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ドラマ「七人の秘書」(全8話、2020)を見る。映画版は7日から公開。

    

ドラマ「七人の秘書」(全8話、2020)を見る。続編となる劇場版「七人の秘書 THE MOVIE」は今月7日(金)から公開される。キャチコピーは、“悪いヤツら、ぶっ潰させて頂きます。”表は、名もなき秘書。裏は、最強で最高の仕返し屋(エージェント)。

出演は、木村文乃広瀬アリス菜々緒、シム・ウンギョン、大島優子室井滋江口洋介の七人。この七人が、“影の仕事人”となる。

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ドラマは、様々な組織に溶け込み目立たぬことを信条とする秘書たちと元締めが社会的に理不尽な目に遭っている弱者を救うべく、あらゆるネットワークを駆使して金や権力に溺れた非情な権力者たちを一掃し、理不尽だらけの日本社会を影で操りながら変えていく姿を描く。

秘書たちを束ねて、こまった人を助けるため、表の顔はラーメン店の店長・萬(ばん)敬太郎(江口洋介)の決め台詞。

「ラーメンを食べておいしいと思える人生をおくれ。腹いっぱい食べて眠れば、たいていのことは何とかなる」

この言葉をモットーに、秘書が持ち込む「案件」を引き取る。

政財界のドンと言われ、巨悪の根源の様な財務大臣・粟田口(あわたぐち)十三(岸部一徳)により「すべては秘書のやったこと」と不正の濡れ衣を着せられて逮捕され、秘書の職を追われた過去を持つ萬(ばん)が、粟田口の不正を暴くことができるのか…を描く。

【主な登場人物】

望月千代………木村文乃

望月千代 (33):木村文乃

「東都銀行」常務秘書。
兄が営むラーメン店を手伝っていたが、食べていくために銀座のクラブでホステスとして働き、ナンバーワンにまで上り詰める。しかし、未曾有の不景気で店は潰れてしまう。そんな時に再会したのが、司法書士の萬だった。現在は派遣の秘書として働きながら、兄と親友だった萬が買い戻したラーメン店の2階で暮らしている。理不尽なできごとを経験し、不公平な世の中に憤りを感じている。兄は失踪中。

照井七菜………広瀬アリス

照井七菜 (25):広瀬アリス

「東都銀行」頭取秘書。
東都銀行の正社員。秘書になりたかったわけでもなく、仕事もできないため怒られてばかりの、のんびりしたタイプ。ほかの秘書にはない素朴な人柄を気に入られ、人知れず頭取と密会を重ねている。千代の完璧な仕事ぶりを見るうちに、プロ意識が芽生え始める。

長谷不二子………菜々緒

長谷不二子 (31):菜々緒

「警視庁」警務部長秘書。
警察組織という男社会の中で悪戦苦闘している。正義感が強く、男勝りな一面がある。しかしそれは、過去のある事件がキッカケになっている…。空手の有段者で、運動神経にも優れている。

朴四朗………シム・ウンギョン

朴四朗 / パク・サラン(28):シム・ウンギョン

「慶西大学病院」病院長秘書。
母が韓国人、父が日本人のハーフ。医療の知識がずば抜けており、専門知識を必要とする医療秘書として従事している。韓国で生まれ育ち医者を目指していたが、ある事情で断念しなければならなかった過去がある。SEのエキスパートでハッカーの才能もある。

風間三和………大島優子

風間三和 (31):大島優子

東京都知事秘書。
ホテルオーナーの令嬢だが、家庭は崩壊している。周囲からは裕福な環境をうらやまれているが、人知れず闇を抱えている。留学経験のある優秀なバイリンガル

粟田口十三………岸部一徳

粟田口十三 / あわたぐち・じゅうぞう(65):岸部一徳

財務大臣。政財界に幅を利かせる日本のドン。
京都生まれ。不遇の生い立ちをバネに単身政治の世界に飛び込み、多くの人を踏みにじって、一代で現在の地位までのし上がった。一見穏やかで秘書にも優しく接しているが、腹の底では見下している。萬をはじめ、“七人の秘書”たちとは少なからず過去の因縁を持つ…。

鰐淵五月………室井滋

鰐淵五月 / わにぶち・さつき(59):室井滋

家政婦。
かつては政治家の私設秘書をしており、全力でボスをサポート。伝説の秘書として名をはせていた。しかし、ある事件を起こして刑務所に入っていたという過去をもつ。秘書たちとともに暗躍する。

萬敬太郎………江口洋介

萬敬太郎 / ばん・けいたろう(48):江口洋介

ラーメン店「萬」店主。副業は司法書士
誰にも知られず、影の秘書軍団の元締めをやっている。わずかな報酬で、5人の秘書、五月とともに人助けを請け負う。政治家の秘書だったが、清廉潔白な信念があだとなり、解雇された過去をもつ。

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ナレーションを担当しているのは岩下志麻だが「世の中には表があれば裏がある。世の中を動かしているのは、政治家や大企業の社長ではなく、黒子に徹した秘書」という言葉が聞かれる。ドラマの最後に、総理大臣秘書として、ワンカットだけ登場して、貫禄を見せている。

萬田久子が、南勝子・東京都知事を演じているが、急性心筋梗塞で入院する。実際に都知事小池百合子が、一時期、疲労で入院した背景と重なり面白い。しかも、女性初の総理を目指すというのだ。南の愛犬はトイプードルの「ハッピー」。

「Doctor-X 外科医・大門未知子」でも萬田久子は、同じ都知事役を演じていた。

財務大臣岸部一徳)は、慶西大学病院・医院長秘書のパク・サウン(シム・ウンギョン)を好待遇で雇い入れる。サウンは、バッジに隠しマイクがあることから、ほかの秘書仲間には、「報酬がいいから大臣秘書になった」と言い切る(大臣側に盗聴されているので)。

「Doctor-X 外科医・大門未知子」の大門の名セリフ「私、失敗しないので」を、財務大臣岸部一徳)が、都知事の手術に依頼したドクター(リリー・フランキー)を紹介する際に「私、失敗せーへんさかい、というスーパードクターだ」という。

リリー・フランキーが、悪徳医師かと思ったら、袖の下(現ナマ)を拒否するなど、正義を貫いたのが意外だった(笑)。

「七人の秘書」のスペシャル版も観て、劇場版を見てみたい。



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