映画(洋画)を劇場で初めて見た年の1969年の10月に、新宿プラザ劇場(当時は、隣が新宿コマ劇場、現在は、跡地はTOHOシネマズ新宿となっている)の第1回作品として上映されたのが「ウエスタン」(原題:Once Upon A Time in the West,1969)だった。
上映方式のD(ディメンション)150方式が大いに話題になった。予告編の時には、スクリーンはスタンダードサイズで、映画上映になると、スクリーンが左右にどんどん広がって、画面が楕円の一部のようにカーブして、座席の前方に座っていると、立体感にあふれ、取り囲まれるくらいになって驚いたものだった。
この「ウエスタン」は、のちにリバイバル公開されるときには、カタカナになっていた。
足元から、銃、顔のアップまでカメラが上がっていく描写が印象的。
映画のタイトルが漢字からカタカナへの流れは怒涛のように多かった。
「007」シリーズでは「007は殺しの番号」→「007ドクターノオ」、ただし「007危機一発」→「007ロシアより愛を込めて」で「007フロム・ロシア・ウィズ・ラブ」でなくてよかった(笑)。
話がそれたが、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・~」といえば、最近では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)が記憶に新しい。それ以前では「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984)が有名。
この「~アメリカ」に触発されたのか知らないが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズという作品が数多く制作された。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地黎明」(1991、シリーズ第1作)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱」(1992、第2作)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地争覇」(1992、第3作)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ IV/天地覇王」(1993、第4作)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ V/天地撃攘」(1994、第5作)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲」(1997、第6作)
以下、タイトルは同じだが、シリーズとは別作品。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地激震」(1990)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/天地笑覇(1991)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/鬼脚」(1993)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー」(1993)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雷鳴」(1993)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地発狂(1993)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雄覇(ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲)(1993)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキーグレート(1996)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 南北英雄」(2018)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 英雄復活(2018)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地覚醒(2019)
「~チャイナ○○○○」とあると、どれがどれだか、ちんぷんかんぷん。もっとも1本も見ていないので「ワンス・アンポンタン~」と言われても…。
guchさんも、怒っている「リバー・ランズ・スルー・イット」なんていうタイトルはつけるな…という記事でした。
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