訃報が飛び込んできた。ついにその日が来たか。二枚目ハリウッド大スター、ロバート・レッドフォードが亡くなった。
映画「明日に向って撃て!」「スティング」などで人気を博し、映画監督としても活躍した米国を代表する俳優のロバート・レッドフォードが16日、西部ユタ州の自宅で死去した。89歳だった。
米サンタモニカ生まれ。1959年にブロードウェーの舞台でデビュー。不遇の時代が続いたが、ニール・サイモン作の舞台に主演して成功を収め、映画界からも注目された。
米アカデミー賞で4部門を受賞したアメリカン・ニューシネマの代表作、1969年の「明日に向って撃て!」では、甘いマスクの銀行強盗役でアンチヒーローを好演。
この時、相棒を演じたポール・ニューマンとは、1973年の「スティング」でも共演し、詐欺師を軽妙に演じた。「スティング」は第48回アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされたほか、作品賞を受賞。
数多くの名作に出演し、なかでもバーブラ・ストライサンドと共演の「追憶」(1973)ウォーターゲート事件を描いた政治サスペンス映画「大統領の陰謀」(1976)ではダスティン・ホフマンと共演。このほか「華麗なるギャツビー」(1974)「コンドル」(1976)「ホット・ロック」(1972)「愛と哀しみの果て」(1985)「大いなる勇者」(1972)など多くの名作に出演した。
1980年には監督業にも進出。初監督作品「普通の人々」で、処女作にもかかわらず、アカデミー監督賞を受賞。ハリウッドで初めて「演技と製作の双方で成功を収めた映画人」の地位を確立した。
近年では2018年に「さらば愛しきアウトロー」2019年に「アベンジャーズ/エンドゲーム」に出演し、2020年の「Omniboat: A Fast Boat Fantasia」の声の出演が遺作となった。
近影
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このブログでも10年近く前に「ロバート・レッドフォード」映画人気投票を行こなったが、トップ3は1位「明日に向かって撃て!」2位「スティング」3位「追憶」だった。
ドロンが逝き、レッドフォードが亡くなるなど往年の大人気スター俳優が亡くなるのは寂しい限り。クリント・イーストウッド(95歳)には100歳まで映画を撮り続けてほしい。
ご冥福をお祈りいたします。
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