今月13日に初日を迎える大相撲名古屋場所の番付が30日発表され、新横綱・大の里が西の横綱に座った。ことし初場所後に昇進し東の横綱に座る豊昇龍と合わせて番付上東西に横綱がそろうのは令和3年の秋場所の白鵬、照ノ富士以来、およそ4年ぶりとなる。
大の里の横綱土俵入り
大の里は夏場所で14勝を挙げて2場所連続4回目の優勝を果たし、場所後に第75代横綱に昇進した。
新横綱の大の里は、他の力士の挑戦を受け止めて豊昇龍とともに最後まで優勝争いを引っ張る活躍が期待される。
2横綱が土俵を盛り上げるのか、はたまた、大の里の1強時代となるのか、今年後半の相撲から目が離せない。
大の里は番付発表に合わせ、愛知県安城市の二所ノ関部屋宿舎で記者会見し「やっと番付表にしこ名が載り、横綱になったんだなという実感が湧いた」と率直な心境を明かした。
また、先場所、前頭6枚目で10勝5敗の成績を残した欧勝馬が新三役となる小結に昇進した。モンゴル出身で28歳の欧勝馬は、身長1メートル90センチの体格を生かした押し相撲と相手の体勢を崩すいなしなどが持ち味。
新小結・欧勝馬
新三役となる東の小結・欧勝馬は鳴戸部屋の宿舎がある名古屋市緑区で会見し「三役に上がりたいと目標にしていたのでうれしい。相手の相撲に合わせず自分の相撲を取れるようになったことが上がった要因だと思う」と喜びを語った。
新入幕は、伊勢ヶ濱部屋の草野、伊勢ノ海部屋の若碇改め藤ノ川、佐渡ヶ嶽部屋の琴栄峰の3力士。
新入幕の草野
このうち草野は先場所、平成31年の初場所と春場所の志摩ノ海以来、6年ぶりとなる十両での2場所連続優勝を達成した。将来が大いに期待される力士の1人。
■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。