「グレート・レース」(The Great Race)予告編
2時間40分の映画で、オープニングの
「Overture(序曲)」がしばらく続き、途中で「休憩」も入るので、やや長い。
映画は1908年に実際に行われたニューヨークからパリまでの自動車レース(1908
New York to Paris Race)をモチーフにして、レースのおおよそのコースとその時期を実話に合わせているという。レースそのものよりも途中のアラスカや、シベリアを経てパリに到着するまでのドタバタぶりが描かれる。
トニー・カーティスとジャック・レモンは、「お熱いのがお好き」で名コンビとして共演しているが、「グレート・レース」では宿命のライバルで、足の引っ張り合いを続ける。ジャック・レモンは、ある王国の若き皇太子役の二役を演じている。レモンのレースの相棒として、ピーター・フォーク(「刑事コロンボ」)が出演。
そして挑んだグレート・レース。いつも苦汁を舐めているフェイトは、参戦しているほかの車に細工をして脱輪させたり、レスリー以外の参加者を吹っとばし、先を急ぐ。
雪原を抜きつ抜かれつのデッド・ヒートを繰り広げるのだが、いつの間にか氷が割れ、二組は同じ氷山でシベリアまで流される。ロシアを通って中欧へ。フェイトはカルパニア王国の皇太子ソックリと分かり、彼を身代わりに王位につけようという男爵の策略に危うく乗りかけるが、マギーらの助けもあって戴冠式まぎわに抜け出して、一路フランスへと車を飛ばす。
ゴール寸前で、レスリーは、わざと負けてフェイトに勝たせるが、フェイトはそれが気に入らず再度挑戦を挑む・・・。
・・・
アメリカのドラマでは、よくアップルパイ、ケーキの投げ合いがあるが、この映画のパイの投げ合いは、映画史上最大のパイ投げシーンといわれているようで、スケールが違う。特大のパイを数十人があちこちに投げあうシーンは豪快そのもの。
ドタバタ喜劇で、ばかばかしいおバカ映画だが、気分転換にはなる映画だった。
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