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<span itemprop="headline">★「踊り字」とは・・・。</span>


自動車メーカーの「いすゞ自動車」などのような「」や、名前の「佐々木」の「」などは、それ自体は文字の体をなさない言葉を「踊り字」というらしい。

辞書の「三省堂大辞林」によると、「踊り字」とは・・・。
熟語の中で、同じ文字文字連続を繰り返して書く時に使う符号
「はゝ」「ます〱」や「堂々」「数〻」などの「ゝ(一の字点)」「〱(くの字点)」「々(同の字点)」「〻(二の字点)」の類。繰り返し符号反復符号重ね字送り字畳字重字重点。おどり。揺すり字
踊っているような下手な字

・・・とあった。

②は冗談かと思ったが(笑)、辞書にある。(そういえば、絵文字か、解読不可能のような、ミミズがのたくったような字を書く友人も何人かいたな。笑)。

同じ漢字を重ねるときに、2文字目以降の文字の代用として用いられる。
  • 時時 → 時々(ときどき)
  • 明明白白 → 明々白々(めいめいはくはく)
  • 赤裸裸 → 赤裸々(せきらら)
  • 代代木 → 代々木(よよぎ)
  • 複複複線 → 複々々線(ふくふくふくせん)
  • 小小小支川 → 小々々支川(しょうしょうしょうしせん)
「公演会々場」のように使われることもある。特に、結婚葬式に関しては、同じ漢字を直接繰り返すことは、再婚や不幸の繰り返しを連想させ縁起が悪いため、「結婚式々場」、「告別式々場」と表記することが多いようだ。

」の読み方だが、カタカナの「ノ」「マ」の組み合わせに似ていることから便宜上「ノマ点」ということもあるが、一般的には「」も同様で、読み方はないらしい。電話で説明するときが難しそうだ。「同じく」という符号(記号)と言うしかない。

パソコンが普及しているので、今はあまり使わないが、かつては手紙の縦書きでは見かけた「く」の字も同じく、という意味で使われていた。


2字以上の仮名、もしくは漢字と仮名を繰り返す場合。






  











  












繰り返し部分が連濁する場合は、濁点付きの「くの字点」。







  












3回の繰り返しの場合は「くの字点」を2回繰り返すが、4回繰り返す場合は2回目の繰り返しと4回目の繰り返しにのみ「くの字点」を用いる。

北島三郎の歌ではないが「トントントン」など(笑)。










  














手書きで書くことも少なくなったので、こんな書き方も、いつかは消滅するかもしれない。

ちなみに、台湾では、「ありがとう」は「謝謝(しぇしぇ)」だが日本統治時代のなごりか「謝々」と書くこともあったというが、公式の文書では用いないようだ。ただ、若者を中心に「〃」あるいは「2」が使われることもあるという。例えば「謝〃」「謝2」で、このような用例は日本においても見られる。




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