fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(161)「スティング」(1973)</span>


「スティング」は、1973年制作で、日本公開は1974年。アカデミー賞作品賞など7部門を受賞した名作。

1970年代のブログとして、スタートした「映画スクラップ帖」ですが、1970年代の映画として代表的な
「スティング」を劇場公開時(1974年)に観ていながら、記事を書けないでいたのにはワケがあります。

有名な映画で、劇場で観ていても、自分が風邪気味で映画に集中できなかったりといった健康状態や、
睡魔に襲われて(映画がつまらないというのではなく、単なる睡眠不足など)、ストーリーのポイントを
失ったりというのが何回かありました。そんな1本だったのが「スティング」でした。

30数年前に見たときに、この映画は「競馬の実況放送を、結果が終わっているのに、時間を
ずらして放送して、引っ掛ける」というシーンだけは覚えていましたが、そのほかは、軽快な
音楽の印象くらいでした。


どうしてももう一度見たいと思い、DVDを借りてきて、きょう再見した次第です。

一言で言えば ”大芝居”を打つ(=騙す)面白さということに尽きます。

この映画のはじめから最後まで、詐欺師のさらに上手を行って騙すという展開が(とくにラスト)
スカッとする映画ですね。その騙される大物の詐欺師の親玉がロネガン役のロバート・ショウ
(「007 ロシアより愛を込めて」「ジョーズ」「サブウエイパニック」など)ですから(笑)。

悪党のロネガンは、ゴンドルフ(ポール・ニューマン)とフッカー(ロバート・レッドフォード)の
策略にまんまと引っ掛けられてしまいますが、口癖が面白いです。“わかったな”(ユー・)ファロー=
訛ったFollowのセリフ(笑)。ロネガンの手下が、いつもブスっとした表情で笑わせますね。

映画全体に1930年代のイリノイ州のシカゴ近郊の街の建物、車などの雰囲気が出ていて、あの
アンタッチャブル」の時代を彷彿とさせています。




時は1936年。シカゴに近いジョリエットの下町で道路師と呼ばれる詐欺師3人が通りがかりの男から
お金を奪うというのが事件の発端。数日後、主謀者のルーサーが死体となって見つかった。仕掛けた男は
ニューヨークの大親分ロネガンの手下で、賭博の上がりをシカゴに届ける途中、3人組に金を奪われた男。

大組織に手を出した当然のむくいとしてルーサーは消されたのだが、組織の手は一味の1人フッカー
(ロバート・レッドフォード)にも伸びていた。ルーサーの復讐を誓ってフッカーはシカゴのゴンドルフ
ポール・ニューマン)を訪ねた。だが頼みとするドンドルフは、ギャング同志の争いでFBIから追われ、今では売春宿に幸うじて身を隠している有り様だった。しかし、親友の死を知ったゴンドルフは、相手がロネガン(ロバート・ショウ)と聞き目を輝かせた・・・。

ゴンドルフは、いかさまにかけては天下一品で、トランプのポーカーで、お金を巻き上げたり、
競馬のノミ屋で、客を騙したりはお手のもの。

明日に向かって撃て!」の名コンビ、ニューマンとレッドフォードが再び集結して、
今度は、詐欺師となって、悪党を騙すという話ですが、最後は、あっけにとられる幕切れで、
「あっ、騙された!」と誰もが思う結末でした(爆)。

キャスト(役名)
ポール・ニューマン (Henry Gondorff)
ロバート・レッドフォード (Johnny Hooker)
ロバート・ショウ (Doyle Lonnegan)
チャールズ・ダーニング (Snyder)
レイ・ウォルストン (J. J. Singletom)
アイリーン・ブレナン (Billie)
ハロルド・グールド (Kid Twist)
ジョン・ヘファーナン (Eddie Niles)
ダナ・エルカー (F. B. I. Agent Polk)
ジャック・キホー (Erie Kid)

監督:George Roy Hill ジョージ・ロイ・ヒル
製作:
トニー・ビル
マイケル・フィリップス
ジュリア・フィリップス
製作総指揮:
リチャード・D・ザナック
デイヴィッド・ブラウン
音楽演奏:
スコット・ジョプリン
編曲:
マーヴィン・ハムリッシュ

再見して、この映画の面白さ、良さがあらためてわかり、☆☆☆☆ですね。


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