fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★映画音楽生演奏を堪能、感動の渦に(「アラン・ドロン祭」で)。


アラン・ドロン生誕80年記念祭VOL.2というアラン・ドロン主演映画の映像と映画音楽の生演奏のイベントに参加したが、演奏が素晴らしく、感動・感動・感動の連続だった。
 
1部&2部構成だったが、1部では、アラン・ドロンアメリカに進出した映画で比較的知名度も低い映画、第2部では、フランス&イタリア映画に出演したアラン・ドロンの作品群が映像ととともに、生演奏が行われ、最前列にいたfpdなど、生のダイナミックな迫力ある演奏に痺れたほど。
 
選曲も素晴らしい。チェイサーさんが担当した。
 
1部では、「泥棒を消せ」(原題:Once a Thief, 1965)で、アン・マーグレットと共演した映画。次に、バート・ランカスターと共演した「スコルピオ」(原題:SCORPIO, 1973)、三船敏郎チャールズ・ブロンソンと共演の「レッド・サン」(原題:英語:Red Sun, 仏:Soliel Rouge)、「エアポート80」(原題:The Concorde...Airport'79、1979)などの映像。
 
              ↑fpdも最前列に
 

第2部は、いよいよ生バンド演奏。
あの「太陽はひとりぼっち」からはじまった。これが大音響でビシビシと五感に伝わり、圧巻。
 
司会のブログ友で、アラン・ドロンに関する豊富な知識・見識では随一のチェイサーさんが言っていたが、この映画音楽は、大人数のオーケストラよりも今回のような5人編成のような小規模演奏が似つかわしい。かつてのGS(グループサウンズ)の音楽を聴いているような、電子ギターの迫力。度肝を抜かれる感動を覚えた。
 

次がフランソワ・ド・ルーベの音楽ということで、名曲「冒険者たち」「さらば友よ」と続いたので、鳥肌が立つというのはこのことかと思った(笑)。
 
いわくつき(※)でなかなかビデオ化されずに御蔵入りになった「栗色のマッドレー」(原題:Madly, 1971)は名曲だ。「あの胸にもう一度」(原題:The Girl
On A Motoecycle、仏:La Motocyclette,1968)、「ボルサリーノ」(原題:Borsalino、フランスーイタリア合作、1970)「個人生活」(原題:LA RACE DES SEIGNEURS、1974)「友よ静かに死ね」(原題:LE GANG DANS LES GANG、1976)「ジェフ」(原題:Jeff,1971)「シシリアン」(原題:Le Clan des Siciliens、1969)などが続き、最後はやはり、あの曲だった!
 
太陽がいっぱい」(原題:Plein soleil、1960)!
 
このほか、映像では、ドロンのかつてのCM、NHKのインタビューでドロンは「太陽がいっぱい」は特に日本で人気があり、自身にとっても大きな映画と語っていた。 
 
ロミー・シュナイダー」の映画祭を神戸で実施しているイッチさんも参加。
イッチさん所蔵のアラン・ドロンのコレクションを展示するとともに、希望者には販売していた。とにかく日本には少ないレアなアイテムが多かった。
 
 
とくに、ドーナツ・レコード盤など直接フランスから取り寄せたものなども多く、膨大なコレクションを所有しているようだ。特別の世界にひとつしかない、Tシャツを希望者にじゃんけんの勝者に提供していた。また、チェイサーさん、今回の映像に関係した映画音楽のコンピレーションを5人に、じゃんけんで提供。
 

アラン・ドロン主演「サムライ」
5月27日(金)Blu-ray&DVD発売
 
チェイサーさんが、ファン待望の「サムライ」のブルーレイが5月27日についに発売になったと実物を見せていた。「これで素晴らしい作品を墓場にも持っていける」 と笑いを誘った。
 
演奏の休憩時間に、「映画トーク」時間が設けられ、数人が壇上に立って、アラン・ドロンにまつわるエピソードなどを語っていた。
 
あるご婦人は、日本の旅行社企画による「アラン・ドロン」ツアー(パリでドロンとの会食など)に8回中6回参加したといい、額に入れたドロンとのツーショット写真などを紹介。また、ある男性は、ドロンと世代的に近く、ドロンの初主演映画「お嬢さん、お手やわらかに」(原題:仏題:Faibles Femmes)から映画出演最後の映画まで全て見ていると語っていた。
 
fpd徳さん、旧知であることから”ペア”で壇上に立つことになった。
fpdは、1970年代頃からドロン映画は見ており、エピソードを2,3紹介。徳さんは、「映画」3割、「映画音楽」7割の比率で関心があり、映画音楽のすばらしさなどを語った。
 
今回、多くのブログで知っていた人たちに直接会うことができて、有意義なイベントだった。また、テーブルが近かった人とは、映画の話もできた。妙齢のご婦人のなかには、「アラン・ドロン一筋だったのよ。それで、結婚もしなかったのよ」(笑)という声も聞かれた。ドロンも罪な人だ(爆)。もっとも、ドロンと比較されては日本男児は、かなわない?。
 
ということで、次回の「アラン・ドロン81歳記念祭」は、同じ会場で、11月6日(日)にあるとのこと。内容もさらにバージョンアップして開催されるようだ。
 
共通の趣味を持った人たちの集まりは話が盛り上がっていい。
「映画は嫌い、見ない」という人は友達にはなれそうにない(笑)。
 
※以前の記事
①「アラン・ドロンの映画音楽」
②「栗色のマッドレー」に関して。
 
(参考)①チェイサーさんのブログ:http://blog.goo.ne.jp/chaser34
    追加:下のトラックバック(TB)に、チェイサーさんの記事もあります。
 
 
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。