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<span itemprop="headline">映画「恋多き女」(1956):イングリッド・バーグマン主演。</span>

 

 
映画「恋多き女」(1956)を見た。
イングリッド・バーグマンは、スエーデン人だが、幼少の頃に両親を亡くし、波乱万丈の人生だったようだ。50代の頃「70歳になっても演じられるいい役があることを希望している」と語っていたが、70歳を待たずに、1982年に67回目の誕生日に亡くなった。
 
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代表作は「カサブランカ」「汚名」などがあるが、この「恋多き女」(1956)は、フランス映画。バーグマンは、この映画では流暢にフランス語を話すが、母国語のスエーデン語のほか、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語に堪能というからすごい。
 
アカデミー賞は3度受賞。最高はキャサリン・ヘプバーンの4度受賞があるが、3度というのは、ダニエル・ディ=ルイス、メリル・ストリープなどとともに2番目というのは変わらない。
 
恋多き女」というタイトルから、バーグマンのプライベートを連想させるが、ヨーロッパの19世紀のフランスのロラン将軍(ジャン・マレー)などをめぐる、恋愛喜劇である。バーグマンが演じるのは、ポーランドの侯爵夫人エレナ。エレナの周りに、さまざまな求婚する男たちが現れるが、エレナは、最終的に・・・といったドタバタ劇。共演は、メル・ファーラーなど。
 

 
パリにご用心」といった曲も風刺が効いていて面白い。
海外で日本のイメージは昔から「フジヤマ」「ゲイシャ」だが、着物を着た女性が、富士山を背景に刀を振り上げている、ミュージカル風のワンカットもあり、まるでヘンテコな日本だ(笑)。
 
この映画の直前には、ロベルト・ロッセリーニ監督との世紀のスキャンダル騒動で、アメリカ映画から追放されるような形で、ヨーロッパに移ったばかりで、ロッセリーニ監督作品に出演したが、話題にならず、ジャン・ルノワール監督の「恋多き女」に出演して再起の転機となった。
 
直後、アメリカのフォックスから、「許された。帰国されたし」の電文が届きそののちアメリカに帰国し、「追想」(1957)の演技により「ガス燈」(1944)に続き二度目のアカデミー賞主演女優賞を獲得した。晩年には「オリエント急行殺人事件」で3度目のアカデミー賞助演女優賞)を受賞した。
 
イングリッド・バーグマンの品のある美しさは、相変わらずだった。
アメリカの女優ベスト100ランキングでは、イングリッド・バーグマンは4位という人気だ。
 
 
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