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【追悼:アラン・ドロン】②ドロンのフィルモグラフィーと個人的な思い入れ映画音楽。

 

アラン・ドロンAlain Delon, 1935年11月18日‐2024年8月18日)は、フランスの映画俳優。 その美貌から1960年代~1970年代にかけて「世紀の二枚目」として人気を博した。ドロンの出演作品は芸術映画から娯楽映画まで数多くの作品がある。

俳優デビューはイヴ・アレグレ監督の「女が事件にからむ時」(1957)(共演:ジャン=ポール・ベルモンド)。

その後は、コメディ映画「お嬢さん、お手やわらかに!」(1959)がフランスで大ヒット。同年「恋ひとすじに」で共演した西ドイツの若手スター、ロミー・シュナイダーと同棲し婚約するも1963年に破棄。

そして、転機が訪れる。1960年、ドロンはパトリシア・ハイスミス原作、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」に主演することになる。

映画はニーノ・ロータの曲と共に大ヒットし、世界的にドロンの名が知られることになる。

同じころルキノ・ヴィスコンティ監督の「若者のすべて」(1960)「山猫」(1963)クレマン監督の「生きる歓び」(1961)「パリは燃えているか」(1966)ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「太陽はひとりぼっち」(1962)アンリ・ヴェルヌイユ監督の「地下室のメロディー」(1963)など数多くのフランス映画・イタリア映画・アメリカ映画に出演。

ドロン出演作品は賞とは無縁な作品が多いが「地下室のメロディー」は1963年のゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞している。

その後もロベール・アンリコ監督の「冒険者たちジャン=ピエール・メルヴィル監督の「サムライ」(1967)「仁義」(1970)「リスボン特急」(1972)ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の遺作「悪魔のようなあなた」(1967)ジャン・エルマン監督の「さらば友よ」(1968)「ジェフ」(1969)ジャック・ドレー監督の「太陽が知っている」(1968)「ボルサリーノ」(1969)「もういちど愛して」(1971)「ボルサリーノ2」(1974)「フリック・ストーリー」(1975)「友よ静かに死ね」(1977)アンリ・ヴェルヌイユ監督と再びコンビを組んだ「シシリアン」(1969)ロジェ・カーヌ監督でドロンが製作も兼ねた「栗色のマッドレー」(1970)などと続く。

 

そして「007」シリーズなどで知られたテレンス・ヤング監督の「レッドサン」(1971)に出演。三船敏郎の出演の誘いを二つ返事で快諾したのだった。

さらにジョセフ・ロージー監督の「暗殺者のメロディ」(1972)では、レフ・トロツキーを殺害する男を演じた。同監督の「パリの灯は遠く」(1976)にも出演。

このほかジョゼ・ジョヴァンニ監督の「暗黒街のふたり」(1973)「ル・ジタン」(1975)「ブーメランのように」(1976)などがある。

このほか「チェイサー」(1977)「エアポート’80」(1979)「復讐のビッグガン」(1985)「アラン・ドロン/私刑警察」(1988)「ハーフ・ア・チャンス」(1989)などがある。

2017年5月9日、俳優業から引退するとの意向を示した。

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ドロン作品を劇場で初めて見たのは「さらば友よ」(1968)だった。1969年に見たが、ラスト・シーンのためにあるような映画だった。ドロンの絶叫するシーンが強烈だった。

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毎年、アラン・ドロンの生誕の日(11月8日)前後の日曜日に銀座のライブハウスで開かれる「アラン・ドロン祭シネマライブ」に第2回から毎回参加しているが、バンド演奏の演目の中では「さらば友よ」のオープニングの曲は最もしびれる音楽だ。第1位。

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好みで言えば、音楽に関しては、第2位「太陽はひとりぼっち」第3位「シシリアン」第4位「太陽がいっぱい」5位「冒険者たち」と続く。

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ドロン出演映画の「映画音楽」マイベスト5:

1.「さらば友よ」

2.「太陽はひとりぼっち」

3.「シシリアン

4.「太陽がいっぱい

5.「冒険者たち」

 

(つづく)

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