映画化した「瘋癲老人日記」(1962)は、若尾文子が主演というので見た。若尾文子追っかけシリーズ第3弾だ。「瘋癲(ふうてん)」とは難しい漢字だが、「男はつらいよ」の「フーテンの寅」の元の言葉のようだ。 Wikiによると、瘋癲(…

映画「女経」(1960)若尾文子、山本富士子、京マチ子のオムニバス映画。

若尾文子”追っかけ”シリーズの第2弾は「女経」(じょきょう)(1960)。 3話からなるオムニバス映画で、監督もそれぞれ別。1960年前後の風俗がよく出ていておもしろい。この当時の日本映画は、ネオン街、夜の街や風俗を描いた映画が多い。 3話の中では、第…

<span itemprop="headline">映画「砂糖菓子が壊れるとき」(1967)若尾文子主演。</span>

曽野綾子原作、今井正監督の「砂糖菓子が壊れるとき」(1967)を見た。若尾文子主演の映画を見ようと、進路を”若尾”方向に向けたところ、タイトルが面白そうだったので予備知識なしで見たら、なんと主人公・千坂京子(若尾文子)は、マリリン・モンローがモ…

<span itemprop="headline">映画「金融腐蝕列島[呪縛]」(1999)再見。</span>

ビジネス・パニック映画として公開された映画「金融腐蝕列島[呪縛]」(1999)を再見した。高杉良の経済小説が原作で、監督は原田眞人。この監督の作品は、ドキュメンター的な色彩が強いようだ。日本の銀行・証券会社など金融業界の内情、とくにバブル景気…

映画「怪談」(1964)

「怪談」(1964)を見た。”学校の階段”でも、”四谷怪談”でもない。小泉八雲原作の「怪談」に収録されている「黒髪」「雪女」「耳無芳一(みみなし・ほういち)の話」「茶碗の中」の4つの怪談話を映画化したオムニバス作品。 文芸プロダクションにんじんくら…

<span itemprop="headline">映画「座頭市と用心棒」(1970)</span>

岡本喜八監督の「座頭市と用心棒」(1970)を見た。勝プロダクション製作で、大映が配給。脚本は、岡本喜八と吉田哲郎。撮影は、名手・宮川一夫、音楽は、伊福部昭が担当した。出演は、勝新太郎、三船敏郎の2大スターのほか、米倉斉加年、岸田森、神山繁、細…

映画「新幹線大爆破」(1975)再見。

映画「新幹線大爆破」(1975)を再見した。 この映画はヨーロッパ等では1976年6月から公開され、フランスなどでは高い評価を得た。海外では「Super Express 109」というタイトルだった。 映画「スピード」も「新幹線大爆破」のアイデアを真似たという、スピ…

映画「大洗にも星はふるなり」(2009)

「大洗にも星はふるなり」(2009)を見た。バカバカしいが、お気楽映画で面白い。 監督はこれがデビュー作(兼原作)の福田雄一(のちに「HK/変態仮面」「俺はまだ本気出してないだけ」など)。2006年に舞台上演された作品の映画版で、映画の舞台も、妄想シー…

映画「黒い画集 第二話 寒流」(1961)松本清張原作。

松本清張の短編小説集「黒い画集」で映画化されている三作品のうちの「黒い画集 第二話 寒流」(1961、原作「寒流」)を見た。 主演は、池部良、新珠三千代、平田昭彦だが、脇役陣で志村喬、宮口精二、若き日の丹波哲郎などが出演している。 「証言」を映画…

映画「夜がまた来る」(1994)夏川結衣主演。

「夜がまた来る」(1994)を見た。映画出演は2作目で夏川結衣の初主演映画。 夏川結衣の20代(映画撮影時26歳)の映画を見たのは初めて。陰気な映画だが夏川結衣の初主演映画を見ることができて満足。 監督は「ヌードの夜」(1993)などの石井隆。石井監…

映画「豚と軍艦」(1961)今村昌平監督。

今村昌平監督の「豚と軍艦」(1961)を見た。今村監督の代表作の1本だが見逃していた。主演は、長門裕之、吉村実子。日活製作・配給。白黒/日活スコープ。 吉村実子は、高校在学中の17歳で今村監督にスカウトされて、この映画でヒロインを演じてデビューし…