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俳優・アラン・ドロンが、最新映画出演を機に引退を表明。

           太陽がいっぱい」(1959)より。
 

Yahooニュースによると
「史上最高の美男俳優」の一人と称されるフランスの人気俳優アラン・ドロン(Alain Delon、81)が5月9日、間もなく俳優業から引退すると宣言した。


ドロンはAFPの取材に対し、最後に映画と舞台作品にそれぞれ1本ずつ出演してから引退する意向を表明。「この歳だし、ここまで俳優としてやってこれたし、もう終わりにする。(中略)人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べた。

ドロンは1960年代初め太陽がいっぱい(Plein Soleil、1959)や山猫(The Leopard)といった名作で美しく若き殺人犯や策略家を演じ、名声をつかんだ。
               「山猫」(1963)より。
 
また、マーティン・スコセッシスティーブン・ソダーバーグらハリウッドの映画監督たちは、ドロンが1967年のサムライ(Le Samurai)で知的な殺し屋というキャラクターのひな形をつくったと評している。
 
             「サムライ」(1967)より。

ドロンは2000年にも一度銀幕を退いたが、8年後にAsterix at the Olympic Gamesユリウス・カエサル役で復帰。「考えを変えないのは愚か者だけだ」と語っている。ただ、ドロンはAFPに対し、今回の引退は本物だと述べている。

フランスの著名な映画監督パトリス・ルコントがメガホンを取る最終作では、自身のイメージと重なるキャラクターを演じるという。

ドロンは「脚本はほぼ仕上がっている。素晴らしいラブ・ストーリーだ。題名はまだついていないが、役は私自身にかなり近い」と述べ、「私くらいの歳の、少し気分屋で、気難しく、怒りっぽい男が、人生の最後に愛を見つける」物語だと明かした。

相手役はジュリエット・ビノシュ(「イングリッシュ・ペイシェント」)で、ドロンは「素晴らしい女優」と評している(以上、Yahooニュースを引用)
 
 
 
・・・
 
まずは昨年6月に実施した「アラン・ドロン」作品の【投票】結果の記事はこちら。
 
 
 
 
 
 

ちなみにトップ10は以下の通り。
 
 
冒険者たち
 
サムライ
 
さらば友よ
 
 
 
太陽はひとりぼっち 
 
山猫 
 
太陽が知っている 
 
10 仁義
 
次点
 
11 シシリアン
 

 
 
1960年代~1970年代半ばごろにかけては、日本の映画雑誌(「スクリーン」「映画の友」など)では、男優の人気投票で常にトップの座にあった。女優では同じころオードリー・ヘプバーンがトップ。 
そもそもハンサム(二枚目、今で言うイケメン)の代名詞だったのがアラン・ドロン
 
映画雑誌「映画の友」(1967年5月号)では、まだ「冒険者たち」や「さらば友よ」などの公開前だが、特集として第21回「映画の友」世論調査発表という記事が掲載されている。
 
 
 
 
           アゴアントニオ猪木のようだが・・・笑。
 
 
世論調査”と言うのが、時代がかっていておもしろいが、男優第1位はアラン・ドロン、女優第1位はオードリー・ヘプバーンだった。「スクリーン」誌なども同様で、こんな時代が10年以上も続いたのではないか。 
 アラン・ドロンの引退記事だが、まるで訃報記事のようになってしまった♪
 
俳優・女優というのは現実には引退宣言をしない限り引退は無く、役柄のオファーが来なくなれば自然と引退するもの。
 
80代で映画で活躍している俳優・女優もいる。
数年前に映画出演した伝説の女優ジャンヌ・モロー(89歳)を筆頭に、シャーリー・マクレーン(83)、ソフィア・ローレン(82)、ジュリー・アンドリュース(81)などの女優が健在だ。男優では、”トラップ大佐”(「サウンド・オブ・ミュージック」)のクリストファー・プラマー(87)、ロバート・デュヴァル(86)、マイケル・ケイン(84)や、監督業にシフトしているがクリント・イーストウッド(今月31日で87歳!)もいる。
 
日本では、思いつくまま挙げると仲代達矢(84)、品川徹(81)、山崎努(80)、八千草薫(86)、香川京子(85)、有馬稲子(85)、草笛光子(83)、野際陽子(81)などか。
 
ドロンの引退は、日本の往年の映画ファンにとっては、一時代の終わりを告げるものであることは確かなようだ。30代はもちろん40代くらいでは、アラン・ドロンを知らない世代が多いことだろう。
 
guchさんも「号外」記事:https://blogs.yahoo.co.jp/guch63/71863593.html
 
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