fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「マッドマックス:フュリオサ」(原題:Furiosa: A Mad Max Saga、2024):「怒りのデス・ロード」の前日譚。

映画「マッドマックス:フュリオサ」(原題:Furiosa: A Mad Max Saga、2024)は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の前日譚となるストーリー。「デス・ロード」で清浄な水と作物に恵まれたシタデルの大隊長となる女戦士フュリオサが「帝国の将軍(インペラトル)」と呼ばれるまでの成長、生き残りと復讐を描くスピンオフ映画。緑と暴力の極端な対比が映える。

若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)がのちのシャーリーズ・セロン演じるフュリオサへとつながっていく。この映画の見どころは、迫力あるカーバトル・シーン。

ワイヤーアクションやCGも使っていると思うが、車が宙に飛び、人間も翔ぶ大迫力。膨大な数の改造バイクや車両、桁違いの物量・人員導入には驚かされる。

・・・
若きフュリオサ(子ども時代:アリャ・ブラウン)は、緑豊かな希少な地域「グリーンプレイス」で暮らしていたが、暴走バイカー軍団に捕らえられ、リーダーのディメンタス(クリス・ヘムズワース)に引き渡される。

ディメンタスはフュリオサの母メリーを殺害し、フュリオサを無理矢理「養女」にして、自身の野望遂行の道具として利用しようとする。

成長して帝国の物資掌握に関与する存在となったフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)は、ある時ディメンタスやその組織への反旗を翻し、脱走を試みる。

やがてフュリオサはディメンタスを倒し、母親の死に報いるとともに、自らの自由と仲間たちの未来を求めて旅立つ。

・・・
「マッドマックス」シリーズ全体のテーマは「資源をめぐる人間社会の崩壊・暴力・復讐・そして希望と人間性の再生」を軸に展開。時にフェミニズム、身体の強さ、環境テーマも描かれている。

法と秩序が崩れた世界では、暴力が日常と化し、人々は“生き残るために殺す”という選択を強いられるようになる。

マックスが最愛の家族を奪われたり、フュリオサが母を失ったりと、復讐が中心となるモチーフとなっている。

過酷な状況下でも、登場人物たちは“人間らしさ”を取り戻したり、仲間を思いやったりする希望を放っている。 

・・・
製作費1億6800万ドル(約252億円、うち1億3,500万USドルの撮影奨励金がオーストラリア政府から出た)に対し、世界興収は1億4440万ドル(日本での興収は”たった”10億円)。2022年10月28日、主演のアニャ・テイラー=ジョイが自身のInstagramで撮影終了を報告。

広大な砂漠地帯が映画の撮影場所の一つとしてブロークンヒルというオーストラリア内陸部の町で行われたが、かつて鉱業で栄えた場所で、荒廃した世界観が現れている。

主演のアニャ・テイラー=ジョイの活躍がすさまじい。Netflixオリジナルドラマ「クイーンズ・ギャンビット」(2020)がすごかった(当時23歳)。スカーレット・ヨハンソンにも迫る勢い(笑)。

<主な登場人物>
■フュリオサ:アニャ・テイラー=ジョイ/少女時代のフュリオサ(アリーラ・ブラウン)…後のシタデルの女性大隊長
■ディメンタス:クリス・ヘムズワース…バイカー集団「バイカー・ホード」を率いる男。
■警護隊長ジャック:トム・バーク…シタデルのウォー・ボーイズを率いる指揮官。
■イモータン・ジョー:ラッキー・ヒューム…シタデルの占領者。
■メリー・ジャバサ:チャーリー・フレイザー…フュリオサの母。
■リクタス・エレクタス:ネイサン・ジョーンズ…イモータン・ジョーの息子。
■オーガニック・メカニック:アンガス・サンプソン…バイカー・ボードの生体整備士。
■スクロータスジョシュ・ヘルマン…イモータン・ジョーの息子。
■人喰い男爵:ジョン・ハワード…イモータン・ジョーの仲間の一人。前作ではガスタウンを治めているが、本作ではジョーの腹心として仕えている。
■武器将軍:リー・ペリー…イモータン・ジョーの仲間の一人。武器、弾薬の製造を行うバレット・ファームの領主。
■マックス:ジェイコブ・トムリ…元特殊警察警官隊隊員の男。フュリオサがシタデルに帰還する際に崖の上から眺めていた。

女優アニャ・テイラー=ジョイの出演作品

fpd.hatenablog.com

fpd.hatenablog.com

fpd.hatenablog.com

■「にほんブログ村」にポチッと!お願い申し上げます。

https://movie.blogmura.com/ranking/in   

https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking/in