「マジック・マイク ラストダンス」(原題:Magic Mike's Last Dance、2023)を見る。男性ストリップダンスの世界とその裏側をチャニング・テイタム主演で描いたヒット作「マジック・マイク」のシリーズ最終章となる第3弾。
ハリウッドの若手俳優チャニング・テイタムの実話(実際にストリッパーだった)をベースにしている映画ということでシリーズが始まった。
第1作を手がけたスティーブン・ソダーバーグ監督が再びメガホンをとり、主人公マイクの人生をかけたラストダンスを描き出すというダンス・エンターテイメント映画。
全てを失いステージから遠ざかっていた元ストリップダンサーが、人生を懸けた一夜限りのラストショーを成功させるべく奮闘する。第1作はR-15指定だったが、今回はPG12、112分。
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破産して落ちぶれた元ストリップダンサーのマイク(チャニング・テイタム)は、現在はバーテンダーとして働きながらさえない日々を送っていた。
ある日、資産家の女性マックス(サルマ・ハエック)と出会い「バーテンの仕事は好き?」と尋ねられた彼は「本当は別の夢がある」と答える。
彼女から究極のステージを成功させるよう依頼を受けたマイクは、人生の再起をかけてロンドンへ向かったが、さまざまな思惑を抱える人々から反発を受けながらも、世界中から集まったダンサーたちとともに人生最後のショーを成功せさるべく奮闘する。
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バーテンダーのマイクは、元ストリップダンサーであったことなどを隠してバーで雑用のような仕事をしていたが、セレブらしい女性マックスからマイクの素質を見抜かれて踊りのパフォーマンスを見せてほしいという熱烈なアプローチがある。
その値段は6万ドルだとマイク。6千ドルの間違いではないかというマックスに、6万の価値があると突っぱねるマイクだったが、アクロバティックな密着ダンスを披露して、マックスはエクスタシーを感じたと大満足。
これをロンドンの劇場でやってほしいというので、マイクはマックスとともにロンドンに飛ぶことになる。マイクは、条件として男性陣のダンサーのプロデュースはするが自分は踊らないという。
オーディションで集まってきた若手ダンサーたちの身体能力の高さには驚かされるが、そんな中から選りすぐりのダンサーたちを集めていく。
映画のラスト30分のダンスシーンは、結局マイクが女性ダンサーと踊ることになるが、このシーンが最大のクライマックスで見どころとなっていて爽快感がある。大画面で見るべき圧巻のシーンと言えるかもしれない。
第1作が笑劇?シーンもあって面白かったが、今回は、ラスト30分の見せ場のための映画だったかもしれない。
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