「ブロークンシティ」(原題:Broken City、2012)を見る。クライム・サスペンス映画。タイトルの”壊れた街”はニューヨーク市のこと。
主演は「ディパーテッド」「ザ・ファイター」のマーク・ウォルバーグ、「グラディエーター」「ビューティフル・マインド」のラッセル・クロウ、共演は「シカゴ」「オーシャンズ12」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズほか。
マーク・ウォルバーグはB級刑事もの映画などによく出ているが、ルックス、表情も役柄も「ジェイソン・ボーン」のマット・デイモンと重なって見える(笑)。
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元ニューヨーク市警察刑事の探偵ビリー・タガート(マーク・ウォールバーグ)は、現職市長のニコラス・ホステラー(ラッセル・クロウ)に呼び出され、妻キャサリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の浮気調査を依頼される。
実はビリーは、7年前に刑事を辞める原因となった、ある事件についてホステラーに秘密を握られており、ビリーもまた、それに関するホステラーの秘密を握っていた。
調査の結果、キャサリンの浮気相手は、ホステラーの対立候補ヴァリアントの選挙参謀を務めるアンドリュース(カイル・チャンドラー)である事が判明する。キャサリンはビリーに単なる浮気調査依頼のはずがないと忠告するが、ビリーはホステラーに結果を報告して調査を終える。
ところが数日後、そのアンドリュースが何者かに殺され、ビリーは窮地に立たされてしまう。すべてはホステラーの仕組んだ陰謀である事を知ったビリーは、反撃に立ち上がる。
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政治がらみの対立候補の足の引っ張り合いを描いているが、元刑事が、しがない探偵業に落ちぶれて、また復帰して、事件の渦に巻き込まれていく姿を描いている。脇役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズもカイル・チャンドラー(この俳優もよく見る)などベテランの味わいがある。
昔のハードボイルド小説のような空気感がある。
■主な登場人物:
ビリー・タガート:マーク・ウォールバーグ(探偵。元刑事)
キャサリン・ホステラー :キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ニコラスの妻)
コリン・フェアバンクス:ジェフリー・ライト
ジャック・ヴァリアント :バリー・ペッパー(ニコラスの対立候補)
ナタリー・バロー :ナタリー・マルティネス(女優。ビリーの恋人)
トニー・ジェンセン :マイケル・ビーチ
ポール・アンドリュース :カイル・チャンドラー(ヴァリアントの選挙参謀)
トッド・ランカスター :ジェームズ・ランソン
サム・ランカスター :グリフィン・ダン
ライアン・ブレイク :ジャスティン・チェンバース
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