1部&2部構成だったが、1部では、アラン・ドロンがアメリカに進出した映画で比較的知名度も低い映画、第2部では、フランス&イタリア映画に出演したアラン・ドロンの作品群が映像ととともに、生演奏が行われ、最前列にいたfpdなど、生のダイナミックな迫力ある演奏に痺れたほど。
選曲も素晴らしい。チェイサーさんが担当した。
1部では、「泥棒を消せ」(原題:Once a Thief, 1965)で、アン・マーグレットと共演した映画。次に、バート・ランカスターと共演した「スコルピオ」(原題:SCORPIO, 1973)、三船敏郎とチャールズ・ブロンソンと共演の「レッド・サン」(原題:英語:Red Sun, 仏:Soliel Rouge)、「エアポート80」(原題:The Concorde...Airport'79、1979)などの映像。
↑fpdも最前列に
あの「太陽はひとりぼっち」からはじまった。これが大音響でビシビシと五感に伝わり、圧巻。
司会のブログ友で、アラン・ドロンに関する豊富な知識・見識では随一のチェイサーさんが言っていたが、この映画音楽は、大人数のオーケストラよりも今回のような5人編成のような小規模演奏が似つかわしい。かつてのGS(グループサウンズ)の音楽を聴いているような、電子ギターの迫力。度肝を抜かれる感動を覚えた。
次がフランソワ・ド・ルーベの音楽ということで、名曲「冒険者たち」「さらば友よ」と続いたので、鳥肌が立つというのはこのことかと思った(笑)。
いわくつき(※)でなかなかビデオ化されずに御蔵入りになった「栗色のマッドレー」(原題:Madly, 1971)は名曲だ。「あの胸にもう一度」(原題:The Girl
On A Motoecycle、仏:La Motocyclette,1968)、「ボルサリーノ」(原題:Borsalino、フランスーイタリア合作、1970)「個人生活」(原題:LA RACE DES SEIGNEURS、1974)「友よ静かに死ね」(原題:LE GANG DANS LES GANG、1976)「ジェフ」(原題:Jeff,1971)「シシリアン」(原題:Le Clan des Siciliens、1969)などが続き、最後はやはり、あの曲だった!
「太陽がいっぱい」(原題:Plein soleil、1960)!
「ロミー・シュナイダー」の映画祭を神戸で実施しているイッチさんも参加。
イッチさん所蔵のアラン・ドロンのコレクションを展示するとともに、希望者には販売していた。とにかく日本には少ないレアなアイテムが多かった。
とくに、ドーナツ・レコード盤など直接フランスから取り寄せたものなども多く、膨大なコレクションを所有しているようだ。特別の世界にひとつしかない、Tシャツを希望者にじゃんけんの勝者に提供していた。また、チェイサーさんは、今回の映像に関係した映画音楽のコンピレーションを5人に、じゃんけんで提供。
チェイサーさんが、ファン待望の「サムライ」のブルーレイが5月27日についに発売になったと実物を見せていた。「これで素晴らしい作品を墓場にも持っていける」 と笑いを誘った。
あるご婦人は、日本の旅行社企画による「アラン・ドロン」ツアー(パリでドロンとの会食など)に8回中6回参加したといい、額に入れたドロンとのツーショット写真などを紹介。また、ある男性は、ドロンと世代的に近く、ドロンの初主演映画「お嬢さん、お手やわらかに」(原題:仏題:Faibles Femmes)から映画出演最後の映画まで全て見ていると語っていた。
fpdと徳さんも、旧知であることから”ペア”で壇上に立つことになった。
fpdは、1970年代頃からドロン映画は見ており、エピソードを2,3紹介。徳さんは、「映画」3割、「映画音楽」7割の比率で関心があり、映画音楽のすばらしさなどを語った。
今回、多くのブログで知っていた人たちに直接会うことができて、有意義なイベントだった。また、テーブルが近かった人とは、映画の話もできた。妙齢のご婦人のなかには、「アラン・ドロン一筋だったのよ。それで、結婚もしなかったのよ」(笑)という声も聞かれた。ドロンも罪な人だ(爆)。もっとも、ドロンと比較されては日本男児は、かなわない?。
ということで、次回の「アラン・ドロン81歳記念祭」は、同じ会場で、11月6日(日)にあるとのこと。内容もさらにバージョンアップして開催されるようだ。
共通の趣味を持った人たちの集まりは話が盛り上がっていい。
「映画は嫌い、見ない」という人は友達にはなれそうにない(笑)。
※以前の記事
①「アラン・ドロンの映画音楽」
②「栗色のマッドレー」に関して。
(参考)①チェイサーさんのブログ:http://blog.goo.ne.jp/chaser34
追加:下のトラックバック(TB)に、チェイサーさんの記事もあります。
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