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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ピース オブ ケイク」(2015)</span>



ピース オブ ケイク」(2015)を見た。
単なる人気コミックの実写化で邦画のラブストーリーということだったら、ティーン向けの映画だろうと絶対に見ない類の映画。

しかし、この映画は、若手女優の中でも目ヂカラと演技力で定評がある多部未華子主演ということで見た。しかも共演が、綾野剛菅田将暉松坂桃李柄本佑(たすく)、木村文乃といった若手実力派俳優が揃っている。阿佐ヶ谷ロフトの店長役で、宮藤官九郎友情出演。監督は俳優の田口トモロヲ

映画は、中学・高校生向けの壁ドン・タイプの映画ではなく、流されるままに男と付き合う恋愛依存症のダメ女と、優柔不断で能天気な年上30男のカッコ悪いドロドロの話

俳優もそこまでやるかと思うが、綾野剛も全裸で、松坂桃李はオカマ。
多部未華子も、きわどいシーンが何度も出てきて体当たり。控えめなお嬢様タイプかと思いきや、とんでもはっぷんなシーンも多い。27歳になるが、将来は大物女優になりそう。

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梅宮志乃(多部未華子)は心機一転、木造のオンボロアパートで新生活をスタート。過去のことで涙を流すと、隣室の窓が開き、男が顔をのぞかせ笑った。・・・その時、志乃の頬をゆらす、さわやかな風が吹いた。

志乃は、自分の中で何かが大きく動きだすのを感じていた。友人のオカマ、天ちゃん(松坂桃李)が働くレンタルビデオ店でバイトを紹介してもらい面接に訪れるとなんと店長は、昨日出会った男・京志郎(綾野剛)だった。



気安く接する京志郎に予防線を張る志乃だが彼には一緒に暮らす女・あかり(光宗薫)がいた。 バイト先の歓迎会で飲み過ぎた志乃は京志郎の部屋で目を覚まし、あかりに見つかってしまうや否やさめる京志郎を尻目に逃げ出す志乃。

しかし、その時、志乃は確信する。自分は京志郎が好きだ、と。植物を買うたび枯らしてしまう彼女だが、新しい恋と重ね今度は枯らせたくないと強く願うのだった。

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20代の男女の恋愛模様を、コメディタッチで描いているが、主人公の志乃(多部未華子)の心の内も重ね合わせて語られ、面白かった。相手に裏切られたりの紆余曲折が描かれ、男運が悪いと悟り、自分の新たな人生をスタートしようと思った矢先、1年半ぶりにアングラ劇場で元彼と再会。追いかける男に嫌気がさして、志乃が大声で叫んだ言葉は・・・。”人を好きになるなんて最悪”だった。が、なんと志乃のとった行動は・・・。

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映画のタイトルのピース オブ ケイク(piece of cake)は、慣用句で「朝飯前」「そんなの簡単」「ちょちょいのチョイ」といった俗語。このタイトルと映画の内容が一致するかは微妙。多部未華子の女優として実力の凄さを見るにはいい映画かも知れない。

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