’70年代（92）「ホット・ロック」（1972）ロバート・レッドフォード主演。

　

「ホット・ロック」（製作1971年、公開1972年）は、ロバート・レッドフォードが泥棒一味に扮した軽快な犯罪映画だった。生き生きしていた。「ブリット」（1968）のピーター・イエーツ監督では、アクションシーンもお手のものか。

原作は、ドナルド・Ｅ・ウェストレイク。アイデアに満ちた原作をＷ・ゴールドマンが巧みに脚色。

　

この映画の面白さは、泥棒のプロフェっショナルぶりもそうだが、ダイヤがあちこちに転転とする様がユーモアたっぷり。

アフリカ某国の大使の依頼は、ブルックリン博物館から高額なダイヤを奪うことだった。そこで登場する泥棒のプロフェッショナルたち。計画は、とんとん拍子にうまくいったかに見えたが・・・。こういうときにドジな奴はいるもの。

ドジった一人は、なんとダイヤを呑み込んだまま、警察に捕まってしまう。作戦の変更を余儀なくされ、今度はドジが捕まっている刑務所へ潜入となる・・・。

　

レッドフォードをはじめとする軽快なキャラクターたちが魅力的。
クインシー・ジョーンズの軽快なメロディに乗って展開されるトップ・シーンから映画は、好調なリズム。

スケールの大きなアクションに最後まで釘付けとなってしまう・・・。

こんなテンポの映画は、最近はあまり見られない。内容的には「オーシャンズ　１１」の系統か（笑）。

「ホット・ロック」☆☆☆☆（最高は☆5つ）

「オーシャンズ１１」☆☆★