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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「転々」(2007)

 
転々」(2007)は、男二人の東京散歩の不思議な物語。
幼いころに両親に捨てられた孤独な大学8年生の竹村文哉(オダギリジョー)は、いつの間にか84万円もの借金をつくり、返済の期限があと3日に迫っていた。
 
しかし、その期限の前日、文哉は借金取りの福原(三浦友和)から借金をチャラにする方法を提案される。それは、吉祥寺から霞か関まで歩く“東京散歩”に付き合うことだった・・・(Yahoo映画より)。
 
出演女優が、今を時めく小泉今日子吉高由里子、チョイ役で麻生久美子などが出演とあっては見ないわけには・・・ということで見た。
 
1時間40分の映画で、いつ小泉今日子吉高由里子が出てくるのかと思ったら、
1時間たってから・・・。
 
竹村は家族というものを知らずに成長したが、福原の奇妙な提案についていくうちに親子になった気分を味わうことになる。岸部一徳が本人役で出ているほか、松重豊岩松了笹野高史などの癖のある役者が出演している。
 
岸部一徳に出会うといいことが起こる”というのがおかしかった。
「おお、岸部一徳がいる」という本人そのものの名前で呼んで、ミーハー的にふるまう出演者も面白い。
 
                            「転々」予告編
 
 
監督・脚本は、ドラマ「時効警察」で、オダギリ・ジョーと組んだ三木聡監督
“脱力系”の代名詞で独自の映像世界を築いている。
 
ゆるゆる感に満ち溢れた一種のロード・ムービー。
 
☆☆☆
 
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