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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★思い出の名優⑩「ロバート・レッドフォード」

↑上:「明日に向って撃て!」、中と下、時間の流れを感じさせます。

ロバート・レッドフォードを劇場で始めてみたのは、その名前を一気に世界にとどろかせた”サンダンス・キッド”役を演じた明日に向かって撃て!」(1969)
洋画を最初に見た年だった1969年。いまだにレッドフォードの代表作の中ではベスト3に入れたい作品です。

それまでにも、「エデンの東」のジェームズ・ディーン、「波止場」のマーロン・ブランドなど、反骨、反体制の役を演じた俳優はいましたが、従来のハリウッド・スターが演じえなかった屈折した青春を見事に演じていたのではないかと思います。形は、西部劇のアウトローであっても一つの青春映画のヒーロー像を示したのではなかったかと。
 
この作品と、同じ年に公開された「イージー・ライダー」「真夜中のカーボーイ」、その2年前の「俺たちに明日はない」などがアメリカン・ニューシネマの代表作となり、いまでも熱い支持を受けています。

この頃のレッドフォードは、飛ぶ鳥を落とす勢いで、「お前と俺」(1970)「ホット・ロック」(1972)(注:ホット・ドッグではありません=笑)「追憶」(1973)「華麗なるギャッツビー」(1974)「コンドル」(1975)へと快進撃が続いていきました。
 
とくに「スティング」(1973)では、再びポール・ニューマンと共演、「明日に向かって~」のコンビが復活し、まさに黄金コンビでしたね。(「スティング」を見たときは、体調が悪かったのか、映画にだまされたのか、リズミカルな音楽のすばらしさ、コミカルさくらいしか印象になく、再見したいと思っている作品の一本です。)この作品では、レッドフォードは73年度のアカデミー賞男優賞候補に挙がっていました。

ダスティン・ホフマンが演じた「卒業」(1967)には、本来レッドフォードに依頼があったようですが、舞台中心だったレッドフォードにとっては、俳優としての決心が付かず、拒否したと伝えられています。

1980年には、初の監督作品「普通の人々」でいきなりのアカデミー監督賞受賞。現在はスターとしてだけでなく映画監督としても活躍しています。ここ10数年は、監督業がメインのようです。最後に映画で見たのは「アンカーウーマン」。もう10年も経っている。

1970年代では、男優では、東西の正横綱は、東・アラン・ドロン、西・ロバート・レッドフォードと言っても言い過ぎではないでしょう。人気を二分していたでしょう、少なくとも日本では(笑)。グローバルでは、ドロンに?が付くので(爆)。二枚目という点でも、甲乙付けがたい(爆)。

私が映画好きと知った、映画をほとんど見ない会社の上司は「おお、レッドフォード(←ここ重要=fpdに向って)、最近は、何が映画で話題だ」(笑)というくらい ”一般にも”(爆)知られていたってことです。あれ、自慢のつもりではないです!(爆)。

 個人的ベスト5:
 ①「明日に向って撃て!
 ②「追憶」
 ③「コンドル」
 ④「大統領の陰謀
 ⑤「華麗なるギャッツビー」
 
フィルモグラフィー
シャーロットのおくりもの」 (2006) 声の出演
「二重誘拐 」(2004)
モーターサイクル・ダイアリーズ」 (2003) 製作総指揮
「ニューヨーク 最後の日々」 (2002) 製作総指揮
スパイ・ゲーム 」(2001)
ラスト・キャッスル」 (2001)
「バガー・ヴァンスの伝説」 (2000) 監督 /製作
「舞台よりすてきな生活」 (2000) 製作総指揮
「シビル・アクション 」(1999) 製作
「ノー・ルッキング・バック」 (1999) 製作総指揮
「モンタナの風に抱かれて」 (1998) 監督 /製作 /出演
「アンカーウーマン」 (1996)
クイズ・ショウ」 (1994) 監督 /製作
幸福の条件」 (1993) 出演
「スニーカーズ」 (1992) 出演
「リバー・ランズ・スルー・イット」 (1992) 監督 /製作総指揮
ハバナ」 (1990)
「ダルク家の三姉妹」 (1988) 製作総指揮
「ミラグロ/奇跡の地」 (1988) 監督 /製作
「プロミスト・ランド/青春の絆 」(1987) 製作総指揮
「夜霧のマンハッタン 」(1986)
愛と哀しみの果て」 (1985)
ナチュラル 」(1984)
「普通の人々」 (1980)
ブルベイカー」 (1980)
「出逢い」 (1979)
遠すぎた橋」 (1977)
大統領の陰謀」 (1976)
華麗なるヒコーキ野郎」 (1975)
「コンドル」 (1975)
華麗なるギャツビー」 (1974)
「スティング」 (1973)
「追憶」 (1973)
「大いなる勇者」 (1972)
「候補者ビル・マッケイ」 (1972)
「ホット・ロック」 (1971)
「お前と俺」 (1970)
明日に向って撃て!」 (1969)
「白銀のレーサー」 (1969)
「夕陽に向って走れ」 (1969)
「裸足で散歩 」(1967)
「逃亡地帯 」(1966)
「雨のニューオリンズ」 (1965)
「サンセット物語」 (1965)
「戦場はどこだ!」(1965)