映画「ショウタイムセブン」(2025)を見る。テレビの生放送中に爆弾犯との命がけの交渉に挑むキャスターの姿をリアルタイム進行で描くサスペンス。
テレビドラマ「キャスター」などキャスター役が板についている阿部寛が主演。原作は、2013年製作の韓国映画「テロ,ライブ」で「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の渡辺一貴が監督を務め、オリジナル展開を盛り込みながら緊張感たっぷりにドラマが進む。
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午後7時、ラジオ局に1本の電話が入り、その直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた謎の男は交渉人として、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元キャスター・折本眞之輔(阿部寛)を指名。
これを番組復帰のチャンスと考えた折本は生放送中の「ショウタイム7」に乗り込み、自らキャスターを務めて犯人との生中継を強行する。
しかしそのスタジオにも、すでにどこかに爆弾が設置されていた。自身のすべての発言が生死を分ける極限状態に追い込まれた折本の姿は、リアルタイムで国民に拡散されていく。
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今や人気・実力ともにトップ俳優となった阿部寛が、爆破テロ犯と丁々発止の交渉を行うところがスリリング。
爆弾を仕掛けたという犯人に「さっさとやれよ。この薄馬鹿野郎が…」は凄みがある。久しぶりに見る井川遥がリポーター役で登場。安藤玉恵がキリリとした刑事役!爆破テロ役・錦戸亮が存在感あり。生放送の醍醐味、投票による進退、もろもろ見どころアリ。
<主な登場人物>
■折本眞之輔:阿部寛…「ショウタイム7」の元キャスター。現在、ラジオ局に左遷されラジオ・パーソナリティ。
■安積征哉:竜星涼…正義感あふれる若きキャスター。折本が降板した後の「ショウタイム7」のメインキャスター。
■結城千晴:生見愛瑠(ぬくみ める)…新人で「ショウタイム7」のメインキャスター。
■矢吹一平:前原瑞樹…「ショウタイム7」のディレクター。
■頓宮(とんみや)豊:平原テツ…「トピック・トピック」のディレクター。
■兼子健祐:内山昂輝(声の出演)…内閣官房危機管理審議官。
ラジオスタッフ:小澤雄志
■記者:野川慧
■水橋孝蔵:佐野史郎…自由党の内閣総理大臣。
■四方田(よもだ)勇:石丸謙二郎…大和電力の代表取締役社長。水橋や東海林と共に事故を隠蔽。
■川崎のルージュ:原ふき子(声の出演)
■Perfume:Perfume(本人役)…「ショウタイム7」の放送後の音楽番組に出演し、本作の主題歌である「Human Factory - 電造人間 -」を披露、エンディングとなる。
■園田綾香:安藤玉恵…警視庁公安部の刑事。
■繁藤大作:平田満…息子・寛二とともに、折本キャスターの謝罪をさせようとテレビ局の清掃員として潜入。
■伊東さくら:井川遥…「ショウタイム7」のリポーター。折本とは元相棒のような関係。
■繁藤寛二:錦戸亮…爆破テロ犯。父・大作と組み折本眞之輔を追い詰める。
■東海林剛史:吉田鋼太郎…視聴率が全てのプロデューサー。総理などとの密約がバレそうになる時の慌てふためきの表情が圧巻(笑)。
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