オールタイムマイベスト映画「ウエスト・サイド物語」(1961)とスティーブン・スピルバーグの「ウエスト・サイド・ストーリー」(2021公開、「ウエストサイド物語」のリメイク)の中でも、代表曲の一つ「アメリカ」。
60年の時を経て、同じシーンと曲を入れ替えても自然なほど、忠実に再現、さらに洗練されている。
ただし、歌詞は一部変更されている。「ハリケーン」→「パイナップル」など。
リメイクはリメイク。オリジナルを初めて見た時の衝撃、これぞミュージカル映画という印象は、オリジナルが勝る。
オリジナルの「ウエスト・サイド物語」が公開された時には、有楽町の丸の内ピカデリー劇場では、1年以上、足掛け3年にわたりロードショー公開されたという。観客の列は、近隣のビルを一回りするほど並んだという。映画が娯楽の王様と言われた時代ならではだ。
このオリジナル「ウエスト・サイド物語」を初めて見たのは、公開から10年を経た1971年だった。印象は今も変わらないが、一度14インチのテレビで見たときは、感動は10分の1も伝わらなかった(笑)。ミュージカルの醍醐味は劇場に限る。
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