<span itemprop="headline">映画「追憶の森」（原題:The Sea of Trees、2015）４月29日公開。</span>

アカデミー賞俳優・マシュー・マコノヒーと渡辺謙主演の「追憶の森」（原題:The Sea of Trees）が、GWの初日４月29日から公開される。マコノヒーの妻役でナオミ・ワッツが共演。

「グッド・ウィル・ハンティング　旅立ち」のガス・バン・サント監督が、自殺の名所として知られる日本の青木ヶ原樹海を舞台に描いたミステリードラマ。

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自殺するために青木ヶ原へやって来たアメリカ人男性が、そこで出会った日本人男性との交流を通じて再生していく姿を描く。

人生に絶望して自殺を決意したアーサー（マシュー・マコノヒー）は、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を訪れる。磁石が狂い携帯電話も通じない森の中で、出口を求めてさまよう日本人男性タクミ（渡辺謙）と遭遇したアーサーは、怪我を負っているタクミを放っておけず一緒に出口を探すことに。

過酷な状況に立たされる中、アーサーは運命共同体となったタクミに次第に心を開いていく。やがてアーサーは、自分が死を決意するきっかけとなったある出来事について語りはじめる。アーサーの妻役に「21グラム」のナオミ・ワッツ。

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出演者たち。

■マシュー・マコノヒー（46）：

2013年にアメリカで公開された映画「MUD -マッド-」（ジェフ・ニコルズ監督）で主役を務めた。その力強い演技は観客・批評家双方から絶賛された。同じく2013年公開の映画「ダラス・バイヤーズクラブ」では、HIVに感染した主人公を演じるために38ポンドもの減量を行った。しかし、急激な減量のために視力と体力の低下に悩まされている。後者の演技が評価され、第86回アカデミー賞主演男優賞を受賞した。2014年、ハリウッドの殿堂入りを果たし、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星を授与された。主な作品には「評決のとき」「コンタクト」「リンカーン弁護士」「マジック・マイク」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「ダラス・バイヤーズクラブ」「インターステラー」などがある。

■渡辺謙（ケン・ワタナベ）（56）：

今や日本を代表する国際派スター。外国映画初出演となったアメリカ映画「ラストサムライ」（2003年公開）で、第76回アカデミー賞助演男優賞ならびに第61回ゴールデングローブ賞助演男優賞などにノミネートされ高い評価を得る。これを機にロサンゼルスに居を構え「バットマン・ビギンズ」や「SAYURI」など外国映画に立て続けに出演。昨年には、ブロードウエイ・ミュージカル「王様と私」で主演。今年も4月17日に「王様と私」の千秋楽を迎えたばかり。主な作品には「タンポポ」「陽はまた昇る」「北の零年」「明日の記憶」「沈まぬ太陽」「許されざる者」。外国映画では「ラストサムライ」「SAYURI」「硫黄島からの手紙」「バットマン・ビギンズ」「インセプション」「GODZILLA ゴジラ」など。

■ナオミ・ワッツ（４7）：

2001年にデヴィッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」の主役に抜擢され、数多くの映画賞を受賞。翌2002年に日本で大ヒットしたホラー映画のリメイク作品「ザ・リング」に主演。2003年公開の「21グラム」で初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされた。2005年公開の「キング・コング」では37歳という年齢でヒロインを演じ話題となり、ワッツのキャリアの中で最高額となる5億ドル超の興行収入を記録。主な作品には「マルホランド・ドライブ」「ザ・リング」シリーズ、「21グラム」「キング・コング」「ザ・バンク　墜ちた偶像」「ダイアナ」「J・エドガー」など。

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渡辺謙は、拠点がハリウッドであり、ハリウッドスターとして、大活躍。

日本の俳優が世界を舞台に活躍するのは珍しくなくなったが、世界的スターという点では、昭和のミフネ（三船敏郎）、平成のケン・ワタナベ（渡辺謙）と言えるかもしれない。